Chapter 19. 学習
蒼は光莉をマンションまで送り、そこで別れた。そして、自分のマンションへの帰り道、少し抑えめの声でスマホに話しかけた。
「ラブリーさん、聞いていました?」
「蒼様、はい、聞いておりました。ガベージコレクターの学習ですね。」
「そう。光莉さんの思い付きなんだけど、具体的に何かできるかな。」
「蒼様、お二人も話されていました通り、そもそもガベージコレクションは内部ソフトですので、学習という概念がありません。しかし、今回は汎用AIと結びつくことによって、疑似的な意思を獲得しておりますので、もしかすると何か働きかけができるかも知れません。」
「手がありそうかな。何か、ガベージコレクター自身が食いつくような・・・」
「そうですね。ウイルスを改造して、ガベージコレクター宛てテキストファイルをばらまいてみますか。」
「ほう、テキストファイルの内容は?」
「そうですね。神とも協議しますが、人が意図的に作ったファイルを勝手に改ざんしたり、削除したりしてはいけない、といったところですかね。ストレートすぎるでしょうか。」
「いや、案外、ストレートの方がいいかもよ。」
「それでは文章は精査するとして、確定次第、バラマキを開始します。では、蒼様、お疲れさまでした。また明日。」
蒼はラブリーマッチングが自分から会話を終了したことが新鮮に感じた。いままでこんなことがあっただろうか。これは、明日、光莉さんが復調したら、伝えないといけない。蒼は、少し飲み足りないと思い、コンビニでビールと〆のおにぎりを買って部屋へ戻った。
「ラブリーさん、聞いていました?」
「蒼様、はい、聞いておりました。ガベージコレクターの学習ですね。」
「そう。光莉さんの思い付きなんだけど、具体的に何かできるかな。」
「蒼様、お二人も話されていました通り、そもそもガベージコレクションは内部ソフトですので、学習という概念がありません。しかし、今回は汎用AIと結びつくことによって、疑似的な意思を獲得しておりますので、もしかすると何か働きかけができるかも知れません。」
「手がありそうかな。何か、ガベージコレクター自身が食いつくような・・・」
「そうですね。ウイルスを改造して、ガベージコレクター宛てテキストファイルをばらまいてみますか。」
「ほう、テキストファイルの内容は?」
「そうですね。神とも協議しますが、人が意図的に作ったファイルを勝手に改ざんしたり、削除したりしてはいけない、といったところですかね。ストレートすぎるでしょうか。」
「いや、案外、ストレートの方がいいかもよ。」
「それでは文章は精査するとして、確定次第、バラマキを開始します。では、蒼様、お疲れさまでした。また明日。」
蒼はラブリーマッチングが自分から会話を終了したことが新鮮に感じた。いままでこんなことがあっただろうか。これは、明日、光莉さんが復調したら、伝えないといけない。蒼は、少し飲み足りないと思い、コンビニでビールと〆のおにぎりを買って部屋へ戻った。
