双子誕生日記念ゲームブック~HAPPY HAPPY BIRTHDAY!!~
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「ふう……」
穏やかな春の陽気に包まれたある日曜日。
私は大型ショッピングモールのメンズショップが並ぶフロアで、もう何度目かの溜め息をついた。
「うぅ……。どうしよう」
何軒もショップを見て回ったものの、ピンとくるものが見つからなくて、半ば途方に暮れていた。
ここ最近ずっと、彼への誕生日プレゼントに何をあげればいいのかと思い悩んでいて、とうとう誕生日前日の今日まで日が経ってしまった。
さすがに今日中には決めないとだよね。だけどそう意気込めば意気込むほど、『これ!』という納得出来るものにはますます巡り会えないでいる。
「はぁ……少し休憩しようっと」
無限のループに入り込んだ思考を落ち着かせるために、フロア中央にある吹き抜けへと足を進める。
日曜日ということもあって、一階フロアで何かのイベントが行われているようで、このフロアからもその様子を伺おうと覗き込んでいる人がちらほら見受けられる。
同じように私もそれをぼんやりと見ながら、頭の中を整理する。
本当に何をプレゼントしたらいいかな。ありきたりなものじゃ、つまんないし……。やっぱり彼の趣味に合わせたものの方がいいよね。
そんな事を考えながら、何の気なしに視線を吹き抜けの向こう側に移した時だった。
「あれ? あんなお店あったっけ?」
私が見つけたのは……
穏やかな春の陽気に包まれたある日曜日。
私は大型ショッピングモールのメンズショップが並ぶフロアで、もう何度目かの溜め息をついた。
「うぅ……。どうしよう」
何軒もショップを見て回ったものの、ピンとくるものが見つからなくて、半ば途方に暮れていた。
ここ最近ずっと、彼への誕生日プレゼントに何をあげればいいのかと思い悩んでいて、とうとう誕生日前日の今日まで日が経ってしまった。
さすがに今日中には決めないとだよね。だけどそう意気込めば意気込むほど、『これ!』という納得出来るものにはますます巡り会えないでいる。
「はぁ……少し休憩しようっと」
無限のループに入り込んだ思考を落ち着かせるために、フロア中央にある吹き抜けへと足を進める。
日曜日ということもあって、一階フロアで何かのイベントが行われているようで、このフロアからもその様子を伺おうと覗き込んでいる人がちらほら見受けられる。
同じように私もそれをぼんやりと見ながら、頭の中を整理する。
本当に何をプレゼントしたらいいかな。ありきたりなものじゃ、つまんないし……。やっぱり彼の趣味に合わせたものの方がいいよね。
そんな事を考えながら、何の気なしに視線を吹き抜けの向こう側に移した時だった。
「あれ? あんなお店あったっけ?」
私が見つけたのは……
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