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本編(完結)
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(先輩が、あの人と同じこと言ってた・・・)
〇〇は、先ほどのことを考えていた。
気づいたら、驚いた顔をした真一郎が目の前にいて、近寄ってきた圭介の姿を捉えたところで自分が意識を飛ばしていたことに気がついた。
(ダメだ、やっぱり考えるのやめよう。)
またおかしくなりそうで、〇〇は掃除で雑念を払うことにした。
周囲を見渡せば、とてもよく手入れされている道場で、普段皆が大事に使っているのがよく分かった。
〇〇は、一度実家の近所にある合気道の道場に連れて行ってもらったことを思い出した。そこも同じように綺麗に管理されていて、居心地のいいところだった。
「あー腰痛ぇ~」
床を拭きながらボヤく真一郎をみて、〇〇は苦笑した。
「先輩、鍛錬が足りませんよ。」
(稽古つけてもらえばいいのに。この人意外と辛抱強くないんだな。)
〇〇は最近、佐野真一郎という男の分析が趣味と化しつつあった。
「「「終わった~~~!」」」
「今日は真一郎君たちがいたから早かったな!」
みんなで手分けしていた床の吹き上げが終わった。人手が増えて早く済んだようだ。
ふと〇〇が横を見ると、真一郎がぐったりと床に座っていた。すぐ立ち上がる気はなさそうだ。仕方の無い人だな。とひとつため息をついた〇〇が、立ち上がり手を差し出した。
「はい、先輩。」
真一郎は、一瞬驚いた顔をした後、少し笑って〇〇の手を取り立ち上がった。
だが、手を握ったまま神妙な面持ちで離そうとしない。〇〇は、彼の顔を覗きこみながら訊ねた。
「どうかしました?」
「なぁ。こないだやってたあれ、教えて。」
(あれ?もしかして、先日屋上で3年生を撃退した時のことだろうか。)
稽古には出たがらないのに、ほんと面白い人だな。と〇〇は呆れを含んだ微笑を浮かべた。
「空手の稽古には参加しないくせに。」
「るせ。いいからほら。」
これをきっかけに、もしかしたら鍛えようかとやる気を出すかもしれない。密かにそんな期待を抱きつつ、〇〇はすぐ出来そうなものをレクチャーすることにした。
「じゃあ、いっぺんやってみるので、わたしの手首を思いっきり掴んでください。」
あ、受け身ちゃんととってくださいね。〇〇がそう言って片手を差し出した。真一郎が手首をつかんだその瞬間、〇〇がその腕を解き、彼の手首を掴むと逆の手で彼の手の甲を内側へ向かってグッと押えた。
「いっ!?」
思わず痛みから逃げようと態勢を崩した勢いそのままに、逃げられないよう〇〇に腕を抱え込まれた真一郎は、気づいた時には仰向けに倒れていた。
ダンッ!っという音が、技が綺麗に決まったことを告げる。
先ほどまで、子どもたちの声でにぎわっていた道場に静寂が訪れた。
「「「すっげー!!!」」」
「何が起こったのか全然わっかんねー!」
わ~っと様子を見ていた子どもたちが一斉に騒ぎ出す。
「へぇ~、やるじゃん。」
「〇〇ちゃん、かっこいい!」
「真一郎君の彼女、ヤベぇな。」
いや彼女じゃねぇよ。と万次郎が圭介にツッコミを入れていた。
「これは・・・マジか。」
油断したつもりはなかった。真一郎は、全く抵抗できなかったことに驚きを隠せず、放心していた。
「先輩!めちゃくちゃ受け身キレイでしたね!」
となぜか興奮気味の彼女を横目に、真一郎はマジで稽古に出ようかな。と、ちょっと本気で思ったとか思わなかったとか。
ーーー卍おまけ卍ーーー
万次郎「どら焼きってこんなにうまかったんだ!」
エマ「あんこがいっぱいでおいし~!」
圭介「これ何個でも食えそう!」
〇〇「よかった。そのどら焼きまた買ってくるね。」
万次郎「もぐもぐ」←5個目
真一郎「おい!お前ら俺の分も残せー!」
