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タイトル通りのツンデレあほ夢
_______
ぺたり。名前を呼ばれ振り返った途端貼られた謎の札と、上機嫌なガイアと、真っ青な顔をしている旅人さん。状況は大体察した。
これは一体何だろう? あんまり悪いものじゃないといいけど……「これなに?」「さあ? もう少し話せば分かるぜ」……教えてくれないみたい。
「じゃあガイアには聞かないからいい。これ__」
「おっと。じゃあな空」
「なっ、ちょっと何するの!」
「まあまあ、少し俺に付き合ってくれ」
手を引かれる、というよりは体を持ってかれるように運ばれてあっという間に旅人さんが見えなくなった。城門を目指しているみたいだ。
私だって暇じゃないんだけど。文句を言おうと口を開いて、しかし出てきた言葉は真逆の意味を持っていた。
「私を連れてってくれるの? __」
「__へ?」
なんでいま、なに? そんなこと言おうとしてない。咄嗟に口を抑えたところで覆水盆に返らず、ガイアがあっけに取られた顔で足を止めた。本当にどうかしてる。まるで一緒なのが嬉しいみたいな、そんなこと……思ってたのがどうして出てきたの?
「お前……」
「ち、ちがっなんで」
嘘嘘嘘、絶対に言いたくなかった人に言ってしまった。だってガイアっていつもどこか一線を引いているというか、まるで自分が居なくなっても全てが回るように生きているというか、とにかく恋愛事なんて受け入れてくれないに決まってるし__
「__お前、可愛いな」
「ひゃっ!? なになにこわい!」
急に腰を引き寄せられ勝手に口が動く。怯えすぎて何を言ってるか聞こえなかったけれど、なんとかガイアの拘束をくぐり抜け、建物の隙間に埋まるように縮こまって耳を塞いだ。
さっき"お前"って言われたのは聞こえた。"何を言ってるんだ?""そんな目で見てたのか?""悪いがお前の気持ちには……"??? きっとそうだ、だってあのガイアだもん、あのガイアが、今まで散々無愛想に接して来てしまったのに、ああもうわかんないわかんないこわい!
「まるで捨て猫だな」
「あああああ」
「おっと……、大丈夫か? なんか壊れて」
「あああああ! なんにも聞いてないから! やめて、言わないで、おねがい……」
聞かない聞かない聞かない。ずっと隠してきたのにこんな風にバレて失恋なんて耐えられない__ん? そういえば告白自体はしてなくない? ワンチャンいける?
一瞬耳から手を離すと、ガイアがピクリと眉を上げた。
「おっ、聞く気になったか?」
「……さっき私、なんて言った?」
「? 俺と一瞬に居たいんだろ?」
「~~ッ!!!」
「まあまあ、そんな世界の終わりみたいな顔するなよ……本当に終わりそうな顔だな?」
「ばっ、だって……~っばか!」
「お前が単純な罵倒しか言えなくなるなんて珍しいな。いいじゃないか、可愛くて」
「はっ、はぁあ……っ!?」
なんて言った? 可愛い? い、いみわかんない!
ぐちゃぐちゃになった頭を溶かすようにガイアの声がとろとろ染み込んでくる。いいから落ち着け、悪かったな、お姫様の心にズカズカ入り込んで、それにしても可愛いな、顔が真っ赤だぞ。ああ、ああ、ああ!
「~~っ、むり……」
「〇? 〇! ……照れすぎて失神するやつは初めて見たな……」
______
きっと自分じゃ剥がせない仕様
起きてから全部告白するまで剥がしてもらえなかったとか
_______
ぺたり。名前を呼ばれ振り返った途端貼られた謎の札と、上機嫌なガイアと、真っ青な顔をしている旅人さん。状況は大体察した。
これは一体何だろう? あんまり悪いものじゃないといいけど……「これなに?」「さあ? もう少し話せば分かるぜ」……教えてくれないみたい。
「じゃあガイアには聞かないからいい。これ__」
「おっと。じゃあな空」
「なっ、ちょっと何するの!」
「まあまあ、少し俺に付き合ってくれ」
手を引かれる、というよりは体を持ってかれるように運ばれてあっという間に旅人さんが見えなくなった。城門を目指しているみたいだ。
私だって暇じゃないんだけど。文句を言おうと口を開いて、しかし出てきた言葉は真逆の意味を持っていた。
「私を連れてってくれるの? __」
「__へ?」
なんでいま、なに? そんなこと言おうとしてない。咄嗟に口を抑えたところで覆水盆に返らず、ガイアがあっけに取られた顔で足を止めた。本当にどうかしてる。まるで一緒なのが嬉しいみたいな、そんなこと……思ってたのがどうして出てきたの?
「お前……」
「ち、ちがっなんで」
嘘嘘嘘、絶対に言いたくなかった人に言ってしまった。だってガイアっていつもどこか一線を引いているというか、まるで自分が居なくなっても全てが回るように生きているというか、とにかく恋愛事なんて受け入れてくれないに決まってるし__
「__お前、可愛いな」
「ひゃっ!? なになにこわい!」
急に腰を引き寄せられ勝手に口が動く。怯えすぎて何を言ってるか聞こえなかったけれど、なんとかガイアの拘束をくぐり抜け、建物の隙間に埋まるように縮こまって耳を塞いだ。
さっき"お前"って言われたのは聞こえた。"何を言ってるんだ?""そんな目で見てたのか?""悪いがお前の気持ちには……"??? きっとそうだ、だってあのガイアだもん、あのガイアが、今まで散々無愛想に接して来てしまったのに、ああもうわかんないわかんないこわい!
「まるで捨て猫だな」
「あああああ」
「おっと……、大丈夫か? なんか壊れて」
「あああああ! なんにも聞いてないから! やめて、言わないで、おねがい……」
聞かない聞かない聞かない。ずっと隠してきたのにこんな風にバレて失恋なんて耐えられない__ん? そういえば告白自体はしてなくない? ワンチャンいける?
一瞬耳から手を離すと、ガイアがピクリと眉を上げた。
「おっ、聞く気になったか?」
「……さっき私、なんて言った?」
「? 俺と一瞬に居たいんだろ?」
「~~ッ!!!」
「まあまあ、そんな世界の終わりみたいな顔するなよ……本当に終わりそうな顔だな?」
「ばっ、だって……~っばか!」
「お前が単純な罵倒しか言えなくなるなんて珍しいな。いいじゃないか、可愛くて」
「はっ、はぁあ……っ!?」
なんて言った? 可愛い? い、いみわかんない!
ぐちゃぐちゃになった頭を溶かすようにガイアの声がとろとろ染み込んでくる。いいから落ち着け、悪かったな、お姫様の心にズカズカ入り込んで、それにしても可愛いな、顔が真っ赤だぞ。ああ、ああ、ああ!
「~~っ、むり……」
「〇? 〇! ……照れすぎて失神するやつは初めて見たな……」
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きっと自分じゃ剥がせない仕様
起きてから全部告白するまで剥がしてもらえなかったとか