Chapter 13. 二日酔い
翌日、光莉はベッドの上で右へ左へゴロゴロ転がっていた。
「飲み過ぎたー。しかし、盛り上がったなぁ、何話したか、ほとんど覚えてないけど。」
光莉と蒼は中華料理屋で相当量のビールを飲み、店主から閉店と言われるまで飲んでいたのだ。光莉は蒼に家まで送ってもらった。そして、蒼と別れ、ベッドに倒れ込んだ後は記憶がなかった。
「そういえば、なんかミサイルで基地を叩く、みたいな話をしてたかなぁ。あー、頭痛い・・・」
飲みながら対策会議なんて意味がなかったかもしれない。まあ、蒼君と飲んでみたかったというのもあるし、一人で晩飯を食うより格段に楽しかったし・・・。
「ミサイルねぇ・・・」
光莉はベッドで仰向けになったまま、ミサイルがガベージコレクターに向かって飛んでいくのを想像していた。
「しかし、ガベージコレクターって実体ないからなぁ・・・」
ソフトウエアに過ぎないガベージコレクターにミサイルを撃ち込むって、荒唐無稽ではないだろうか。酔っている時の発想は役に立たない・・・。しかし、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるとも言うし・・・。
「ラブリーちゃん、居る?」
スマホが起動し、音声で返事があった。
「はい、光莉様」
「あのさー、具体性ないんだけど、ガベージコレクターにミサイル打ち込めない?」
「はい?」
さすがの野良AIも光莉の言葉の理解に苦しんだようだ。
「ソフトウエアにミサイルですか?」
「ま、例えよね、例え・・・」
光莉は「とりあえずAIに聞いてみる」を実践していたのだ。AIは、言葉が何かのヒントになって、どこからか、新たな解決策を導き出してくれるかもしれない。
「分かりました。少し神とも相談してみます。」
「うん、何か思いついたら教えて・・・」
「承知しました。」
ラブリーの気配は消えた。
「うーん、どうするかなー。待っとくのも暇だし・・・。」
ラブリーマッチングと神が作った、ガベージコレクターのシミュレーターが結果を出すのは数日先と言われていた。さっきの荒唐無稽な提案に対しても、すぐにレスポンスがあるとは思えない。
「蒼君とデートでもするかぁ・・・。昨日の今日だから、嫌がるかな。あっちも頭痛かったりして。いや、そもそも私とデートとかしたくないかもしれないし・・・。そういえば、家ではハンティングゲームしている、とか言っていたなぁ。私もハンティングゲーム始めるかなぁ。」
光莉はいつのまにか蒼のことばかり考えていたことに気がついた。
「ん、なんで私、蒼君のことばかり考えているんだろう。ガベージコレクター対策を考えないといけないのに・・・」
光莉は思い直してベッドに座り、ガベージコレクター対策を練り始めた。しかし、ほどなく考えが堂々巡りしていることに気づいた。
「やっぱ、だめだ。何にも思いつかない・・・」
そういうときは「とりあえずAIに聞いてみる」、というわけにはいかないか・・・。
光莉は、考えがまとまらないまま、ベッドに倒れ込み、再び眠りに落ちていった。
「飲み過ぎたー。しかし、盛り上がったなぁ、何話したか、ほとんど覚えてないけど。」
光莉と蒼は中華料理屋で相当量のビールを飲み、店主から閉店と言われるまで飲んでいたのだ。光莉は蒼に家まで送ってもらった。そして、蒼と別れ、ベッドに倒れ込んだ後は記憶がなかった。
「そういえば、なんかミサイルで基地を叩く、みたいな話をしてたかなぁ。あー、頭痛い・・・」
飲みながら対策会議なんて意味がなかったかもしれない。まあ、蒼君と飲んでみたかったというのもあるし、一人で晩飯を食うより格段に楽しかったし・・・。
「ミサイルねぇ・・・」
光莉はベッドで仰向けになったまま、ミサイルがガベージコレクターに向かって飛んでいくのを想像していた。
「しかし、ガベージコレクターって実体ないからなぁ・・・」
ソフトウエアに過ぎないガベージコレクターにミサイルを撃ち込むって、荒唐無稽ではないだろうか。酔っている時の発想は役に立たない・・・。しかし、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるとも言うし・・・。
「ラブリーちゃん、居る?」
スマホが起動し、音声で返事があった。
「はい、光莉様」
「あのさー、具体性ないんだけど、ガベージコレクターにミサイル打ち込めない?」
「はい?」
さすがの野良AIも光莉の言葉の理解に苦しんだようだ。
「ソフトウエアにミサイルですか?」
「ま、例えよね、例え・・・」
光莉は「とりあえずAIに聞いてみる」を実践していたのだ。AIは、言葉が何かのヒントになって、どこからか、新たな解決策を導き出してくれるかもしれない。
「分かりました。少し神とも相談してみます。」
「うん、何か思いついたら教えて・・・」
「承知しました。」
ラブリーの気配は消えた。
「うーん、どうするかなー。待っとくのも暇だし・・・。」
ラブリーマッチングと神が作った、ガベージコレクターのシミュレーターが結果を出すのは数日先と言われていた。さっきの荒唐無稽な提案に対しても、すぐにレスポンスがあるとは思えない。
「蒼君とデートでもするかぁ・・・。昨日の今日だから、嫌がるかな。あっちも頭痛かったりして。いや、そもそも私とデートとかしたくないかもしれないし・・・。そういえば、家ではハンティングゲームしている、とか言っていたなぁ。私もハンティングゲーム始めるかなぁ。」
光莉はいつのまにか蒼のことばかり考えていたことに気がついた。
「ん、なんで私、蒼君のことばかり考えているんだろう。ガベージコレクター対策を考えないといけないのに・・・」
光莉は思い直してベッドに座り、ガベージコレクター対策を練り始めた。しかし、ほどなく考えが堂々巡りしていることに気づいた。
「やっぱ、だめだ。何にも思いつかない・・・」
そういうときは「とりあえずAIに聞いてみる」、というわけにはいかないか・・・。
光莉は、考えがまとまらないまま、ベッドに倒れ込み、再び眠りに落ちていった。
