SONGS 〜MASAKI〜
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僕は雷が嫌いだ。
子供の頃は、雷雨が来る度に布団に包(くる)まりながら耳を塞いでいた。
……さすがに今はそこまで怯える事はないけど。
大嫌いな雷と共に思い出すのは懐かしい記憶。
これは昔のはなし。母さんが生きていた頃の……僕の一番大切な思い出。
母さんも雷が嫌いだったから、嵐の日は2人して怯えていた。
雷に怯える僕を雅弥がバカにしてくるのは嫌だったけど、母さんと苦手なものが一緒なら悪くないと思った。
激しい雷雨に震えながらも、母さんを独り占め出来たのが嬉しかったのを覚えてる。
『雅季の雷嫌いはお母さんに似たのね。でも男の子なんだからあんまり怖がりじゃだめよ? いつか大切な人が出来た時は、雅季が守ってあげなくちゃね』
『たいせつな、ひと?』
『そう、雅季の一番大好きな人の事よ』
『だいすきなひと? じゃあぼく、おかあさんまもってあげる!』
まもってあげる、と口で言いながら実際は母さんにしがみついていたけれど。
あの頃は母さんより大切な人なんていなかったから。
だけど今――……。
自分の命を賭けてでも守りたい人がいる。
母さんが言ってた事も今なら理解できる。
本当は、僕と同じくらい雷が嫌いな癖に。
一生懸命震えながら僕を支えようとするヒロイン
守られるんじゃなくて
僕が守ってあげなくちゃ意味ないよね?
一番大切で、一生大事にしたい相手だから。
……母さん。
改めて紹介するよ。
彼女が僕の一番大切な人。
ヒロインが傍にいるとそれだけで、強くなれる。
だから安心してて。
ね?
いつかの夏に耳をすませば/GLAY
子供の頃は、雷雨が来る度に布団に包(くる)まりながら耳を塞いでいた。
……さすがに今はそこまで怯える事はないけど。
大嫌いな雷と共に思い出すのは懐かしい記憶。
これは昔のはなし。母さんが生きていた頃の……僕の一番大切な思い出。
母さんも雷が嫌いだったから、嵐の日は2人して怯えていた。
雷に怯える僕を雅弥がバカにしてくるのは嫌だったけど、母さんと苦手なものが一緒なら悪くないと思った。
激しい雷雨に震えながらも、母さんを独り占め出来たのが嬉しかったのを覚えてる。
『雅季の雷嫌いはお母さんに似たのね。でも男の子なんだからあんまり怖がりじゃだめよ? いつか大切な人が出来た時は、雅季が守ってあげなくちゃね』
『たいせつな、ひと?』
『そう、雅季の一番大好きな人の事よ』
『だいすきなひと? じゃあぼく、おかあさんまもってあげる!』
まもってあげる、と口で言いながら実際は母さんにしがみついていたけれど。
あの頃は母さんより大切な人なんていなかったから。
だけど今――……。
自分の命を賭けてでも守りたい人がいる。
母さんが言ってた事も今なら理解できる。
本当は、僕と同じくらい雷が嫌いな癖に。
一生懸命震えながら僕を支えようとするヒロイン
守られるんじゃなくて
僕が守ってあげなくちゃ意味ないよね?
一番大切で、一生大事にしたい相手だから。
……母さん。
改めて紹介するよ。
彼女が僕の一番大切な人。
ヒロインが傍にいるとそれだけで、強くなれる。
だから安心してて。
ね?
いつかの夏に耳をすませば/GLAY
