🌙番外編🌙
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キリトリ月の猫☪︎*-short story- ②
床に座り漫画を読んでいた圭介は、ふと顔を上げ立ち上がった。冷蔵庫へジュースを取りに行く為、その1歩を踏み出そうとするも、思わずその場に留まる。
くんっと腰あたりを引っ張られる感覚。その違和感の原因を目視すると。
「にぁぁぁあんっ」
「ばっ、か何やってんだよ!」
〇〇が、圭介のシャツにしがみついていた。というより、どうも裾の解れに足の爪をひっかけてしまったようだった。ネコの「助けて~」と鳴いた一声とほぼ同時に、ビリリッと言う不吉な音が響き渡る。
「あ"――っ!!?」
案の定、〇〇の重みで負荷が掛かった解れは何倍にも広がった。圭介は慌ててしゃがみ、引っかかっている爪を外してやる。裾はまさにビリビリ。てろーんと糸がだらしなく垂れていた。
「気に入ってるやつなのに、なんつーことしてんだよ〇〇!」
「にぁ~ん・・・」
行儀よくお座りした〇〇が「ごめんなさーい」と項垂れつつ、しゅんとした顔で圭介を見上げた。その上目遣いに思わず「うっ」と次の言葉に詰まった圭介は、まるで自分の方がいけない事をしてる気分になる。
仕方なく溜息をついた彼は、ふと勉強机の上に置いていた雑誌に目が止まった。毎月購読しているバイク誌だ。そこで思い出す。掲載されていた特集記事の事を。
「そーだ!」
何やら閃いた圭介は、再び床に座り破れた服を脱ぎ出すと、〇〇を抱き上げ胡座の上に乗せた。
「にゃ?」
圭介は、〇〇の肉球を摘み爪を押し出すと、脱いだ服に宛てがった。それをあろうことか下へ横へと滑らせる。お気に入りのボーダー柄のシャツは、もう何十回着用したか分からないくらいに所々くたびれていた。小さな解れからビリビリと破れていく。
「にぁん!?」
「ははっ、おまえの爪イイ感じ」
〇〇は、ハラハラと自分の足元を見つめていた。先程怒られたばかりだというのに、なぜ主は再び服を破こうとしているのか。
そうこうしているうちに、〇〇の足から手を離した圭介は、両手に持って広げたボーダー柄を満足そうに見つめる。
「へへ、イカしてんじゃん」
バイクに寄りかかりながらポーズを決めていた男は、ダメージ加工のシャツを着用していた。そのオシャレ上級者な姿は、なかなかの印象を残す1ページだったのだ。圭介も例外になく。
まさに、ネコの手を借りて生まれ変わったお気に入りの一着。どーだ、と言わんばかりに上機嫌で着直した圭介は、その様子を嬉しそうに見つめる〇〇を抱き上げると、労うように優しく撫でてやったのだった。
床に座り漫画を読んでいた圭介は、ふと顔を上げ立ち上がった。冷蔵庫へジュースを取りに行く為、その1歩を踏み出そうとするも、思わずその場に留まる。
くんっと腰あたりを引っ張られる感覚。その違和感の原因を目視すると。
「にぁぁぁあんっ」
「ばっ、か何やってんだよ!」
〇〇が、圭介のシャツにしがみついていた。というより、どうも裾の解れに足の爪をひっかけてしまったようだった。ネコの「助けて~」と鳴いた一声とほぼ同時に、ビリリッと言う不吉な音が響き渡る。
「あ"――っ!!?」
案の定、〇〇の重みで負荷が掛かった解れは何倍にも広がった。圭介は慌ててしゃがみ、引っかかっている爪を外してやる。裾はまさにビリビリ。てろーんと糸がだらしなく垂れていた。
「気に入ってるやつなのに、なんつーことしてんだよ〇〇!」
「にぁ~ん・・・」
行儀よくお座りした〇〇が「ごめんなさーい」と項垂れつつ、しゅんとした顔で圭介を見上げた。その上目遣いに思わず「うっ」と次の言葉に詰まった圭介は、まるで自分の方がいけない事をしてる気分になる。
仕方なく溜息をついた彼は、ふと勉強机の上に置いていた雑誌に目が止まった。毎月購読しているバイク誌だ。そこで思い出す。掲載されていた特集記事の事を。
「そーだ!」
何やら閃いた圭介は、再び床に座り破れた服を脱ぎ出すと、〇〇を抱き上げ胡座の上に乗せた。
「にゃ?」
圭介は、〇〇の肉球を摘み爪を押し出すと、脱いだ服に宛てがった。それをあろうことか下へ横へと滑らせる。お気に入りのボーダー柄のシャツは、もう何十回着用したか分からないくらいに所々くたびれていた。小さな解れからビリビリと破れていく。
「にぁん!?」
「ははっ、おまえの爪イイ感じ」
〇〇は、ハラハラと自分の足元を見つめていた。先程怒られたばかりだというのに、なぜ主は再び服を破こうとしているのか。
そうこうしているうちに、〇〇の足から手を離した圭介は、両手に持って広げたボーダー柄を満足そうに見つめる。
「へへ、イカしてんじゃん」
バイクに寄りかかりながらポーズを決めていた男は、ダメージ加工のシャツを着用していた。そのオシャレ上級者な姿は、なかなかの印象を残す1ページだったのだ。圭介も例外になく。
まさに、ネコの手を借りて生まれ変わったお気に入りの一着。どーだ、と言わんばかりに上機嫌で着直した圭介は、その様子を嬉しそうに見つめる〇〇を抱き上げると、労うように優しく撫でてやったのだった。
