【異星人外交官】にぎやかな訪問者
【異星人外交官】にぎやかな訪問者
-修.
「所長、至急起きて下さい。新しい来訪者が来ました。」
「えっ、なんだって・・・」
所長は寝ぼけ眼のままベッド脇の時計を見た。時刻は深夜2時だ。
「こんな夜中にか・・・」
銀河連邦のエージェントとして最初の異星人が地球に来訪して以来、毎年のように次々と新たな異星人が表敬訪問するようになった。このため、地球政府は宇宙港に異星人専門の外交機関を設置した。
最初の異星人は地球の言語を研究し、公用語で通信してきた。しかし、それに続いて来訪する異星人達はお構いなしに自分たちの言語とコミュニケーション手段で話かけてきた。その手段は音声以外にも、電磁波、重力波、接触型など多様を極めた。
このため、外交機関は、異星人を出迎えるよりも、むしろコミュニケーション手段と言語の解析が主なミッションとなっていた。
所長は急いで身支度を整え、インカムを付けながら部屋を飛び出した。万が一に備え、管制室は着陸床から数キロ離れた岩盤の中に作られていた。また、このような事態を想定して宿泊所も同じ岩盤の中に準備されていた。所長は管制室までの数分の時間が惜しくて部下に尋ねた。
「どういう状況だ。」
「もうすぐ到着します。長さは200m、幅と高さは50m程度と標準的な大きさです。」
所長が管制室に滑り込むのと、異星船の到着はほぼ同時だった。
「所長、到着し・・・・」
部下は、着陸床を映したディスプレイの異星船の異様さに言葉を失っていた。
「あれは・・・」
そこには、着陸床から5mほど浮かんで、底面が切り取られたまゆ状の異星船が映っていた。そして異星船の上部には、端から端までおびただしい数の光点が現れたり、消えたりしていた。ある時は何かの図形になり、拡大したり、縮小したり、また光の波が全体を巡ったりもしていた。それは光の洪水と言えた。
「すごいな・・・」
所長もあまりの光景に息を飲んだ。これはまるで場末のネオン街の看板のようだ。いや、動きがあるから都会のスクランブル交差点というべきか。しかし・・・。
「そうだ、この光のパターンが何かの言語かもしれない。解析しているか。」
「所長、大丈夫です。到着時から自動でコンピューター解析スタートしています。」
「分かった。それにしてもすごいな。」
「所長、異星船の下、何か出てきます。」
-修.
「所長、至急起きて下さい。新しい来訪者が来ました。」
「えっ、なんだって・・・」
所長は寝ぼけ眼のままベッド脇の時計を見た。時刻は深夜2時だ。
「こんな夜中にか・・・」
銀河連邦のエージェントとして最初の異星人が地球に来訪して以来、毎年のように次々と新たな異星人が表敬訪問するようになった。このため、地球政府は宇宙港に異星人専門の外交機関を設置した。
最初の異星人は地球の言語を研究し、公用語で通信してきた。しかし、それに続いて来訪する異星人達はお構いなしに自分たちの言語とコミュニケーション手段で話かけてきた。その手段は音声以外にも、電磁波、重力波、接触型など多様を極めた。
このため、外交機関は、異星人を出迎えるよりも、むしろコミュニケーション手段と言語の解析が主なミッションとなっていた。
所長は急いで身支度を整え、インカムを付けながら部屋を飛び出した。万が一に備え、管制室は着陸床から数キロ離れた岩盤の中に作られていた。また、このような事態を想定して宿泊所も同じ岩盤の中に準備されていた。所長は管制室までの数分の時間が惜しくて部下に尋ねた。
「どういう状況だ。」
「もうすぐ到着します。長さは200m、幅と高さは50m程度と標準的な大きさです。」
所長が管制室に滑り込むのと、異星船の到着はほぼ同時だった。
「所長、到着し・・・・」
部下は、着陸床を映したディスプレイの異星船の異様さに言葉を失っていた。
「あれは・・・」
そこには、着陸床から5mほど浮かんで、底面が切り取られたまゆ状の異星船が映っていた。そして異星船の上部には、端から端までおびただしい数の光点が現れたり、消えたりしていた。ある時は何かの図形になり、拡大したり、縮小したり、また光の波が全体を巡ったりもしていた。それは光の洪水と言えた。
「すごいな・・・」
所長もあまりの光景に息を飲んだ。これはまるで場末のネオン街の看板のようだ。いや、動きがあるから都会のスクランブル交差点というべきか。しかし・・・。
「そうだ、この光のパターンが何かの言語かもしれない。解析しているか。」
「所長、大丈夫です。到着時から自動でコンピューター解析スタートしています。」
「分かった。それにしてもすごいな。」
「所長、異星船の下、何か出てきます。」
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