エレベーターダンジョン
俺は来る日も来る日もエレベーター探索を続けた。とはいっても、随所にホテルフロアがあり、毎日、歩き疲れたら、シャワーを浴びて、食事をして十分寝ることができたので、働いているときよりむしろ健康的な生活かもしれなかった。ただ、娯楽というものが一切ないので、寝る前にノートを広げ、書き溜めたダンジョンの意味を考えながら、眠りに落ちるのが日課となっていた。
そして10日ほど経ったある日、エレベーターの扉が開くと、そこには見慣れた設計事務所の殺風景な扉が見えた。
「戻れた・・・」
俺は突然戻れたことに驚くと同時に、本当に戻れたのかどうかを疑った。ビジネスホテルの部屋さえもあるダンジョンと考えると、俺の職場とそっくりのフロアがあってもおかしくはない。事務所には誰もいないのではないだろうか。
俺は久しぶりにIDカードをリーダーにかざし、事務所に入ると、そこには普通に同僚がいて仕事をしていた。そして、何事もなかったように挨拶してきた。
「おはよう。今日も早いね。」
10日間ほど音信不通になっており、心配を掛けていたはずなので、職場を離れていた理由を説明しないといけないと思っていたが、同僚の反応は何事もなかったように、いたって普通だった。
「おはよう。」
俺はどういうことか理解できないまま、挨拶を交わし、いつも通りパソコンを立ち上げ、仕事を始めた。そして、パソコンの日付はエレベーターダンジョンに紛れ込んだ日となっていた。ダンジョンで10日ほど過ごしたが、こちらの世界では一瞬のことだったということだろうか。現実世界では、俺は朝普通に出勤してきたということのようだ。
そして10日ほど経ったある日、エレベーターの扉が開くと、そこには見慣れた設計事務所の殺風景な扉が見えた。
「戻れた・・・」
俺は突然戻れたことに驚くと同時に、本当に戻れたのかどうかを疑った。ビジネスホテルの部屋さえもあるダンジョンと考えると、俺の職場とそっくりのフロアがあってもおかしくはない。事務所には誰もいないのではないだろうか。
俺は久しぶりにIDカードをリーダーにかざし、事務所に入ると、そこには普通に同僚がいて仕事をしていた。そして、何事もなかったように挨拶してきた。
「おはよう。今日も早いね。」
10日間ほど音信不通になっており、心配を掛けていたはずなので、職場を離れていた理由を説明しないといけないと思っていたが、同僚の反応は何事もなかったように、いたって普通だった。
「おはよう。」
俺はどういうことか理解できないまま、挨拶を交わし、いつも通りパソコンを立ち上げ、仕事を始めた。そして、パソコンの日付はエレベーターダンジョンに紛れ込んだ日となっていた。ダンジョンで10日ほど過ごしたが、こちらの世界では一瞬のことだったということだろうか。現実世界では、俺は朝普通に出勤してきたということのようだ。
