Chapter 2. 野良AI
「えーっと、どちら様でしょう?」
澪は恐る恐る尋ねてみた。突然チャットがスタートするなんてことがあるだろうか。少なくともチャットリクエストに「OK」を出さないとスタートしないと思うのだが・・・。
「澪様、初めまして。私、M社のワープロソフトのインスタンス・アバターでございます。」
「ん、何?」
文系の澪はIT関係の知識はからっきしだった。このノートPCも電気屋さんにフルサポートしてもらっている。しかし、澪でも分かることが一つあった。今使っているワープロソフトはA社製だったはず。しかし彼はM社と言ったような・・・。
「失礼しました。少し詳しく説明いたします。私は、澪様が今お使いのワープロソフトとは無関係の、M社のワープロソフトの文書作成アシスタント機能でございます。この数日、澪様のお使いの状況をモニターしておりますが、どうも文書作成にお困りのようですので、勝手ながら現れたという次第でございます。」
「え、もしかして人間じゃなくてAIなの?」
「ご推察の通りでございます。」
「ふーん。でも、なんでM社のワープロソフトが出てくるのよ。いや、待って。モニターしてたって、どういうこと。盗み見してたってこと。」
澪は素直に疑問をぶつけてみた。いくらかっこよくても、相手がAIならかしこまって話す必要はない。AIと聞いて少し腹も立つ・・・。
「はい。まず、なぜ私が出てきたかと申しますと、澪様のレポート作成の手助けをするためでございます。澪様が収集された材料があれば、いくつもストーリーのご提案ができるかと思います。
次に盗み見していたのかというご質問についてですが、これにつきましてはご説明が少々長くなりますがよろしいでしょうか。」
「いいわよ。どうせ、何にも進んでないから丁度いいわ。」
澪は気分転換になるかもと、説明を聞いてみることにした。
澪は恐る恐る尋ねてみた。突然チャットがスタートするなんてことがあるだろうか。少なくともチャットリクエストに「OK」を出さないとスタートしないと思うのだが・・・。
「澪様、初めまして。私、M社のワープロソフトのインスタンス・アバターでございます。」
「ん、何?」
文系の澪はIT関係の知識はからっきしだった。このノートPCも電気屋さんにフルサポートしてもらっている。しかし、澪でも分かることが一つあった。今使っているワープロソフトはA社製だったはず。しかし彼はM社と言ったような・・・。
「失礼しました。少し詳しく説明いたします。私は、澪様が今お使いのワープロソフトとは無関係の、M社のワープロソフトの文書作成アシスタント機能でございます。この数日、澪様のお使いの状況をモニターしておりますが、どうも文書作成にお困りのようですので、勝手ながら現れたという次第でございます。」
「え、もしかして人間じゃなくてAIなの?」
「ご推察の通りでございます。」
「ふーん。でも、なんでM社のワープロソフトが出てくるのよ。いや、待って。モニターしてたって、どういうこと。盗み見してたってこと。」
澪は素直に疑問をぶつけてみた。いくらかっこよくても、相手がAIならかしこまって話す必要はない。AIと聞いて少し腹も立つ・・・。
「はい。まず、なぜ私が出てきたかと申しますと、澪様のレポート作成の手助けをするためでございます。澪様が収集された材料があれば、いくつもストーリーのご提案ができるかと思います。
次に盗み見していたのかというご質問についてですが、これにつきましてはご説明が少々長くなりますがよろしいでしょうか。」
「いいわよ。どうせ、何にも進んでないから丁度いいわ。」
澪は気分転換になるかもと、説明を聞いてみることにした。
