救助者
救助者
-修.
「船長、今日も連絡が入らないですね。」
「そうだな。メインエンジンが沈黙して2週間か。」
パスファインダー号は、乗組員6名、全長50m程度の比較的小さな宇宙船で、1年近くの時間を掛けて辺境の惑星を巡り、地上の写真、大気の構成、生物の有無を調査する目的で宙航を行っていた。しかし、2つ目の惑星の調査が終わり、次の惑星へ向かおうとしたとき、メインエンジンのジェネレーターにトラブルが発生し、航行不能に陥っていた。
「メインエンジンが動いていればパイパー通信で遠方まで救難信号を送れるが、補助エンジンではそこまでの出力は出せないからな。近くを通りかかった船が運よく救難信号に気づいて、救助に来てくれるのを願うしかないだろうな。」
「そうですね。でも、ここは辺境ですからね。期待薄ですね。」
「まあ、まだ数ヶ月分の食料も燃料もあるし、補助エンジンが動いている限り電力も確保できている。気長に待つしかないな。」
船長と乗組員は、毎日同じような会話を繰り返していた。パスファインダー号の補助エンジンは低速での移動や姿勢制御が主な役割であり、次の惑星へ向かうだけの推力を出すことはできなかった。
そして、翌日、また同じ会話を繰り返そうとしていた時、乗組員が叫んだ。
「船長、船影を探知しました。まもなく映像が出ます。」
パスファインダー号は調査船であるため、高解像度の光学機器を搭載していた。このため、かなり長距離の対象物でも映像を見ることができていた。
「うん、どうも砲塔らしきものが見えるな・・・」
「連邦政府の軍艦でしょうか。」
「このあたりに基地はないはずだが・・・。何か、特殊作戦中かもしれないな。いやいや、もしかすると、最悪の場合、海賊ということも考えられるぞ。」
「海賊って、だいたいは偽装船を使っていて、外から見て海賊とばれるような兵装はしてないんじゃないですか。」
「それもそうだな。さて何が出るやら・・・」
船影の探知から1時間程度で、謎の船はパスファインダー号に接近してきた。近づくにつれ、船の上部と下部にそれぞれ連装砲塔が2基ずつ設けられているのが肉眼でも確認できた。そして、並行した位置になるよう回頭を始めたとき、船長は船腹の緑とオレンジのマークを見て叫んだ。
-修.
「船長、今日も連絡が入らないですね。」
「そうだな。メインエンジンが沈黙して2週間か。」
パスファインダー号は、乗組員6名、全長50m程度の比較的小さな宇宙船で、1年近くの時間を掛けて辺境の惑星を巡り、地上の写真、大気の構成、生物の有無を調査する目的で宙航を行っていた。しかし、2つ目の惑星の調査が終わり、次の惑星へ向かおうとしたとき、メインエンジンのジェネレーターにトラブルが発生し、航行不能に陥っていた。
「メインエンジンが動いていればパイパー通信で遠方まで救難信号を送れるが、補助エンジンではそこまでの出力は出せないからな。近くを通りかかった船が運よく救難信号に気づいて、救助に来てくれるのを願うしかないだろうな。」
「そうですね。でも、ここは辺境ですからね。期待薄ですね。」
「まあ、まだ数ヶ月分の食料も燃料もあるし、補助エンジンが動いている限り電力も確保できている。気長に待つしかないな。」
船長と乗組員は、毎日同じような会話を繰り返していた。パスファインダー号の補助エンジンは低速での移動や姿勢制御が主な役割であり、次の惑星へ向かうだけの推力を出すことはできなかった。
そして、翌日、また同じ会話を繰り返そうとしていた時、乗組員が叫んだ。
「船長、船影を探知しました。まもなく映像が出ます。」
パスファインダー号は調査船であるため、高解像度の光学機器を搭載していた。このため、かなり長距離の対象物でも映像を見ることができていた。
「うん、どうも砲塔らしきものが見えるな・・・」
「連邦政府の軍艦でしょうか。」
「このあたりに基地はないはずだが・・・。何か、特殊作戦中かもしれないな。いやいや、もしかすると、最悪の場合、海賊ということも考えられるぞ。」
「海賊って、だいたいは偽装船を使っていて、外から見て海賊とばれるような兵装はしてないんじゃないですか。」
「それもそうだな。さて何が出るやら・・・」
船影の探知から1時間程度で、謎の船はパスファインダー号に接近してきた。近づくにつれ、船の上部と下部にそれぞれ連装砲塔が2基ずつ設けられているのが肉眼でも確認できた。そして、並行した位置になるよう回頭を始めたとき、船長は船腹の緑とオレンジのマークを見て叫んだ。
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