御堂 宰という男
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御堂 宰という男は、とにかく傲慢だった。
どんなところがと聞かれたら ネットで調べた方が早い。“傲慢な人間の特徴”とでも検索すればたくさん出てくるし、ほぼそれらに当てはまることだろう。しかし彼も最初から傲慢だったわけではない。小さい頃は普通の子供だった。子供ながらに努力してきた事を褒められて育ったなら、もう少しまともだったかもしれない。完璧主義の武道家である親の元で育てられたために勉強や運動、その他諸々、一般の人であれば褒められている結果を残せたとしても、御堂家では当然のことなのだ。
……とまぁ、こんな環境で育ってきたせいで 一般の人よりは優勝になったものの、テンプレのごとく彼の性格はねじ曲がってしまったわけだ。お察しの通り、彼の嫌いなものは自分より上に立つ存在や自分を否定してくる存在である。
時すでに遅しというところまで来てしまった彼を見て、さすがに両親もまずいと思ったらしい。このままでは将来、貰い手だって見つからない。性格を改善させるには 彼と真逆の性格をしている人間と過ごしてもらうしかない。それで少しはマシになるだろう。そんなこんなで親同士が面識があったこともあり、彼には勿体ないと思いながらも紹介されたのが超高校級である六路木みつばだった。
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