○○しないと出られない部屋
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ピコンッ
“60分以内にセッ○スしてください”
「たはー!」
「おいっ!わざとか貴様!!?」
「ちょっとちょっと!こんなの運なんだから狙えないって!」
「…なんてこった」
王馬の持つ運は一体何なんだ。さすが悪の総統…。命の危険が無くなったとはいえ、まさかまたこれが出てくるとは…。もしやそういう仕様か!!?
「オレ責任取るって言っちゃったしなぁ。それじゃあ六路木ちゃん。腹括ってやろうか!!」
「待て待て!簡単に決断するんじゃない!そんなことをするくらいなら死んだ方がマシだ!!」
「どう考えても死ぬよりマシでしょ!」
うぐっ!そ、それは…そうかもしれないけど。というか、そんなもの人によるだろう!!おいやめろ、目をキラキラさせながら近づくな!!
「い、いや…だってほら、そういうのは好きな人同士でないと…」
「六路木ちゃん…。今はそんなかわいいこと言ってる場合じゃないんだよ。書いてあったでしょ、オシオキだって!何されるかわかんないし、それこそずっとここから出られないかもしれないよ?オレはここで餓死するの嫌だからね!?」
でも…でも…!!!だいたい、何故こいつはこんなにも躊躇いがないんだ!!?男とはそういうものか!?駄目だ…私には出来ない!王馬とそんなことをしたら、何かが終わる気がする。
「わ、私は…王馬となら、ずっとここで一緒にいられる」
「…あれ?たぶん嬉しいセリフのはずなのに、この状況だとものすごい複雑なんだけど」
「む、無理だ…本当に無理…。私っ私は…そう、護衛官なんだ。だから王馬の貞操を護らなければ…!」
「やばい。六路木ちゃんが混乱してきた上に、カウントも始まった」
「と、とにかくもう少し部屋を探してみよう。見落としがあるかも…」
「カウント始まってるってのに呑気だな!!しょうがない…。六路木ちゃん、肩車!もう調べてないのは天井くらいだよ!」
「わ、わかった。肩車だな…。頼むぞ、王馬」
肩車をしても王馬の手が天井に届くか微妙なところだ。見た感じではやはり変わったところはなく、天井が一部外れてそこから抜け出せる…なんてこともない。本当に詰んだ。だってもう、どこにも出口がないということは…やるしかないのか?え…本当に?
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