Moira

神話の終焉-Τελοs-


――そして
 (And then,)
或る男の手により~
 (The gates of Hades is opened by the hands of a man...)
...其れこそが...永き~
 (It is this, that sentence the end of the long long mythos...)
彼の無情な戦い 【死人戦争】の~
 (The sterile? and heartless battle, the very beginning of
         - Νεκρομαχια (ネクロマキア)- )



「Moiraよ……これが、貴柱ノ望ンダ世界ナノカ――!!」 



「黙したまま…何も語らぬ…神は…生きているのか…死んだのか…」 
「貴方、聞いて下さいな。遂に私のお腹に、私たちの愛の結晶が宿りましたわ!」

「Ohooooooo」
「お医者様のお話では、双子かもしれないのですって。」
「Ohooooooo,エイレーネ、愛しの我が妻よぉ!ハラショー!!ハラショーーーー!!!」
「貴方ったらぁ。」
「生まれてくる子供の名は、遠い昔にもう、決めてあるのですぞー!!」




老婆であるとも...~
 (So as an old woman...or as a little girl...
  like a poet does...Mythos tells a story...)
万物の母たる創造主
 (The creator, the mother of all life,)
運命の女神
 (Goddess of destiny...)



「Moira...」



未だその姿を見た者はいない……
 (No eye has ever gazed upon her...)
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イイイネ