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本編(完結)
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15.Bond is forever
「・・・佐野。気を確かに持て。」
る゙ぅ~~~。真一郎はその場で四つん這いになりながら静かに涙していた。ぽん。と肩に沖田の手が乗せられた瞬間、それを払い除けると彼が吠えた。
「うるせぇ!!お前が期待持たすようなこと言うからこんな事にぃ!!」
「いや、こんなはずじゃなかったんだって。」
「フラれた・・・やっぱ嫌われた・・・オレ〇〇無しじゃもう生きてけない・・・」
突然の愛の告白にビックリしすぎて逃げたに1票。沖田は頬を擦りながら、つーか俺殴られ損じゃねーか?と独りごちた。
翌日。
「えええええ!?告白されたぁあむがっ!!」
「だから声が大きいぃぃぃぃ!!///」
昼休みの中庭。昨日の出来事をこずえに報告していた〇〇が、再び彼女の口を押さえにかかっていた。
これは嬉しいまさかの急展開に、こずえは興奮を抑えきれなかった。あの状況、真一郎も〇〇の気持ちを悟ったに違いなかった。今後どうフォローしていこうかと寝る間も惜しんで悩んでいたが、結果的にいい方向へと導いたのならナイスファインプレー私。これは沖田にも報告しなければなるまい。こずえは第三者と喜びを分かち合おうとまさに浮かれ気分だった。
「やったじゃん!オッケーしたんでしょ!?」
「い、いやそれがその・・・」
雲行きが怪しい様子に、こずえの額から変な汗が出てくる。事の顛末を聞いたのち、一転してこずえが驚愕の表情で叫んでいた。
「ごめんなさいって言って逃げたァ!?」
「お、思わず・・・っ」
なんということだ。真一郎、生きているだろうか。ここまで来ると流石のこずえも同情せざるを得なかった。
「どうしてそんな・・・」
「だって、まさか真一郎先輩がわたしのこと、そういうす、す、好きだって想ってるなんて考えてなかったんだもん・・・」
「いや、まさかもクソもないでしょ。今までめちゃくちゃあからさまだったでしょー!」
「ええええ!?」
「少なくとも、文化祭の時には〇〇ちゃんのこと好きなんだろうなって思ったよ。」
「でっ・・でも、凄く、怖くて・・・」
「怖い?」
〇〇は、両思いで嬉しいよりも、自信の無い気持ちが勝ってしまった。今まで、家族以外の人間からは己の存在を否定されてきた人生。自分の生い立ちを知っている真一郎が、いつ心変わりしたっておかしくない。好きだと言われたからこそ、余計に怖い。今は、ああ言ってはいても気の迷いだったという可能性だってあるのだ、と。
「好きなのは勘違いだったって言われるかもしれない。先輩にいつも助けてもらってばっかで、いつか愛想つかされちゃったりするかもしれない。・・・わたし、真一郎先輩の気持ち信じてあげられないまんまじゃ、付き合うなんて無理だよ・・・」
大好きだから臆病になる。大好きだから心が迷う。
だけど、そんな心配は無用なのだとこずえは思っていた。真一郎は長い期間、一途に彼女への想いを貫いてきたという経緯がある。何より、文化祭前に聞いた彼の決意に、彼女の不安も欠点も受け止められる器量を持っている人だと確信した。〇〇だって、彼の人柄に惹かれてこれまで一緒に過ごしてきたのだ。自分だけの価値観で測らないで欲しい。きっと、二人なら上手くやっていけるはずなのだから。
「〇〇ちゃん、それは、」
「こずえちゃん。と、〇〇ちゃん、だったよね。」
突然、後方から声をかけられた。驚いた二人が振り向くと、そこには意外な人物が立っていた。
「ごめんね。急に押しかけて。」
〇〇の隣には、マイが座っている。真一郎の想い人だった人に、〇〇は妙な緊張感を漂わせていた。横顔もキレイだ。そして、近くで見るとはち切れんばかりのバストは更にでかく見えた。
「あ、あの。わたしにお話って・・・」
「佐野君のこと。」
ドキッ。真一郎のなんのことだろうか。もしかして、やっぱり好きになっちゃったから手を引けとかいう話だろうか。こんな巨乳美人と張り合う勇気はさすがにない。彼だって、好きだと言われれば絶対にマイを取るに決まっている。おっぱいおっきい女の子が好きなんだから。〇〇は、先程まで自信が無いだのなんだのと言っておきながら、それはそれで泣きたくなってきた。
「私、佐野君とは何にもないからね。」
「・・・え?」
ニコッと笑った彼女の笑顔は、殺傷能力がべらぼうに高かった。思わず〇〇もクラっときてしまうほどに。思わずフルフルと首を横に振って意識を保つ。
「あの時はね、弟の忘れ物を持ってきてくれてたの。」
「お・・・弟さん、の忘れ物?」
「弟が佐野君ちの空手道場に通ってて、わざわざ持ってきてくれてね。そのことで話してたの。」
そういうことか。でも何故それをわざわざ言いに?〇〇はそんな疑問を抱きながら、うっかり巨乳から目が離せなかった。天は二物を与えずなんて大嘘だ。
「佐野君って、見た目あんなだけど誠実な人だよね。」
話の展開が読めず、〇〇は思わず巨乳からマイの顔へと視線を上げる。真一郎が褒められている話なんて、中々聞けるものではない。
「彼に告白された時、最初怖くてびっくりし過ぎちゃって。なんて返事したかよく覚えてないんだけど。確か『好きな人がいるから君の気持ちには応えられない』って言ったかなぁ。」
「そっそれで・・・?」
「『オレとちゃんと向き合ってくれてありがとう。返事聞けて嬉しいよ』って。」
「あ・・・」
真一郎だ。自分と出会う前から、彼は自分の知っている彼そのままだった。当たり前のことなのに、〇〇はその当たり前の事実が嬉しかった。泣きそうになる程に。
「佐野君って、結構有名な暴走族のリーダーなんでしょ?スゴイよね、何十人、何百人って人が彼のところに集まってるって思ったら。」
「マイ先輩・・・」
「同性から慕われる人は、信頼できて、正直者で、友達を大切にする真面目な人だよ。だから、佐野君なら〇〇ちゃんのこと幸せにしてくれるって思う。」
「ぅえっ!?///」
〇〇の反応を見てクスクス笑ったマイが、そういえば。と思い出したように続きを話しだした。
「私がフッた後から、よく女の子を連れてるなーって思って実は時々見てたんだけど、こずえちゃんから付き合ってはいないって聞いて不思議に思ってたの。」
「え?」
「私とは、ほとんど接点持たないまんま突然告白されたから。きっと〇〇ちゃんのことはすごく大切に思ってるのかなって。」
まさか、目の前の彼女がそんなことを思っていたとは考えもしなかった。先程こずえが、少なくとも文化祭の時にはと言っていたが、真一郎は自分が想像するよりずっとずっと前から想い続けてくれていたのだろうか。〇〇は、頭に浮かぶ彼の笑顔に焦がれる気持ちでいっぱいになっていた。
「佐野君なら、ちゃんとありのままの〇〇ちゃんを受け止めてくれるから、自信持っていいと思うよ。って、今日は言いたくて。」
こんなに素敵な女性に想いを寄せていた真一郎に、今想われている自分はなんて幸せなんだろうか。ちゃんと逃げずに向き合わなければいけない。何より、彼にそう言われたのだから。
「マイ先輩、ありがとうございます。わたし、真一郎先輩から逃げないで、今度こそちゃんと自分の気持ち伝えに行きます。」
「うん!応援してる。」
〇〇は、憧れる先輩に背中を押され決意の一歩を踏み出した。
「・・・佐野。気を確かに持て。」
る゙ぅ~~~。真一郎はその場で四つん這いになりながら静かに涙していた。ぽん。と肩に沖田の手が乗せられた瞬間、それを払い除けると彼が吠えた。
「うるせぇ!!お前が期待持たすようなこと言うからこんな事にぃ!!」
「いや、こんなはずじゃなかったんだって。」
「フラれた・・・やっぱ嫌われた・・・オレ〇〇無しじゃもう生きてけない・・・」
突然の愛の告白にビックリしすぎて逃げたに1票。沖田は頬を擦りながら、つーか俺殴られ損じゃねーか?と独りごちた。
翌日。
「えええええ!?告白されたぁあむがっ!!」
「だから声が大きいぃぃぃぃ!!///」
昼休みの中庭。昨日の出来事をこずえに報告していた〇〇が、再び彼女の口を押さえにかかっていた。
これは嬉しいまさかの急展開に、こずえは興奮を抑えきれなかった。あの状況、真一郎も〇〇の気持ちを悟ったに違いなかった。今後どうフォローしていこうかと寝る間も惜しんで悩んでいたが、結果的にいい方向へと導いたのならナイスファインプレー私。これは沖田にも報告しなければなるまい。こずえは第三者と喜びを分かち合おうとまさに浮かれ気分だった。
「やったじゃん!オッケーしたんでしょ!?」
「い、いやそれがその・・・」
雲行きが怪しい様子に、こずえの額から変な汗が出てくる。事の顛末を聞いたのち、一転してこずえが驚愕の表情で叫んでいた。
「ごめんなさいって言って逃げたァ!?」
「お、思わず・・・っ」
なんということだ。真一郎、生きているだろうか。ここまで来ると流石のこずえも同情せざるを得なかった。
「どうしてそんな・・・」
「だって、まさか真一郎先輩がわたしのこと、そういうす、す、好きだって想ってるなんて考えてなかったんだもん・・・」
「いや、まさかもクソもないでしょ。今までめちゃくちゃあからさまだったでしょー!」
「ええええ!?」
「少なくとも、文化祭の時には〇〇ちゃんのこと好きなんだろうなって思ったよ。」
「でっ・・でも、凄く、怖くて・・・」
「怖い?」
〇〇は、両思いで嬉しいよりも、自信の無い気持ちが勝ってしまった。今まで、家族以外の人間からは己の存在を否定されてきた人生。自分の生い立ちを知っている真一郎が、いつ心変わりしたっておかしくない。好きだと言われたからこそ、余計に怖い。今は、ああ言ってはいても気の迷いだったという可能性だってあるのだ、と。
「好きなのは勘違いだったって言われるかもしれない。先輩にいつも助けてもらってばっかで、いつか愛想つかされちゃったりするかもしれない。・・・わたし、真一郎先輩の気持ち信じてあげられないまんまじゃ、付き合うなんて無理だよ・・・」
大好きだから臆病になる。大好きだから心が迷う。
だけど、そんな心配は無用なのだとこずえは思っていた。真一郎は長い期間、一途に彼女への想いを貫いてきたという経緯がある。何より、文化祭前に聞いた彼の決意に、彼女の不安も欠点も受け止められる器量を持っている人だと確信した。〇〇だって、彼の人柄に惹かれてこれまで一緒に過ごしてきたのだ。自分だけの価値観で測らないで欲しい。きっと、二人なら上手くやっていけるはずなのだから。
「〇〇ちゃん、それは、」
「こずえちゃん。と、〇〇ちゃん、だったよね。」
突然、後方から声をかけられた。驚いた二人が振り向くと、そこには意外な人物が立っていた。
「ごめんね。急に押しかけて。」
〇〇の隣には、マイが座っている。真一郎の想い人だった人に、〇〇は妙な緊張感を漂わせていた。横顔もキレイだ。そして、近くで見るとはち切れんばかりのバストは更にでかく見えた。
「あ、あの。わたしにお話って・・・」
「佐野君のこと。」
ドキッ。真一郎のなんのことだろうか。もしかして、やっぱり好きになっちゃったから手を引けとかいう話だろうか。こんな巨乳美人と張り合う勇気はさすがにない。彼だって、好きだと言われれば絶対にマイを取るに決まっている。おっぱいおっきい女の子が好きなんだから。〇〇は、先程まで自信が無いだのなんだのと言っておきながら、それはそれで泣きたくなってきた。
「私、佐野君とは何にもないからね。」
「・・・え?」
ニコッと笑った彼女の笑顔は、殺傷能力がべらぼうに高かった。思わず〇〇もクラっときてしまうほどに。思わずフルフルと首を横に振って意識を保つ。
「あの時はね、弟の忘れ物を持ってきてくれてたの。」
「お・・・弟さん、の忘れ物?」
「弟が佐野君ちの空手道場に通ってて、わざわざ持ってきてくれてね。そのことで話してたの。」
そういうことか。でも何故それをわざわざ言いに?〇〇はそんな疑問を抱きながら、うっかり巨乳から目が離せなかった。天は二物を与えずなんて大嘘だ。
「佐野君って、見た目あんなだけど誠実な人だよね。」
話の展開が読めず、〇〇は思わず巨乳からマイの顔へと視線を上げる。真一郎が褒められている話なんて、中々聞けるものではない。
「彼に告白された時、最初怖くてびっくりし過ぎちゃって。なんて返事したかよく覚えてないんだけど。確か『好きな人がいるから君の気持ちには応えられない』って言ったかなぁ。」
「そっそれで・・・?」
「『オレとちゃんと向き合ってくれてありがとう。返事聞けて嬉しいよ』って。」
「あ・・・」
真一郎だ。自分と出会う前から、彼は自分の知っている彼そのままだった。当たり前のことなのに、〇〇はその当たり前の事実が嬉しかった。泣きそうになる程に。
「佐野君って、結構有名な暴走族のリーダーなんでしょ?スゴイよね、何十人、何百人って人が彼のところに集まってるって思ったら。」
「マイ先輩・・・」
「同性から慕われる人は、信頼できて、正直者で、友達を大切にする真面目な人だよ。だから、佐野君なら〇〇ちゃんのこと幸せにしてくれるって思う。」
「ぅえっ!?///」
〇〇の反応を見てクスクス笑ったマイが、そういえば。と思い出したように続きを話しだした。
「私がフッた後から、よく女の子を連れてるなーって思って実は時々見てたんだけど、こずえちゃんから付き合ってはいないって聞いて不思議に思ってたの。」
「え?」
「私とは、ほとんど接点持たないまんま突然告白されたから。きっと〇〇ちゃんのことはすごく大切に思ってるのかなって。」
まさか、目の前の彼女がそんなことを思っていたとは考えもしなかった。先程こずえが、少なくとも文化祭の時にはと言っていたが、真一郎は自分が想像するよりずっとずっと前から想い続けてくれていたのだろうか。〇〇は、頭に浮かぶ彼の笑顔に焦がれる気持ちでいっぱいになっていた。
「佐野君なら、ちゃんとありのままの〇〇ちゃんを受け止めてくれるから、自信持っていいと思うよ。って、今日は言いたくて。」
こんなに素敵な女性に想いを寄せていた真一郎に、今想われている自分はなんて幸せなんだろうか。ちゃんと逃げずに向き合わなければいけない。何より、彼にそう言われたのだから。
「マイ先輩、ありがとうございます。わたし、真一郎先輩から逃げないで、今度こそちゃんと自分の気持ち伝えに行きます。」
「うん!応援してる。」
〇〇は、憧れる先輩に背中を押され決意の一歩を踏み出した。
