デートのセリフに対する彼女の反応
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中庭
「外の空気を味わおうか」
「ずっと部屋に籠っているのも体に良くないからな。最原はどちらかというとインドア派だろうが、たまには外で気分転換するといい。でないと気が滅入るぞ」
「室内に戻ろうか」
「それならわざわざ外に出てこなくても良かったと思うが。…もしかして、体調が悪かったのか?だったら我慢しないで言ってくれ。無理をするんじゃない。私がついているから、今日は部屋で過ごそう。何かあれば遠慮なく声をかけてくれ」
「日向ぼっこをしようか」
「ふむ…。たまには運動せずにのんびり過ごすのも悪くない。無茶をしすぎるのもよくないからな。たまにはリラックスして気を休めなければ。護衛官として、常に体調は万全にだ」
「とりあえず踊ろうか」
「ふふ、構わないぞ。モダンダンスなら何種類かは踊れるが、ワルツがいいだろうか。探偵なら潜入捜査にも役に立ちそうだな。さぁ、どうぞ」
「(あれ、これって僕が女役なのか?)」
「いい景色だね」
「私もここからの景色は嫌いじゃない。…ただ何というか、自然の景色かと言われるとそうは見えないがな。さて、いつまでも立ち止まっているわけにはいかないな。何事も前向きに考えなければ。最原と一緒ならそれが出来る気がするよ」
「ここにもずいぶん慣れてきたな」
「まったく、慣れというのは恐ろしいものだな。あっという間に人の感覚を狂わせてしまう。早くみんなで無事に外に出られるといいな」
「早く外に出たいな」
「ああ、その通りだ。何としても皆で外に出なければな。…まぁ、正直言うと私は人が多くて騒がしい所は好きではないからな。そういう意味ではここは静かで落ち着くのだが…。それはそれだ。なに、心配するな。本気でここにいたいとは思っていないさ」
「ずっとここにいるのも悪くないかな」
「……お前、正気か?確かにここはある程度のものは整っているから、そう考えれば快適かもしれないが…。いわば監獄だぞ?私たちに人権がないも同然なんだ。本当にそれでいいのか?外でやりたいことや、会いたい人、お前を心配している人だっているだろう。私に出来ることは協力する。頼むから諦めるな」
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