ビクトリーラーメンマンシリーズ第2弾 いかの惑星

 そして、俺があまりの烏賊のうまさに我を忘れて食べ続け、ほとんど食い終わったころ、またさっきの老人が奥のほうから出てきた。そして相変わらず、無愛想に切り出した。
 「で、お客さん、何にするね?」
 「?????」

 俺は、老人が何を言ったのか理解できなかった。次の注文のことを言っているのだろうか?もしかすると、この星では烏賊を1杯食わないと次のものが食えないのかも知れない。俺は、烏賊がこんなにうまかったのだから、きっとほかにもうまいものがあるに違いないと思い聞き返した。

 「何があるんですか?何か、お勧めのものはありませんか?あるいは、ここいらの珍味とか?」
 つい、仕事のことも思い出して、珍味も聞いてみた。しかし、別に珍味でなくても、うまいものが食えれば、それはそれで良い。
 「メニューに、・・・・・。」
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