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番外編
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Extra editio10. Lovely scent
真一郎のお部屋(偽造注意)でちょっとだけイチャコラするおはなし
「あ、思ってたよりもきれい」
「あったり前だろ!念入りに掃除したわ」
本日8月1日は、真一郎の誕生日。〇〇は、今年も料理を振る舞うべく佐野家にやって来ていた。
調理開始までの時間は、彼の自室で過ごすことになり現在に至る。チラリと覗いたことはあったものの、なんだかんだと部屋へ入るのは、この日が初めてのことだった。
お茶を取りに自室を後にした真一郎を見送り、改めて部屋の中を見渡す。ふと、友人こずえが「エロ本は、絶対ベッドの下だよ!」なんて言っていたことを思い出し、思わず笑いが漏れる。見つけたところで変にモヤモヤするだけなので、わざわざ探す気はない。
そんなことを考えながら、ふとある一点に目が止まった。それは、漆黒の闇夜が如くその身を包む、この世にひとつしか存在しない彼を象徴するもの。
「今も飾ってるんだ」
引退した暴走族、初代黒龍の総長特攻服である。
〇〇は、壁に掛けてあるそれをまじまじと観察した。真一郎が着ている時は気にも止めなかったが、思いのほか面積を占める文字の多さに圧倒される。背中、両袖、そして腰から裾にかけて綴られた詩。それを、じっくり目で追ってみる。
「これ、こずえちゃんが見たらうっとりしそう」
"喰い尽くし"だの"暴走龍"だの、少々物騒な言葉がいかにも、な感じで苦笑するしかないが、〇〇が興味を惹かれたのはそこでは無かった。特攻服の裾を手に取ると、指でその刺繍をなぞってみる。素人が見ても明らかな、その質の良い生地と丁寧な仕事につい見とれてしまう。この一張羅を作るのに一体いくらかかったのだろうか・・・なんて無粋なことを考えてしまった。
「おまた~・・・ん?」
両手にお盆を抱え器用に足で襖を開けた真一郎が、部屋の中で佇む〇〇を捉えた。部屋の奥の壁に掛けてある特攻服に手を伸ばしている姿に、不思議そうな視線を送る。
「あ、ゴメンなさい勝手に触って」
「それは別に構わねーけど」
そう言って、襖を閉め小さなローテーブルにお盆を置いた真一郎は、〇〇の元へ歩み寄った。自身も、彼女が手に持つそれに視線を向けると、ピーンときた顔でこう言った。
「着てみる?」
「っええ!?」
何の前振りもなく告げられ、〇〇は慌ててブンブンと首を左右に振った。まさか、「はい着てみたいです」なんて気軽に言えるわけも無く。
「え。着てみたいから触ってたんじゃないの?」
「ち、違いますっ。刺繍が気になって
つい・・・」
「ああ。この詩カッケーだろー?」
「んー、かっけぇかはよく分かりませんが、刺繍は綺麗で素敵だなって思います」
思わずガクッとズッコケた真一郎に、「ゴメンなさい、悪気はなくて」と慌てて〇〇が釈明する。しかし、何かブツブツ唱えながらしょぼんと肩を落とす姿に、堪らず話題を変えよう、と〇〇が慌てて口を開いた。
「あああの。これだけ刺繍入れてたら、やっぱ重たいですか?その、肩凝ったりしないのかなーって」
「え?ん~、そんなの気にした事ねーけど。てか、着たら分かるだろ」
断る隙を与えぬかのように素早くハンガーから下ろされ、ボタンを外し広げたそれを、ずいっと差し出された。
目の前の展開に動揺しつつも、興味が無い訳では無い。そんな本音を無視し切れずに、〇〇は観念し素直に頷いた。
「じゃあ、あの、失礼して・・・」
真一郎に背を向け、遂に特攻服に袖を通した。持ち主に着させてもらうとは、贅沢な。なんてちょっとした優越感を抱く。
「あ、見た目ほど重くないんですね。やっぱり裾長いから地面スレスレだ」
へへ、と照れ顔の〇〇が、ずり落ちないよう胸元を押さえクルクルと回る。
「どうですか?真一郎先輩」
何やら彼の様子がおかしい。〇〇が、感想を伺うべく問いかけるも、片手で目元を覆い小刻みに震え、なかなか答える素振りを見せないのだ。
「いっいかん・・・!」
「あの、先輩?どうs」
「〇〇っ、オレが暴走龍にならねぇうちに早く特服脱いでくれぇーっ!」
「あ、えっ、は、はい・・・???」
訳が分からないまま、残念そうな顔をしつつ特攻服を脱いだ〇〇の姿を確認すると、「ッブねぇ」と真一郎から安堵のため息が洩れた。猫コスプレとはまた違う危うさに、思わず手が出そうになった、なんて言えるはずもなく。
「そのまま食っちまった、なんてシャレにならん・・・」
「へ?」
「いいいいやコッチの話」
動揺を悟られぬよう、何とかその場をやり過ごした真一郎は、早いとこ回収してしまおうと〇〇から特攻服を受け取ろうとした。
しかし、目の前の彼女はそれを両手で抱え込んだまま離そうとしない。心做しか困った表情も妙だった。
「どした?」
「や、その・・・こ、これ、イイ匂いがする、ので///」
ピッシャーン。と真一郎の頭の中で稲妻が走った。
これほど男心を擽り、かつ聞き捨てならないセリフがあっただろうか。着古した特攻服に染み付いているであろう「イイ匂い」とは、十中八九そういうことな訳で。
色んな感情が綯い交ぜになりながら、元総長が少し照れくさそうに物申す。
「〇〇ちゃん?」
「は、はいっ///」
「ホンモノが目の前にいんだけど」
「おいで」と言わんばかりに両手を広げた真一郎に、さらに真っ赤に染まった〇〇の顔。濁したつもりだったのも、あっさりバレてしまった。
そっと特攻服をベットの上に置き、すすす、と遠慮がちに真一郎の元へ歩み寄った〇〇は、彼の腕の中に収まった。ゆっくり優しく、だけど程よい力加減で抱き寄せられ彼を全身で感じる。この時間が、何よりも一番の贅沢かもしれない、と〇〇は至福で満たされた。
「くたびれた服より余っ程いいだろ?」
「はい」
返事を返すと、前髪の生え際に落とされた柔らかい感触。それを合図に、〇〇が顔を上げると熱の帯びた瞳と視線が交わった。それだけで通じ合う、前よりも一層深まった関係を自覚し、お互いなんとも言えない心持ちになる。そして、さらに近づく距離に、ゆっくり瞼を閉じていく―――
「・・・ちょっとマイキーッ、開けすぎだってばっ」
「だってイイトコなのに、よく見えねーんだって」
扉の向こう側が騒がしい。思わず下ろした瞼をパチッと開いた二人は、再びアイコンタクトを交わす。どうやら、小さなお客さんがいらっしゃったようですよ、と。
「お~ま~え~ら~~~っ!」
「「バレた!」」
ダダダ、と忙しない足音を追いかけ、あっという間に行ってしまった真一郎。
その背中を見送り、微笑ましくも寂しさを抱いた〇〇は、ふう、とひとつため息をつく。そして、総長特攻服をハンガーにかけ直し、下ごしらえに取りかかるべくキッチンへと向かっていった。
ーーー卍おまけ卍ーーー
真一郎「〇〇!さっきの続きをば!」
〇〇「は、え、ちょ、待って包丁危ないですから!」
真一郎「・・・」
〇〇「・・・?」
真一郎「そのエプロン、エロいn゙(ボゴォッ)
〇〇「お夕飯まで大人しくしててくださいっ///」
真一郎のお部屋(偽造注意)でちょっとだけイチャコラするおはなし
「あ、思ってたよりもきれい」
「あったり前だろ!念入りに掃除したわ」
本日8月1日は、真一郎の誕生日。〇〇は、今年も料理を振る舞うべく佐野家にやって来ていた。
調理開始までの時間は、彼の自室で過ごすことになり現在に至る。チラリと覗いたことはあったものの、なんだかんだと部屋へ入るのは、この日が初めてのことだった。
お茶を取りに自室を後にした真一郎を見送り、改めて部屋の中を見渡す。ふと、友人こずえが「エロ本は、絶対ベッドの下だよ!」なんて言っていたことを思い出し、思わず笑いが漏れる。見つけたところで変にモヤモヤするだけなので、わざわざ探す気はない。
そんなことを考えながら、ふとある一点に目が止まった。それは、漆黒の闇夜が如くその身を包む、この世にひとつしか存在しない彼を象徴するもの。
「今も飾ってるんだ」
引退した暴走族、初代黒龍の総長特攻服である。
〇〇は、壁に掛けてあるそれをまじまじと観察した。真一郎が着ている時は気にも止めなかったが、思いのほか面積を占める文字の多さに圧倒される。背中、両袖、そして腰から裾にかけて綴られた詩。それを、じっくり目で追ってみる。
「これ、こずえちゃんが見たらうっとりしそう」
"喰い尽くし"だの"暴走龍"だの、少々物騒な言葉がいかにも、な感じで苦笑するしかないが、〇〇が興味を惹かれたのはそこでは無かった。特攻服の裾を手に取ると、指でその刺繍をなぞってみる。素人が見ても明らかな、その質の良い生地と丁寧な仕事につい見とれてしまう。この一張羅を作るのに一体いくらかかったのだろうか・・・なんて無粋なことを考えてしまった。
「おまた~・・・ん?」
両手にお盆を抱え器用に足で襖を開けた真一郎が、部屋の中で佇む〇〇を捉えた。部屋の奥の壁に掛けてある特攻服に手を伸ばしている姿に、不思議そうな視線を送る。
「あ、ゴメンなさい勝手に触って」
「それは別に構わねーけど」
そう言って、襖を閉め小さなローテーブルにお盆を置いた真一郎は、〇〇の元へ歩み寄った。自身も、彼女が手に持つそれに視線を向けると、ピーンときた顔でこう言った。
「着てみる?」
「っええ!?」
何の前振りもなく告げられ、〇〇は慌ててブンブンと首を左右に振った。まさか、「はい着てみたいです」なんて気軽に言えるわけも無く。
「え。着てみたいから触ってたんじゃないの?」
「ち、違いますっ。刺繍が気になって
つい・・・」
「ああ。この詩カッケーだろー?」
「んー、かっけぇかはよく分かりませんが、刺繍は綺麗で素敵だなって思います」
思わずガクッとズッコケた真一郎に、「ゴメンなさい、悪気はなくて」と慌てて〇〇が釈明する。しかし、何かブツブツ唱えながらしょぼんと肩を落とす姿に、堪らず話題を変えよう、と〇〇が慌てて口を開いた。
「あああの。これだけ刺繍入れてたら、やっぱ重たいですか?その、肩凝ったりしないのかなーって」
「え?ん~、そんなの気にした事ねーけど。てか、着たら分かるだろ」
断る隙を与えぬかのように素早くハンガーから下ろされ、ボタンを外し広げたそれを、ずいっと差し出された。
目の前の展開に動揺しつつも、興味が無い訳では無い。そんな本音を無視し切れずに、〇〇は観念し素直に頷いた。
「じゃあ、あの、失礼して・・・」
真一郎に背を向け、遂に特攻服に袖を通した。持ち主に着させてもらうとは、贅沢な。なんてちょっとした優越感を抱く。
「あ、見た目ほど重くないんですね。やっぱり裾長いから地面スレスレだ」
へへ、と照れ顔の〇〇が、ずり落ちないよう胸元を押さえクルクルと回る。
「どうですか?真一郎先輩」
何やら彼の様子がおかしい。〇〇が、感想を伺うべく問いかけるも、片手で目元を覆い小刻みに震え、なかなか答える素振りを見せないのだ。
「いっいかん・・・!」
「あの、先輩?どうs」
「〇〇っ、オレが暴走龍にならねぇうちに早く特服脱いでくれぇーっ!」
「あ、えっ、は、はい・・・???」
訳が分からないまま、残念そうな顔をしつつ特攻服を脱いだ〇〇の姿を確認すると、「ッブねぇ」と真一郎から安堵のため息が洩れた。猫コスプレとはまた違う危うさに、思わず手が出そうになった、なんて言えるはずもなく。
「そのまま食っちまった、なんてシャレにならん・・・」
「へ?」
「いいいいやコッチの話」
動揺を悟られぬよう、何とかその場をやり過ごした真一郎は、早いとこ回収してしまおうと〇〇から特攻服を受け取ろうとした。
しかし、目の前の彼女はそれを両手で抱え込んだまま離そうとしない。心做しか困った表情も妙だった。
「どした?」
「や、その・・・こ、これ、イイ匂いがする、ので///」
ピッシャーン。と真一郎の頭の中で稲妻が走った。
これほど男心を擽り、かつ聞き捨てならないセリフがあっただろうか。着古した特攻服に染み付いているであろう「イイ匂い」とは、十中八九そういうことな訳で。
色んな感情が綯い交ぜになりながら、元総長が少し照れくさそうに物申す。
「〇〇ちゃん?」
「は、はいっ///」
「ホンモノが目の前にいんだけど」
「おいで」と言わんばかりに両手を広げた真一郎に、さらに真っ赤に染まった〇〇の顔。濁したつもりだったのも、あっさりバレてしまった。
そっと特攻服をベットの上に置き、すすす、と遠慮がちに真一郎の元へ歩み寄った〇〇は、彼の腕の中に収まった。ゆっくり優しく、だけど程よい力加減で抱き寄せられ彼を全身で感じる。この時間が、何よりも一番の贅沢かもしれない、と〇〇は至福で満たされた。
「くたびれた服より余っ程いいだろ?」
「はい」
返事を返すと、前髪の生え際に落とされた柔らかい感触。それを合図に、〇〇が顔を上げると熱の帯びた瞳と視線が交わった。それだけで通じ合う、前よりも一層深まった関係を自覚し、お互いなんとも言えない心持ちになる。そして、さらに近づく距離に、ゆっくり瞼を閉じていく―――
「・・・ちょっとマイキーッ、開けすぎだってばっ」
「だってイイトコなのに、よく見えねーんだって」
扉の向こう側が騒がしい。思わず下ろした瞼をパチッと開いた二人は、再びアイコンタクトを交わす。どうやら、小さなお客さんがいらっしゃったようですよ、と。
「お~ま~え~ら~~~っ!」
「「バレた!」」
ダダダ、と忙しない足音を追いかけ、あっという間に行ってしまった真一郎。
その背中を見送り、微笑ましくも寂しさを抱いた〇〇は、ふう、とひとつため息をつく。そして、総長特攻服をハンガーにかけ直し、下ごしらえに取りかかるべくキッチンへと向かっていった。
ーーー卍おまけ卍ーーー
真一郎「〇〇!さっきの続きをば!」
〇〇「は、え、ちょ、待って包丁危ないですから!」
真一郎「・・・」
〇〇「・・・?」
真一郎「そのエプロン、エロいn゙(ボゴォッ)
〇〇「お夕飯まで大人しくしててくださいっ///」
