本編(改)
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5.Your birthday(1)
夏休みに入った7月下旬──。
神保組の事務所へ顔を出した帰り道、誉は真夏の日差しを浴びながら渋谷の街を歩いていた。
アスファルトから立ち上る陽炎の向こう、スクランブル交差点には、今日も絶え間なく人の波が見える。
炎天下の中、よくもまぁこれだけの人が平然と歩いているものだ──。
誉は、東京という大都会の不思議に戸惑っていた。
「誉?」
茹だりそうな熱気の中、突然名を呼ばれた誉は慌てて振り向いた。
──そこに立っていたのは、数日前に会った黒龍の副総長 明司武臣だった。
「あ、明司さん。こんにちは」
軽く会釈する誉に、「おう」と短い返事が返ってくる。
その傍らには、他にも二人いて、
「あ。この子こないだ集会に来てた子だ」
「あー、コール鳴らして盛り上がってた時の」
ふわりとした髪の少年が思い出したように笑い、隣の強面の少年も頷く。
誉は一瞬で、あの時の記憶が蘇った。
「その節はどうも……大変お世話になりました……」
彼等も黒龍のメンバーだと察し、誉は背筋を正す。
二人は、特攻隊長の今牛若狭と親衛隊長の荒師慶三。真一郎を合わせたこの四人は、黒龍結成前からの付き合いなのだと言った。
しかし、この状況、傍目には“ヤンキーに囲まれる女子高生”である──。
きょろきょろと周囲を見渡す。変な目で見られていないか気が気でなかった。
「み、皆さん揃ってお買い物ですか?」
「あぁ。来月、真の誕生日だから、欲しがってたバイクのカスタムパーツ調達しに行くところ」
さらりと告げられた思わぬ話に、誉は目を見開いた。
「えっ……真一郎先輩、誕生日8月なんですか?」
「あぁ。8月1日」
つまり、三日後ということになる。
そこではじめて、誉は気づく。友人だと公言している割に、お互いの誕生日すら知らなかったことを──。
「その様子だと、知らなかったみたいだな」
明司の口元に、わずかに意地の悪い笑みが浮かんだ。
「……明司さん、顔が意地悪です」
むっと言い返す誉に、明司は口元を緩ませた。
「お前からも祝ってやれよ。あいつ喜ぶぞ」
──昼間、明司からそう言われた誉は、自室で一人唸っていた。
「んーっ。いっぱいお世話になってるから、なんかしたいけど……」
猶予は実質、明日と明後日しかない。明司たちのようにバイクの部品を贈るなんて、ハイレベルなことできるはずもない。
悩みに悩んだ末、徐ろにPHS を手に取った。
先日、黒龍の集会で真一郎の電話番号を登録したばかり。彼は、「もし、夜出歩くことがあったら呼べ」──そう言っていた。
最近、都会の女子高生の間では、PHSとポケットベル(通称ポケベル)の二台持ちが流行っているようだ。PHSからポケベルへメッセージを飛ばしてコミュニケーションを取ることが、一種のステータスとなっているとか──。こずえに言われ、誉もそうしている。
「直接欲しいもの、聞いちゃおうかな……」
一度、テスト通話をして以来、この端末で連絡を取ったことはなかった。突然電話をかけたら迷惑だろうか──。
ディスプレイを見つめて逡巡していた、その時。
PiPiPiPiPi!
「ぅえっ……!?」
突如鳴り響いた着信音に飛び上がる。慌ててディスプレイを見ると、そこには「シンイチロー」と表示されていた。どく、と心臓が跳ねる。
「──は、はいっ」
『悪い、遅い時間に。起きてた?』
慌てて応答すると、数日ぶりに聞く真一郎の声が聞こえてきた。いつもと変わらない様子にほっとする。
「はい、起きてましたっ。……何かご用、でしたか?」
そう訊ねると、少し照れたように彼が笑う。
『あぁ、いや。今日、武臣からおまえに会ったって聞いて。……でまぁ、元気してっかなーと思って』
取り立てて用事があるわけでもない。何でもないことだけど、こうやって連絡を取り合うのって、友達っぽい──。
そう思えば、なんだかむず痒くなる。
「わたしは元気です。明司さんたちとは、神保の事務所に寄った帰りに偶然会って」
『そっか。……なら良かった』
安心したような優しい声色に、不思議と安心感を覚える。
堪らず誉は、
「あの、先輩。三日後お誕生日なんですよね。わたしもお祝いしたいです……!」
この機を逃すまいと、思い切って問いかけた。
家族以外の誕生日を祝うのは初めてのこと。緊張した。彼はなんと答えるだろうか──。
誉は、ドキドキと逸る心臓を押さえる。
『え!?なんで誕生日知……あ、アイツらから聞いた?』
「はいっ」
『んー、……特別欲しいものもないし、気持ちだけで十分嬉しいけど』
やはり、バイクのパーツ以外では思いつかないようである。
真一郎らしい答えに、ふと思い立った誉は、
「それじゃあ、サプライズにします……!」
そう宣言して、8月1日、再び佐野家へ伺う約束を取り付けた。
──翌日。
誉は佐野家の門を叩いた。真一郎の不在を狙って、あるお願い事をするために。
庭では、セミたちが命の残り火を燃やすように鳴いていて、熱気を含んだ風が簾をゆらりと揺らしていく。
「すみません。突然お邪魔して」
「構わんよ」
万作はゆるやかに笑いながら、ガラスコップに注いだお茶を差し出した。コップに付いた水滴が、つぅっと指先を濡らす。
「誉。シンイチローはバイク走らせに行ってるぞ」
万次郎が兄の不在を告げる。誉は、彼の気遣いに微笑んだ。
「お願いがありまして……8月1日、昼間に台所をお借りできないでしょうか?」
「台所を……?」
「その日って、真兄の誕生日だよ?」
突飛な話に僅かな戸惑いを見せる万作の横で、エマがはっと声を上げた。
「真一郎さんの誕生日、わたしからもお祝いをしたくて。お料理を作らせていただきたいんです」
「ほぉ」
「えー!誉ちゃんのごはん食べれるのっ?」
「誉、ちゃんと食えるもん作れんの?」
ひとり歓喜、ひとり懐疑の眼差しを向けられる。
──このクソガキめっ。
誉はお家柄、口の悪さが脳裏でひょっこり顔を出す。
「ワシは構わんよ。好きに使いなさい」
「ありがとうございます……!」
色よい返事にほっと胸をなでおろし、誉は深く頭を下げた。
「それと、万次郎とエマちゃんにもお手伝いをお願いしたいな」
「うんっ!手伝うー!」
「えぇーめんどくせぇー」
万次郎からは、あまりノリ気でない返事を返された。
誉は、先日エマから、あだ名「マイキー」の由来を聞いたことを思い出す。優しい彼は、ああ言いながらも手伝ってくれるのだろう──。
そんな期待を抱きつつ、顔をほころばせた。
「──よしっ!じゃあ、お兄ちゃんの好物教えて?」
早速始まった打ち合わせ。
家族から情報を聞き出せれば、さくっと決まるだろう──そう期待をしていたのだが。
「ハンバーグ?」
「オムライス?」
「エビフライ?」
「たこさんウインナー?」
「……お子様ランチかな?」
二人は顔を見合わせながら、交互に疑問形で答えていく。──それは君たちの好物なのではなかろうか?
誉はつい、たこさんウインナーが真一郎の周りを踊っている画を想像してしまった。
「シンイチローの好物ってなんだ?」
「真兄はなんでもおいしいって食べてるからよくわかんない」
これは、想定外の事態である。
「あ。あいつコーラは好きだぞ」
コーラ──。誉があの日の情景を思い出す。確かに、二人でファミレスに行った時、コーラ頼んでいた。
「じゃあ……コーラに合う料理、とかかなぁ……」
浮かぶのはピザやハンバーガー。──確かに、パーティっぽくはある。他にはどうだろう──。
嘗て、これ程までにでコーラのことを考えたことなどあっただろうか。いや、ない。もう誉のお腹はシュワシュワパンパンだった。
「じゃあさ、ハンバーグにコーラぶっかけるってのはどう?面白そうじゃね?」
口角を上げたニヤリ顔の万次郎が、生み出してはいけないものを生み出そうとしていた。
「なにそれー!ぜったいおいしくなーい!」
エマの味覚は正常のようで、安堵した。
「さすがにハンバーグにコーラ入れたら地獄絵図で……」
そこで誉は、ふと思い出した。“コーラで豚の角煮が作れる”という話を。甘味を含む炭酸飲料水に、醤油を足すだけでおいしくなるのだとか。
熱を加えることでコーラの風味が飛ぶのだとしたら、意外といけるのかもしれない。
「万次郎、エマちゃん。やってみよう、ハンバーグにコーラ!」
「「……ぇえっ!?」」
驚く二人を前に、誉はひとり拳を握った。
──その日の晩。
『──よぉ。どうした?』
自宅に戻った誉は、明司へ電話をかけていた。誕生日当日、夕方まで真一郎を連れ出しておいてほしい──とお願いするために。
「お願いします!サプライズって言ってしまったので、直前まで秘密にしたくて……!」
『はは。お前も随分あいつに対して熱心だな』
茶化されて、誉の頬がほんのり熱くなる──。
だけどそれは、
「わたしも、黒龍の皆さんと同じですよ」
誉がそう言うと、明司は嬉しそうに『そうかよ』と返してきた。
夏休みに入った7月下旬──。
神保組の事務所へ顔を出した帰り道、誉は真夏の日差しを浴びながら渋谷の街を歩いていた。
アスファルトから立ち上る陽炎の向こう、スクランブル交差点には、今日も絶え間なく人の波が見える。
炎天下の中、よくもまぁこれだけの人が平然と歩いているものだ──。
誉は、東京という大都会の不思議に戸惑っていた。
「誉?」
茹だりそうな熱気の中、突然名を呼ばれた誉は慌てて振り向いた。
──そこに立っていたのは、数日前に会った黒龍の副総長 明司武臣だった。
「あ、明司さん。こんにちは」
軽く会釈する誉に、「おう」と短い返事が返ってくる。
その傍らには、他にも二人いて、
「あ。この子こないだ集会に来てた子だ」
「あー、コール鳴らして盛り上がってた時の」
ふわりとした髪の少年が思い出したように笑い、隣の強面の少年も頷く。
誉は一瞬で、あの時の記憶が蘇った。
「その節はどうも……大変お世話になりました……」
彼等も黒龍のメンバーだと察し、誉は背筋を正す。
二人は、特攻隊長の今牛若狭と親衛隊長の荒師慶三。真一郎を合わせたこの四人は、黒龍結成前からの付き合いなのだと言った。
しかし、この状況、傍目には“ヤンキーに囲まれる女子高生”である──。
きょろきょろと周囲を見渡す。変な目で見られていないか気が気でなかった。
「み、皆さん揃ってお買い物ですか?」
「あぁ。来月、真の誕生日だから、欲しがってたバイクのカスタムパーツ調達しに行くところ」
さらりと告げられた思わぬ話に、誉は目を見開いた。
「えっ……真一郎先輩、誕生日8月なんですか?」
「あぁ。8月1日」
つまり、三日後ということになる。
そこではじめて、誉は気づく。友人だと公言している割に、お互いの誕生日すら知らなかったことを──。
「その様子だと、知らなかったみたいだな」
明司の口元に、わずかに意地の悪い笑みが浮かんだ。
「……明司さん、顔が意地悪です」
むっと言い返す誉に、明司は口元を緩ませた。
「お前からも祝ってやれよ。あいつ喜ぶぞ」
──昼間、明司からそう言われた誉は、自室で一人唸っていた。
「んーっ。いっぱいお世話になってるから、なんかしたいけど……」
猶予は実質、明日と明後日しかない。明司たちのようにバイクの部品を贈るなんて、ハイレベルなことできるはずもない。
悩みに悩んだ末、徐ろに
先日、黒龍の集会で真一郎の電話番号を登録したばかり。彼は、「もし、夜出歩くことがあったら呼べ」──そう言っていた。
最近、都会の女子高生の間では、PHSとポケットベル(通称ポケベル)の二台持ちが流行っているようだ。PHSからポケベルへメッセージを飛ばしてコミュニケーションを取ることが、一種のステータスとなっているとか──。こずえに言われ、誉もそうしている。
「直接欲しいもの、聞いちゃおうかな……」
一度、テスト通話をして以来、この端末で連絡を取ったことはなかった。突然電話をかけたら迷惑だろうか──。
ディスプレイを見つめて逡巡していた、その時。
PiPiPiPiPi!
「ぅえっ……!?」
突如鳴り響いた着信音に飛び上がる。慌ててディスプレイを見ると、そこには「シンイチロー」と表示されていた。どく、と心臓が跳ねる。
「──は、はいっ」
『悪い、遅い時間に。起きてた?』
慌てて応答すると、数日ぶりに聞く真一郎の声が聞こえてきた。いつもと変わらない様子にほっとする。
「はい、起きてましたっ。……何かご用、でしたか?」
そう訊ねると、少し照れたように彼が笑う。
『あぁ、いや。今日、武臣からおまえに会ったって聞いて。……でまぁ、元気してっかなーと思って』
取り立てて用事があるわけでもない。何でもないことだけど、こうやって連絡を取り合うのって、友達っぽい──。
そう思えば、なんだかむず痒くなる。
「わたしは元気です。明司さんたちとは、神保の事務所に寄った帰りに偶然会って」
『そっか。……なら良かった』
安心したような優しい声色に、不思議と安心感を覚える。
堪らず誉は、
「あの、先輩。三日後お誕生日なんですよね。わたしもお祝いしたいです……!」
この機を逃すまいと、思い切って問いかけた。
家族以外の誕生日を祝うのは初めてのこと。緊張した。彼はなんと答えるだろうか──。
誉は、ドキドキと逸る心臓を押さえる。
『え!?なんで誕生日知……あ、アイツらから聞いた?』
「はいっ」
『んー、……特別欲しいものもないし、気持ちだけで十分嬉しいけど』
やはり、バイクのパーツ以外では思いつかないようである。
真一郎らしい答えに、ふと思い立った誉は、
「それじゃあ、サプライズにします……!」
そう宣言して、8月1日、再び佐野家へ伺う約束を取り付けた。
──翌日。
誉は佐野家の門を叩いた。真一郎の不在を狙って、あるお願い事をするために。
庭では、セミたちが命の残り火を燃やすように鳴いていて、熱気を含んだ風が簾をゆらりと揺らしていく。
「すみません。突然お邪魔して」
「構わんよ」
万作はゆるやかに笑いながら、ガラスコップに注いだお茶を差し出した。コップに付いた水滴が、つぅっと指先を濡らす。
「誉。シンイチローはバイク走らせに行ってるぞ」
万次郎が兄の不在を告げる。誉は、彼の気遣いに微笑んだ。
「お願いがありまして……8月1日、昼間に台所をお借りできないでしょうか?」
「台所を……?」
「その日って、真兄の誕生日だよ?」
突飛な話に僅かな戸惑いを見せる万作の横で、エマがはっと声を上げた。
「真一郎さんの誕生日、わたしからもお祝いをしたくて。お料理を作らせていただきたいんです」
「ほぉ」
「えー!誉ちゃんのごはん食べれるのっ?」
「誉、ちゃんと食えるもん作れんの?」
ひとり歓喜、ひとり懐疑の眼差しを向けられる。
──このクソガキめっ。
誉はお家柄、口の悪さが脳裏でひょっこり顔を出す。
「ワシは構わんよ。好きに使いなさい」
「ありがとうございます……!」
色よい返事にほっと胸をなでおろし、誉は深く頭を下げた。
「それと、万次郎とエマちゃんにもお手伝いをお願いしたいな」
「うんっ!手伝うー!」
「えぇーめんどくせぇー」
万次郎からは、あまりノリ気でない返事を返された。
誉は、先日エマから、あだ名「マイキー」の由来を聞いたことを思い出す。優しい彼は、ああ言いながらも手伝ってくれるのだろう──。
そんな期待を抱きつつ、顔をほころばせた。
「──よしっ!じゃあ、お兄ちゃんの好物教えて?」
早速始まった打ち合わせ。
家族から情報を聞き出せれば、さくっと決まるだろう──そう期待をしていたのだが。
「ハンバーグ?」
「オムライス?」
「エビフライ?」
「たこさんウインナー?」
「……お子様ランチかな?」
二人は顔を見合わせながら、交互に疑問形で答えていく。──それは君たちの好物なのではなかろうか?
誉はつい、たこさんウインナーが真一郎の周りを踊っている画を想像してしまった。
「シンイチローの好物ってなんだ?」
「真兄はなんでもおいしいって食べてるからよくわかんない」
これは、想定外の事態である。
「あ。あいつコーラは好きだぞ」
コーラ──。誉があの日の情景を思い出す。確かに、二人でファミレスに行った時、コーラ頼んでいた。
「じゃあ……コーラに合う料理、とかかなぁ……」
浮かぶのはピザやハンバーガー。──確かに、パーティっぽくはある。他にはどうだろう──。
嘗て、これ程までにでコーラのことを考えたことなどあっただろうか。いや、ない。もう誉のお腹はシュワシュワパンパンだった。
「じゃあさ、ハンバーグにコーラぶっかけるってのはどう?面白そうじゃね?」
口角を上げたニヤリ顔の万次郎が、生み出してはいけないものを生み出そうとしていた。
「なにそれー!ぜったいおいしくなーい!」
エマの味覚は正常のようで、安堵した。
「さすがにハンバーグにコーラ入れたら地獄絵図で……」
そこで誉は、ふと思い出した。“コーラで豚の角煮が作れる”という話を。甘味を含む炭酸飲料水に、醤油を足すだけでおいしくなるのだとか。
熱を加えることでコーラの風味が飛ぶのだとしたら、意外といけるのかもしれない。
「万次郎、エマちゃん。やってみよう、ハンバーグにコーラ!」
「「……ぇえっ!?」」
驚く二人を前に、誉はひとり拳を握った。
──その日の晩。
『──よぉ。どうした?』
自宅に戻った誉は、明司へ電話をかけていた。誕生日当日、夕方まで真一郎を連れ出しておいてほしい──とお願いするために。
「お願いします!サプライズって言ってしまったので、直前まで秘密にしたくて……!」
『はは。お前も随分あいつに対して熱心だな』
茶化されて、誉の頬がほんのり熱くなる──。
だけどそれは、
「わたしも、黒龍の皆さんと同じですよ」
誉がそう言うと、明司は嬉しそうに『そうかよ』と返してきた。
