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本編(完結)
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8. Life is impermanence
この学校には、何故か防音設備が備わっている部屋が存在する。そこは、軽音楽部の部室兼練習場所となっていた。
多くの軽音学部が抱える最難題といえば、練習場所の確保だ。大抵は、休日に外部のライブハウスなどを借りて練習をする。騒音問題がネックになり、なかなか理解を得られにくい部活動といえる。防音室がある環境は、バンド活動を嗜む人間にとってこれほどありがたいことはない。
そんな軽音楽部に所属する2年の沖田竜也は、真一郎と同じ学年、同じクラスの生徒だ。彼は、誰に対しても気さくで優しい性格をしている。男女問わず贔屓な態度も取らない、人と関わることが好きなタイプの人間だった。所謂、人たらし。みんなから好かれるモテ男である。
高校に入って以降、同じ部活動の仲間以外に特別親しくしている人間はいない彼だが、一人だけ気になる人物ができた。先日、文化祭で体調を崩したボーカルの代役を引き受けてくれた少女である。
彼女は、一つ下の1年生。クラスメイトの真一郎と仲良くしている少女だった。沖田は、学年トップクラスの頭脳を持つ彼女が、なぜ不良の真一郎とつるんでいるのかとずっと不思議に思っていた。
沖田が部室へと向かって廊下を歩いていると、窓から見える中庭のベンチに座る少女の姿を捉えた。何かプリントのようなものを持って独り言を言っている様子。その姿が妙に気になった彼は、中庭へ続く渡り廊下へと方向転換した。
「なるべく小ーさな幸せとー
なるべく小ーさな不幸せー
なるべくいーっぱい集めようー
そんな気持ーち分かーるでしょう♪」
「ブルーハーツか。センスいいなぁ。」
「!?」
〇〇の肩が跳ねた。その気配に全く気付かず、一瞬心臓が止まる。
「えっ?あ、おお沖田先輩!?」
「やっぱ〇〇ちゃん、イイもん持ってる。」
羨ましいな~。そう言いながら沖田がベンチの隣に腰かけた。
「は、恥ずかし・・・」
「なんで?むしろ堂々と歌っていいって。」
「いえ、もうあれっきりにしとう存じます・・・」
「軽音、いつでも歓迎するよ?」
「それだけはご勘弁を・・・!」
沖田は、叶うことならまた自分たちの演奏に彼女の歌を乗せてみたいと思っていた。しかし、この調子で頑なに首を縦には振ってくれない。聞けば、難関大学を目指しかなり勉強に力を入れていると言っていたから、部活動に充てる時間もそうないのかもしれない。しかし、沖田は諦めきれなかった。
少しでも彼女の興味をそそるようなきっかけがないか、思いつく限り探ってみる。
「ブルーハーツ、好きなの?」
「あー。わたしが、というか、兄が好きで。」
「へぇ。お兄さんいるんだ。」
「はい。で、昔、わたしがギター弾けるようになったら弾き語り聴かせてくれって言われて。今年の春に父からアコギ譲ってもらえたので練習中なんですけど、まだコード覚えるのに必死で。とりあえず歌だけ先に練習しとこうかと。」
早速、目の前の大チャンスに沖田は歓喜した。これを逃す手はないと。
「ギターの練習、手伝おうか?」
「え?」
「この間の文化祭のお礼もできてなかったことだし。俺、その曲弾いたことあるからコード分かるし。」
「ほ、本当ですか!?」
食いついた。こんなにあっさり思惑通りにいくとは思わなかった沖田は、思わず緩みそうになる顔をなんとか引き締めた。
「その代わり。」
「え。」
「もっかい俺らのバンドで1曲歌って。」
「ええ!?」
どう出るか。じゃあいいです。と断られる可能性もある。沖田は、まっすぐ〇〇の瞳から視線を逸らすことなく答えを待った。
「あ・・・の、じゃあ、この曲で。でもいいですか?」
手書きの楽譜を顔の前に出し、それならばやります。と〇〇は沖田に提案した。
「もちろん!」
これは面白いことになりそうだ。沖田は、バンド人生でこれ程心躍ることがあっただろうかと心の中でガッツポーズしていた。
「・・・会いてぇ。」
ある日の昼休み。後方ギリギリまで椅子を引き、両手をズボンのポケットに突っ込んで、机に顎を乗せながらボヤくリーゼント男子。真一郎はここ数日、〇〇と顔を合わせていなかった。バイクで学校に来れば彼女を乗せ送って帰る日もあるが、それ以外は校内でたまにすれ違うくらい。それも運悪く、しばらくその姿を見かけていなかった。
「よし。」
真一郎は、一緒に帰ろうと誘いに行くことにした。今日はバイクに乗ってこなかったが、別になくても〇〇なら普通にいいですよ。と言ってくれるはずだ。断られたことなど無いのだから。
真一郎が1年の教室を覗くと、こずえの姿を捉えた。
「こずえちゃん。〇〇は?」
「あ、佐野先輩。〇〇ちゃん中庭に行くって言ってましたけど。」
中庭?これまで昼休み時間はこずえと昼食をとってチャイムが鳴るまでしゃべっていたはず。中庭に何かあるのだろうか。と真一郎は不思議に思った。
「最近、一人で考え事したいって言ってて。」
先輩なんか聞いてます?というこずえの言葉に、真一郎は引っかかった。また何か悩み事か。
「いや。分かった、聞いてみるわ。」
ありがとう。と言って真一郎は中庭へと足を向けた。
「じょ、お、ねー、つの・・・」
〇〇は、沖田に教えてもらったコードを書き加えた楽譜を見ながら、エアーで弦を押さえる練習をしていた。
「ま、っかな、ばー」
「〇〇。」
「ぎゃ!」
バサバサッ
突然声をかけられ驚いた表紙に、足に乗せていた楽譜が滑り落ちた。
「え、そんなびっくりする?」
「し、真一郎先輩?」
「ん?なにそれ。」
〇〇は、はっとして慌てて楽譜を拾った。
「こ、ここここれは返ってきたミニテストでしてっ」
「ふーん。」
そう言いながら、真一郎は〇〇の隣に座った。〇〇がその拾った紙を背に隠している。その様子を不思議に思った真一郎が問いかけた。
「なんでそんな隠すの?」
「えぁー、あんまり結果が良くなくて・・・」
「良くねーっつってどうせ90点は取ってんだろ、お前のことだし。」
「そ、それがそうでも・・・」
「あ。分かった。それで落ち込んでたの?」
「え?」
「こずえちゃんに、一人で考え事したいって言ってたって聞いたから。」
そういえば、こずえにはそういうことにして出てきたような。とりあえず誤魔化せているようで、〇〇はそのまま話を合わせた。
「そんな感じですハイ。」
「些細なことでも俺に言えって言っただろ。」
「え。」
「一人で悩むより、口に出しちまった方がスッキリするだろ?」
〇〇は、その時のやり取りを思い出していた。「助けてやるから」と言った彼の言葉に、心の奥が暖かくなる。
「え、っと。今度からは、言います。ちゃんと。」
「おぅ。」
真一郎の人懐っこい笑顔を見て、〇〇も笑った。
「あ、そーだ。今日バイクじゃないんだけど、一緒に帰ろうぜ。」
「!」
〇〇は放課後、沖田とギターの練習をする約束をしていた。真一郎には内緒にしておいてほしい。そう沖田に頼んで。
「あの、ごめんなさい。今日は放課後、用事があって・・・」
「え。」
まさかの返事に真一郎は意表を突かれた。誘いを断られたのは初めてだった。
「そ、っか。しゃーねーな。」
じゃ明日は?と真一郎が聞くと、
「明日も、用事が入ってまして・・・」
「明後日は?」
「明後日も・・・」
「・・・」
どんだけ用事入れてんだ。お嬢がそんなフラフラしてていいのかよ。と、少しご機嫌が斜めになった真一郎が問い詰めた。
「用事って何?」
「え。」
「どっかいくの?」
「いや、どこか行くというか・・・」
「じゃあ誰かと会うの?」
「あ、あの先ぱ」
「誰?」
何だか不穏な空気を感じ、ドッドッと〇〇の心臓が忙しなく鳴った。なぜこんなに用事の内容が気になるのだ。取りあえず真一郎の尋問から脱しなければ。焦る頭で逃げる隙を窺っていたその時。
「俺とデートに行くんだよ。ね、〇〇ちゃん。」
振り向くと、沖田が後方から〇〇の肩に手を添えていた。
「はぁ!?」
「お、おお沖田先輩!?」
「ほら、文化祭の時のお礼してなかったからさ。〇〇ちゃんの行きたいところ行って、好きなもん買ってあげよーって思って♪」
「そんなんに何で3日もかけんだよ。つーか別に二人で出かける必要ねーだろ!」
「いやあれはそれだけの価値があったんだって。」
不穏な空気を断ち切ってくれた沖田だったが、真一郎の機嫌はさらに悪くなる一方で、何してくれとんじゃこの人は!と〇〇は沖田を恨んだ。
「てことで、デートプラン練ろっか〇〇ちゃん♡」
そう言って、沖田は〇〇を立ち上がらせ肩を抱きながら中庭を後にした。
後日、真一郎の機嫌を取るのにどれほどの労力が必要になるだろうか・・・そんな心配をしながら、〇〇は取り合えずその場から立ち去るきっかけをつくってくれた沖田に着いて行くしかなかったのだった。
この学校には、何故か防音設備が備わっている部屋が存在する。そこは、軽音楽部の部室兼練習場所となっていた。
多くの軽音学部が抱える最難題といえば、練習場所の確保だ。大抵は、休日に外部のライブハウスなどを借りて練習をする。騒音問題がネックになり、なかなか理解を得られにくい部活動といえる。防音室がある環境は、バンド活動を嗜む人間にとってこれほどありがたいことはない。
そんな軽音楽部に所属する2年の沖田竜也は、真一郎と同じ学年、同じクラスの生徒だ。彼は、誰に対しても気さくで優しい性格をしている。男女問わず贔屓な態度も取らない、人と関わることが好きなタイプの人間だった。所謂、人たらし。みんなから好かれるモテ男である。
高校に入って以降、同じ部活動の仲間以外に特別親しくしている人間はいない彼だが、一人だけ気になる人物ができた。先日、文化祭で体調を崩したボーカルの代役を引き受けてくれた少女である。
彼女は、一つ下の1年生。クラスメイトの真一郎と仲良くしている少女だった。沖田は、学年トップクラスの頭脳を持つ彼女が、なぜ不良の真一郎とつるんでいるのかとずっと不思議に思っていた。
沖田が部室へと向かって廊下を歩いていると、窓から見える中庭のベンチに座る少女の姿を捉えた。何かプリントのようなものを持って独り言を言っている様子。その姿が妙に気になった彼は、中庭へ続く渡り廊下へと方向転換した。
「なるべく小ーさな幸せとー
なるべく小ーさな不幸せー
なるべくいーっぱい集めようー
そんな気持ーち分かーるでしょう♪」
「ブルーハーツか。センスいいなぁ。」
「!?」
〇〇の肩が跳ねた。その気配に全く気付かず、一瞬心臓が止まる。
「えっ?あ、おお沖田先輩!?」
「やっぱ〇〇ちゃん、イイもん持ってる。」
羨ましいな~。そう言いながら沖田がベンチの隣に腰かけた。
「は、恥ずかし・・・」
「なんで?むしろ堂々と歌っていいって。」
「いえ、もうあれっきりにしとう存じます・・・」
「軽音、いつでも歓迎するよ?」
「それだけはご勘弁を・・・!」
沖田は、叶うことならまた自分たちの演奏に彼女の歌を乗せてみたいと思っていた。しかし、この調子で頑なに首を縦には振ってくれない。聞けば、難関大学を目指しかなり勉強に力を入れていると言っていたから、部活動に充てる時間もそうないのかもしれない。しかし、沖田は諦めきれなかった。
少しでも彼女の興味をそそるようなきっかけがないか、思いつく限り探ってみる。
「ブルーハーツ、好きなの?」
「あー。わたしが、というか、兄が好きで。」
「へぇ。お兄さんいるんだ。」
「はい。で、昔、わたしがギター弾けるようになったら弾き語り聴かせてくれって言われて。今年の春に父からアコギ譲ってもらえたので練習中なんですけど、まだコード覚えるのに必死で。とりあえず歌だけ先に練習しとこうかと。」
早速、目の前の大チャンスに沖田は歓喜した。これを逃す手はないと。
「ギターの練習、手伝おうか?」
「え?」
「この間の文化祭のお礼もできてなかったことだし。俺、その曲弾いたことあるからコード分かるし。」
「ほ、本当ですか!?」
食いついた。こんなにあっさり思惑通りにいくとは思わなかった沖田は、思わず緩みそうになる顔をなんとか引き締めた。
「その代わり。」
「え。」
「もっかい俺らのバンドで1曲歌って。」
「ええ!?」
どう出るか。じゃあいいです。と断られる可能性もある。沖田は、まっすぐ〇〇の瞳から視線を逸らすことなく答えを待った。
「あ・・・の、じゃあ、この曲で。でもいいですか?」
手書きの楽譜を顔の前に出し、それならばやります。と〇〇は沖田に提案した。
「もちろん!」
これは面白いことになりそうだ。沖田は、バンド人生でこれ程心躍ることがあっただろうかと心の中でガッツポーズしていた。
「・・・会いてぇ。」
ある日の昼休み。後方ギリギリまで椅子を引き、両手をズボンのポケットに突っ込んで、机に顎を乗せながらボヤくリーゼント男子。真一郎はここ数日、〇〇と顔を合わせていなかった。バイクで学校に来れば彼女を乗せ送って帰る日もあるが、それ以外は校内でたまにすれ違うくらい。それも運悪く、しばらくその姿を見かけていなかった。
「よし。」
真一郎は、一緒に帰ろうと誘いに行くことにした。今日はバイクに乗ってこなかったが、別になくても〇〇なら普通にいいですよ。と言ってくれるはずだ。断られたことなど無いのだから。
真一郎が1年の教室を覗くと、こずえの姿を捉えた。
「こずえちゃん。〇〇は?」
「あ、佐野先輩。〇〇ちゃん中庭に行くって言ってましたけど。」
中庭?これまで昼休み時間はこずえと昼食をとってチャイムが鳴るまでしゃべっていたはず。中庭に何かあるのだろうか。と真一郎は不思議に思った。
「最近、一人で考え事したいって言ってて。」
先輩なんか聞いてます?というこずえの言葉に、真一郎は引っかかった。また何か悩み事か。
「いや。分かった、聞いてみるわ。」
ありがとう。と言って真一郎は中庭へと足を向けた。
「じょ、お、ねー、つの・・・」
〇〇は、沖田に教えてもらったコードを書き加えた楽譜を見ながら、エアーで弦を押さえる練習をしていた。
「ま、っかな、ばー」
「〇〇。」
「ぎゃ!」
バサバサッ
突然声をかけられ驚いた表紙に、足に乗せていた楽譜が滑り落ちた。
「え、そんなびっくりする?」
「し、真一郎先輩?」
「ん?なにそれ。」
〇〇は、はっとして慌てて楽譜を拾った。
「こ、ここここれは返ってきたミニテストでしてっ」
「ふーん。」
そう言いながら、真一郎は〇〇の隣に座った。〇〇がその拾った紙を背に隠している。その様子を不思議に思った真一郎が問いかけた。
「なんでそんな隠すの?」
「えぁー、あんまり結果が良くなくて・・・」
「良くねーっつってどうせ90点は取ってんだろ、お前のことだし。」
「そ、それがそうでも・・・」
「あ。分かった。それで落ち込んでたの?」
「え?」
「こずえちゃんに、一人で考え事したいって言ってたって聞いたから。」
そういえば、こずえにはそういうことにして出てきたような。とりあえず誤魔化せているようで、〇〇はそのまま話を合わせた。
「そんな感じですハイ。」
「些細なことでも俺に言えって言っただろ。」
「え。」
「一人で悩むより、口に出しちまった方がスッキリするだろ?」
〇〇は、その時のやり取りを思い出していた。「助けてやるから」と言った彼の言葉に、心の奥が暖かくなる。
「え、っと。今度からは、言います。ちゃんと。」
「おぅ。」
真一郎の人懐っこい笑顔を見て、〇〇も笑った。
「あ、そーだ。今日バイクじゃないんだけど、一緒に帰ろうぜ。」
「!」
〇〇は放課後、沖田とギターの練習をする約束をしていた。真一郎には内緒にしておいてほしい。そう沖田に頼んで。
「あの、ごめんなさい。今日は放課後、用事があって・・・」
「え。」
まさかの返事に真一郎は意表を突かれた。誘いを断られたのは初めてだった。
「そ、っか。しゃーねーな。」
じゃ明日は?と真一郎が聞くと、
「明日も、用事が入ってまして・・・」
「明後日は?」
「明後日も・・・」
「・・・」
どんだけ用事入れてんだ。お嬢がそんなフラフラしてていいのかよ。と、少しご機嫌が斜めになった真一郎が問い詰めた。
「用事って何?」
「え。」
「どっかいくの?」
「いや、どこか行くというか・・・」
「じゃあ誰かと会うの?」
「あ、あの先ぱ」
「誰?」
何だか不穏な空気を感じ、ドッドッと〇〇の心臓が忙しなく鳴った。なぜこんなに用事の内容が気になるのだ。取りあえず真一郎の尋問から脱しなければ。焦る頭で逃げる隙を窺っていたその時。
「俺とデートに行くんだよ。ね、〇〇ちゃん。」
振り向くと、沖田が後方から〇〇の肩に手を添えていた。
「はぁ!?」
「お、おお沖田先輩!?」
「ほら、文化祭の時のお礼してなかったからさ。〇〇ちゃんの行きたいところ行って、好きなもん買ってあげよーって思って♪」
「そんなんに何で3日もかけんだよ。つーか別に二人で出かける必要ねーだろ!」
「いやあれはそれだけの価値があったんだって。」
不穏な空気を断ち切ってくれた沖田だったが、真一郎の機嫌はさらに悪くなる一方で、何してくれとんじゃこの人は!と〇〇は沖田を恨んだ。
「てことで、デートプラン練ろっか〇〇ちゃん♡」
そう言って、沖田は〇〇を立ち上がらせ肩を抱きながら中庭を後にした。
後日、真一郎の機嫌を取るのにどれほどの労力が必要になるだろうか・・・そんな心配をしながら、〇〇は取り合えずその場から立ち去るきっかけをつくってくれた沖田に着いて行くしかなかったのだった。
