【異星人外交官】砂嵐
部下が再びコンソールを操作し、エージェントロボットが砂をズームしていくと、それは単なる砂粒ではなさそうだと分かった。ズームが進むにつれて、砂粒は金属光沢を放つ人工物のように見えてきた。
「もしかして、宇宙船なのか・・・」
所長が小さくつぶやいた。それは大きさ1mmにも満たない宇宙船だった。とてつもない数の宇宙船団が砂嵐のように見えていたのだ。
「宇宙船がこの大きさだと、俺たちが今からファーストコンタクトする宇宙人はいったいどんな大きさなんだ・・・」
宇宙人のコミュニケーション手段が何であれ、センサーが拾えるレベルだろうか。所長は、せめて顕微鏡と巨大な収音マイクが必要ではないかと思い始めていた。
「うーん、今回は骨が折れそうだな・・・」
所長が頭を抱えていたそのとき、部下が叫んだ。
「所長、見てください。砂嵐がまた始まりましたよ。」
発着床はまた砂嵐に包まれていた。
「今度はなんだ?」
砂嵐は見る間に、何らかのパターンを描き出した。それは、無数の宇宙船によって作られた映像だった。そして、それは地球側が理解できる自然数の表現から始まる言語体系の説明だった。
今回来訪した宇宙人が、地球人の身長を理解しているかどうかは不明だが、少なくとも自分たちがものすごく小さいということは認識していたのだろう。このため、無数の宇宙船による映像を異星人とのコミュニケーション手段としているようだった。
宇宙人の姿は、数週間後、言語の理解が進み、電波による映像のやり取りか可能となって初めて地球人の知るところとなった。
おしまい
「もしかして、宇宙船なのか・・・」
所長が小さくつぶやいた。それは大きさ1mmにも満たない宇宙船だった。とてつもない数の宇宙船団が砂嵐のように見えていたのだ。
「宇宙船がこの大きさだと、俺たちが今からファーストコンタクトする宇宙人はいったいどんな大きさなんだ・・・」
宇宙人のコミュニケーション手段が何であれ、センサーが拾えるレベルだろうか。所長は、せめて顕微鏡と巨大な収音マイクが必要ではないかと思い始めていた。
「うーん、今回は骨が折れそうだな・・・」
所長が頭を抱えていたそのとき、部下が叫んだ。
「所長、見てください。砂嵐がまた始まりましたよ。」
発着床はまた砂嵐に包まれていた。
「今度はなんだ?」
砂嵐は見る間に、何らかのパターンを描き出した。それは、無数の宇宙船によって作られた映像だった。そして、それは地球側が理解できる自然数の表現から始まる言語体系の説明だった。
今回来訪した宇宙人が、地球人の身長を理解しているかどうかは不明だが、少なくとも自分たちがものすごく小さいということは認識していたのだろう。このため、無数の宇宙船による映像を異星人とのコミュニケーション手段としているようだった。
宇宙人の姿は、数週間後、言語の理解が進み、電波による映像のやり取りか可能となって初めて地球人の知るところとなった。
おしまい
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