🌙番外編🌙
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キリトリ月の猫☪︎*-short story- ⑦
「ギャァァァァァ!」
自室で〇〇と遊んでいた圭介は、ダイナミックな母の悲鳴に「またか」と呟きため息を漏らした。立ち上がるとふらり部屋を出ていく彼に、何が何だか分からない様子の〇〇もその後を着いていく。
「どこ?」
「そこ!シンクの下にいる〜っ!」
所謂、"G"の出現に慄く母。大概のことは怖いもの無しの彼女だが、その「招かれざる客」ばかりは視界にも入れたくないらしい。そんな訳で、処理係は専ら圭介の役目である。
「新聞、新聞っと」
「ちょっと!なにモタモタしてんの早くしなさいよ!」
すると、武器の調達をしている圭介の横をすり抜け、母が指さす方へとてくてく近寄る〇〇。何かを察知したかのように一点集中でシンク下の闇をじっと見つめている。
「いやぁぁぁあ!出てきた~っ!」
「っし!どこだ?」
手製の武器を片手に構えの体制をとった圭介。いざ敵本拠地へ目を向けると、からだを伏せしっぽをくねらせている〇〇がいてギョッとした。まさか食う気じゃないだろうな、と嫌な予感が頭を過ぎる。
「おい、〇〇早まんなよ!」
その時、まさに不快極まりないスピードで〇〇の足元まで迫った敵。既にロックオンしていた満月の双眼は警戒する様子など微塵も無く、伏せからおすわりし直したその背中は寧ろ頼もしい程にドンと構えている。
ペーン!
「「・・・」」
それはあまりにも一瞬の出来事で―――
〇〇が動いた。二人がそう思った時には既に勝負は決まったも同然だった。敵は進むことも退くことも出来ずにいて、体が180度ひっくり返りニッチもサッチもいかない様子。
「圭介!今いま!」
「っおあ!?」
やっと状況を飲み込んだ圭介がトドメを刺し、本日も場地家の勝利で幕を下ろしたのだった。
***
「母ちゃんが足消毒しろってさ」
〇〇の前足を丁寧に拭く圭介。その柔い小さなクリームパンが、先程見事なスイング軌道を描きアンパンチならぬクリームパンチをお見舞いしただなんて、何とも信じ難いことである。
「やるじゃん、〇〇」
「にぁ~ん♪」
これからは頼もしい相棒と共に殲滅だ―――毎度の面倒事も今後は幾分か楽しめそうで、〇〇の身体をまんべんなく撫でる圭介はつい口元が緩んでしまうのだった。
「ギャァァァァァ!」
自室で〇〇と遊んでいた圭介は、ダイナミックな母の悲鳴に「またか」と呟きため息を漏らした。立ち上がるとふらり部屋を出ていく彼に、何が何だか分からない様子の〇〇もその後を着いていく。
「どこ?」
「そこ!シンクの下にいる〜っ!」
所謂、"G"の出現に慄く母。大概のことは怖いもの無しの彼女だが、その「招かれざる客」ばかりは視界にも入れたくないらしい。そんな訳で、処理係は専ら圭介の役目である。
「新聞、新聞っと」
「ちょっと!なにモタモタしてんの早くしなさいよ!」
すると、武器の調達をしている圭介の横をすり抜け、母が指さす方へとてくてく近寄る〇〇。何かを察知したかのように一点集中でシンク下の闇をじっと見つめている。
「いやぁぁぁあ!出てきた~っ!」
「っし!どこだ?」
手製の武器を片手に構えの体制をとった圭介。いざ敵本拠地へ目を向けると、からだを伏せしっぽをくねらせている〇〇がいてギョッとした。まさか食う気じゃないだろうな、と嫌な予感が頭を過ぎる。
「おい、〇〇早まんなよ!」
その時、まさに不快極まりないスピードで〇〇の足元まで迫った敵。既にロックオンしていた満月の双眼は警戒する様子など微塵も無く、伏せからおすわりし直したその背中は寧ろ頼もしい程にドンと構えている。
ペーン!
「「・・・」」
それはあまりにも一瞬の出来事で―――
〇〇が動いた。二人がそう思った時には既に勝負は決まったも同然だった。敵は進むことも退くことも出来ずにいて、体が180度ひっくり返りニッチもサッチもいかない様子。
「圭介!今いま!」
「っおあ!?」
やっと状況を飲み込んだ圭介がトドメを刺し、本日も場地家の勝利で幕を下ろしたのだった。
***
「母ちゃんが足消毒しろってさ」
〇〇の前足を丁寧に拭く圭介。その柔い小さなクリームパンが、先程見事なスイング軌道を描きアンパンチならぬクリームパンチをお見舞いしただなんて、何とも信じ難いことである。
「やるじゃん、〇〇」
「にぁ~ん♪」
これからは頼もしい相棒と共に殲滅だ―――毎度の面倒事も今後は幾分か楽しめそうで、〇〇の身体をまんべんなく撫でる圭介はつい口元が緩んでしまうのだった。
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