🌙番外編🌙
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キリトリ月の猫☪︎*-short story- ⑥
とある日。いつも〇〇が携えている二つの満月は、厚い雲に覆われたようにその姿を隠していた。いや、いつもと様子が違うのはそれだけではない。その隠れた月と月の間には皺が寄っていて、頭頂部から尻尾の先までプルプルと震えている。
「に゙、に゙ぁぅ゙ん゙ん゙ん゙ん゙っ」
「ほれ、がんばれ〇〇」
傍で圭介が声をかけながら見守っていた。少し神妙な面持ちの彼は、砂トイレに座る〇〇を見つめている。
かれこれ3日、出ていない。フンが。
〇〇は、ただ今便秘に悩まされているのである。
「出ねぇかー」
「に゙ぁん゙っ」
飼い主としての所見では、少々食生活が偏っていたかもしれない。そんな自覚があった。今思えば、人間の姿だからといって色々と食べさせ過ぎていた、ような気もして。
「こうなったら」
「?」
〇〇を抱き上げた圭介は、何かを決意し自室へと向かった。胡座をかいた足の上に収められた〇〇は、腹を見せるように座らされている。
圭介は、腹を覆うふわりとした毛並みに当てがった手を、優しく"の"の字を描くように動かし始めた。
「ほーら出てこーい」
「にぁん?」
マッサージ。それでもって排出を促そうというわけだ。
〇〇は、顔を覗かせ暫くその様子を凝視していたが、あまりの心地良さに段々と瞼が降りてゆく。
無心でマッサージをしていた圭介が、脱力し大人しい〇〇の顔をふと見ると、まるでご利益でもありそうなにっこり顔が飛び込んできて、思わず窘める。
「おいコラ、寝るな〇〇」
「すぴーすぴょー」
安心する香りとぬくもりに包まれて、いつも以上に深い寝息をたてる〇〇。夢見心地で落ちていく様子を、幸せそうな寝顔につられて頬笑む彼が柔らかな瞳で見守っていた。
この後―――
圭介の施術の甲斐あって、〇〇は目が覚めると、目にも止まらぬスピードで砂トイレへと駆け込んでいったのだった。
とある日。いつも〇〇が携えている二つの満月は、厚い雲に覆われたようにその姿を隠していた。いや、いつもと様子が違うのはそれだけではない。その隠れた月と月の間には皺が寄っていて、頭頂部から尻尾の先までプルプルと震えている。
「に゙、に゙ぁぅ゙ん゙ん゙ん゙ん゙っ」
「ほれ、がんばれ〇〇」
傍で圭介が声をかけながら見守っていた。少し神妙な面持ちの彼は、砂トイレに座る〇〇を見つめている。
かれこれ3日、出ていない。フンが。
〇〇は、ただ今便秘に悩まされているのである。
「出ねぇかー」
「に゙ぁん゙っ」
飼い主としての所見では、少々食生活が偏っていたかもしれない。そんな自覚があった。今思えば、人間の姿だからといって色々と食べさせ過ぎていた、ような気もして。
「こうなったら」
「?」
〇〇を抱き上げた圭介は、何かを決意し自室へと向かった。胡座をかいた足の上に収められた〇〇は、腹を見せるように座らされている。
圭介は、腹を覆うふわりとした毛並みに当てがった手を、優しく"の"の字を描くように動かし始めた。
「ほーら出てこーい」
「にぁん?」
マッサージ。それでもって排出を促そうというわけだ。
〇〇は、顔を覗かせ暫くその様子を凝視していたが、あまりの心地良さに段々と瞼が降りてゆく。
無心でマッサージをしていた圭介が、脱力し大人しい〇〇の顔をふと見ると、まるでご利益でもありそうなにっこり顔が飛び込んできて、思わず窘める。
「おいコラ、寝るな〇〇」
「すぴーすぴょー」
安心する香りとぬくもりに包まれて、いつも以上に深い寝息をたてる〇〇。夢見心地で落ちていく様子を、幸せそうな寝顔につられて頬笑む彼が柔らかな瞳で見守っていた。
この後―――
圭介の施術の甲斐あって、〇〇は目が覚めると、目にも止まらぬスピードで砂トイレへと駆け込んでいったのだった。
