🌙番外編🌙
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キリトリ月の猫☪︎*-short story- ③
「きーくん、ネコちゃんだよー!」
「ほんとだネコだー!」
「にぁん?」
ここは、団地の近くにある公園。そよそよと心地よい風に吹かれ、木々から生える緑がそこらかしこで踊っている。
〇〇は、圭介が駐輪場前でバイクを洗車している間、暇を持て余しふらふらとここまでやってきた。時々、彼と散歩がてら出かける見慣れた場所。勝手知ったる様子でベンチに飛び乗ると、足を折りリラックスした体制で日向ぼっこをしていた。
暫くすると、〇〇の頭上に影がおちた。圭介が迎えに来たのかと期待の眼差しで顔を上げると、そこにいたのは小さな男の子と女の子。
動物慣れしているのか、子どもたちは躊躇うことなくよしよしと言いながら〇〇の頭や背中を撫で始めた。少し力加減の強い無遠慮な撫で方に、流石の〇〇も首をグラグラさせながらちょっと焦る。
すると、突如「ネコちゃんおててナイナイしてる!」という女の子の元気な掛け声を皮切りに、二人の大合唱が始まったのだった。
おーてーてーナイナイ♪
おててナイナイ♪
「・・・にぁ?」
いつまでもニコニコと楽しそうに歌う子どもたちを、〇〇は物珍しそうな視線でじっと見つめていた。暫くすると、小さなふたりにつられて「にゃ」と小声で控えめな合いの手を打っていたのだが。
「おーてーてーナイナイ♪」
「にゃん♪にゃあ♪」
「おててナイナイ♪」
「にゃぅにぁ♪」
仕舞いには一緒に歌い出していた。
すっかり子どもたちとノリノリで歌っていた〇〇だったが、不意に動作が止まった。ピクッと耳を向けた先、公園の出入口から圭介の足音がしたのだ。
どうしたのだろうと、幼い二人も〇〇の視線を追いかける。
「〇〇ー、洗車終わったから上がるぞー」
そう言われるや否や、〇〇がナイナイしていた足を出しスクっと立ち上がった。
飼い主が迎えに来たのだ。公園に入ってくる彼の姿を捉え、子どもたちも察しよく状況を理解すると、別れを惜しみ落胆の声をあげた。
「ネコちゃん、かえっちゃうの?」
「にゃ」
「もっといっしょにあそぼーよー」
その様子を眺めながら、圭介がベンチへと近づいていく。いい暇つぶしになったようだ、とどこか微笑ましい表情の彼の元へ、ベンチから飛び降りた〇〇が小走りに近づいていった。
「悪ぃな、また今度遊んでやって」
「やくそくだよ!」
「おにいちゃん、ネコちゃんとまたきてね!」
バイバーイ!と手を振る子どもたちに、「にゃん!」と答えた〇〇を抱き抱えると、圭介は公園を後にしたのだった。
寝る時間になり、準備を整えた圭介が布団を被ると、〇〇が素早くベットに潜り込んだ。もぞもぞと体勢を整えスポッと顔だけ覗かせる。
「今日、公園でチビたちと遊んで楽しかったか?」
圭介の問いに反応したかのように、スリっと彼の首元に擦り寄った〇〇は、そのまま顔の距離を縮めると、
ちゅ。
相変わらずなんの前触れもないキスと、もれなく付いてくる〇〇の変化した姿。今ではすっかり小さなため息で受け流せるほどになっていた圭介は、さてどんな話が聞けるのだろうか、とその耳を傾ける。
「おててナイナイうたった」
「お、・・・おててナイナイ?」
なんだソレは?と言わんばかりに眉間に寄る皺。ニコニコと嬉しそうな表情の〇〇が、両手を布団の中へしまうと、昼間公園で覚えた歌を歌いはじめた。
圭介は、公園のベンチに座る〇〇姿を思い出していた。所謂、香箱座りをした姿のことを歌っているらしい。確か、四肢を折りたたむその体勢は、リラックスしている状態だと本に書いてあったな。とふと思う。
「おててナイナ~イ♪」
「・・・〇〇、もう寝るぞ」
かわいいな。なんて思いながら聴いていた歌も、かれこれ10分程リピートされていて。流石に、いつまで歌ってんだよと思わず呆れ顔。そんな圭介の表情もお構い無しに、〇〇が歌を止める気配は無い。
「おーてーtむ"~っ!?」
強制停止。後頭部を押えられ逃げ場を失った〇〇は、塞ぐような若干強めの口付けから逃れる術も無く。
そのままスルスルとネコの姿に戻っていった。
「寝・ろ」
有無を言わさぬ圧を掛け、圭介は目を閉じた。
〇〇は、彼の寝入った姿を静かに見つめていたが、今日はたくさん歌って疲れたのだろう。つられるようにウトウトしだすと、圭介の胸元にすり寄りすんなり眠りについたのだった。
後日
「♪~おーてーてーナイナイ」
「・・・場地さん、なんスかその歌?」
「ハッ!///」
「きーくん、ネコちゃんだよー!」
「ほんとだネコだー!」
「にぁん?」
ここは、団地の近くにある公園。そよそよと心地よい風に吹かれ、木々から生える緑がそこらかしこで踊っている。
〇〇は、圭介が駐輪場前でバイクを洗車している間、暇を持て余しふらふらとここまでやってきた。時々、彼と散歩がてら出かける見慣れた場所。勝手知ったる様子でベンチに飛び乗ると、足を折りリラックスした体制で日向ぼっこをしていた。
暫くすると、〇〇の頭上に影がおちた。圭介が迎えに来たのかと期待の眼差しで顔を上げると、そこにいたのは小さな男の子と女の子。
動物慣れしているのか、子どもたちは躊躇うことなくよしよしと言いながら〇〇の頭や背中を撫で始めた。少し力加減の強い無遠慮な撫で方に、流石の〇〇も首をグラグラさせながらちょっと焦る。
すると、突如「ネコちゃんおててナイナイしてる!」という女の子の元気な掛け声を皮切りに、二人の大合唱が始まったのだった。
おーてーてーナイナイ♪
おててナイナイ♪
「・・・にぁ?」
いつまでもニコニコと楽しそうに歌う子どもたちを、〇〇は物珍しそうな視線でじっと見つめていた。暫くすると、小さなふたりにつられて「にゃ」と小声で控えめな合いの手を打っていたのだが。
「おーてーてーナイナイ♪」
「にゃん♪にゃあ♪」
「おててナイナイ♪」
「にゃぅにぁ♪」
仕舞いには一緒に歌い出していた。
すっかり子どもたちとノリノリで歌っていた〇〇だったが、不意に動作が止まった。ピクッと耳を向けた先、公園の出入口から圭介の足音がしたのだ。
どうしたのだろうと、幼い二人も〇〇の視線を追いかける。
「〇〇ー、洗車終わったから上がるぞー」
そう言われるや否や、〇〇がナイナイしていた足を出しスクっと立ち上がった。
飼い主が迎えに来たのだ。公園に入ってくる彼の姿を捉え、子どもたちも察しよく状況を理解すると、別れを惜しみ落胆の声をあげた。
「ネコちゃん、かえっちゃうの?」
「にゃ」
「もっといっしょにあそぼーよー」
その様子を眺めながら、圭介がベンチへと近づいていく。いい暇つぶしになったようだ、とどこか微笑ましい表情の彼の元へ、ベンチから飛び降りた〇〇が小走りに近づいていった。
「悪ぃな、また今度遊んでやって」
「やくそくだよ!」
「おにいちゃん、ネコちゃんとまたきてね!」
バイバーイ!と手を振る子どもたちに、「にゃん!」と答えた〇〇を抱き抱えると、圭介は公園を後にしたのだった。
寝る時間になり、準備を整えた圭介が布団を被ると、〇〇が素早くベットに潜り込んだ。もぞもぞと体勢を整えスポッと顔だけ覗かせる。
「今日、公園でチビたちと遊んで楽しかったか?」
圭介の問いに反応したかのように、スリっと彼の首元に擦り寄った〇〇は、そのまま顔の距離を縮めると、
ちゅ。
相変わらずなんの前触れもないキスと、もれなく付いてくる〇〇の変化した姿。今ではすっかり小さなため息で受け流せるほどになっていた圭介は、さてどんな話が聞けるのだろうか、とその耳を傾ける。
「おててナイナイうたった」
「お、・・・おててナイナイ?」
なんだソレは?と言わんばかりに眉間に寄る皺。ニコニコと嬉しそうな表情の〇〇が、両手を布団の中へしまうと、昼間公園で覚えた歌を歌いはじめた。
圭介は、公園のベンチに座る〇〇姿を思い出していた。所謂、香箱座りをした姿のことを歌っているらしい。確か、四肢を折りたたむその体勢は、リラックスしている状態だと本に書いてあったな。とふと思う。
「おててナイナ~イ♪」
「・・・〇〇、もう寝るぞ」
かわいいな。なんて思いながら聴いていた歌も、かれこれ10分程リピートされていて。流石に、いつまで歌ってんだよと思わず呆れ顔。そんな圭介の表情もお構い無しに、〇〇が歌を止める気配は無い。
「おーてーtむ"~っ!?」
強制停止。後頭部を押えられ逃げ場を失った〇〇は、塞ぐような若干強めの口付けから逃れる術も無く。
そのままスルスルとネコの姿に戻っていった。
「寝・ろ」
有無を言わさぬ圧を掛け、圭介は目を閉じた。
〇〇は、彼の寝入った姿を静かに見つめていたが、今日はたくさん歌って疲れたのだろう。つられるようにウトウトしだすと、圭介の胸元にすり寄りすんなり眠りについたのだった。
後日
「♪~おーてーてーナイナイ」
「・・・場地さん、なんスかその歌?」
「ハッ!///」
