和磨、エリカともにひとりっ子。

和磨の両親現在海外在住。
和磨が高1の半ばに父親の海外赴任が決まり、両親は一緒についてくるよう息子を説得したが、和磨はアニメや漫画の影響で「高校生でも一人暮らしくらい何とかなる」と安易な気持ちで日本に残ると言い張る。
結局「叔父の経営するアパートに住む」「一回でも赤点を取ったら強制的に日本から連れ出す」事を条件に日本に残る事を認められる。

なお、一人暮らしである事が周囲にばれると溜まり場にされるかもしれないと考え、悠一や他の級友にはこの事は秘密となっている。

一人暮らしの快適さ、孤独さ、大変さを怒涛の勢いで実感している中、エリカに一人暮らしの秘密を知られる事になる。

離れて暮らしているが両親との関係は悪くなく、父親が車に轢かれたと連絡があった時動揺してすぐ日本から出る準備をするほど。なお轢かれたのは足の小指だけで他は無傷。



エリカの家は父親と母親の三人暮らしだが、「お母さん」は継母であり実の母＝ママはエリカが小学生の時に病死している。

再婚したのは高校に入ってすぐ。
継母との関係は決して悪くは無いが、環境の変化に心が追いつかず何となく家に居たくない時があり、外をうろついていた。
そんな中和磨が一人暮らしである事を偶然知り、「遅くまで外にいるのは危ないからうちにくれば」という言葉に甘えて？和磨のアパートに行って時間を潰すようになる。
現実的には一人暮らしの男の家に入り浸るほうがよっぽどヤバいんだけどそこは少女漫画の世界なので。

今の自宅は駅近のマンションだが、「ママ」が元気だった頃は家族全員ガーデニング好きという理由で一軒家に住んでいた。
ママが居なくなった後、残された父と娘は庭の手入れをする精神的な余裕が無くなりマンションに引っ越すことになる。

いつか結婚するなら、新しい家族を作るなら大きな庭のついた家に住みたい。
エリカの胸の中には常にそんな想いがある。