【異星人外交官】薄い訪問者
担当者が申し訳なさそうに付け足した。
「所長、もう一つ謎がありまして・・・」
「なんだ?」
「宇宙船の長さが計測不能なんです。いや、正確に言うと厚さが0みたいなんです。」
「はぁ?」
「所長、カメラを順番に切り替えていくんで見てください。」
担当者はコンソールを操作し、発着床のカメラを次々と切り替えていった。すると、正面から見えていた宇宙船が、側面に回り込むにつれてだんだん細長くなっていき、ほぼ真横から撮っているカメラでは線のように見えていた。
「どういうことだ?」
「書き割りみたいなもんですかね。」
所長は唖然として画像に見入っていた。
「所長、よく見ていてください。今度は宇宙船の後ろからの画像です。」
ディスプレイには正面からの画像とは違う、後ろから見た宇宙船の画像が映っていた。
「後ろから見ると、宇宙船の後が見えるということか?厚さは0なのに・・・。さっぱりわからないな。」
所長も担当者も頭を抱えた。異星人外交官の仕事は、表敬訪問してきた異星人とのファーストコンタクトなのだが厚さ0の宇宙船から何が現れるのか、いや、そもそもこの宇宙船は本当に発着床に着陸しているのだろうか。映像だけなのではないだろうか。
「所長、もう一つ謎がありまして・・・」
「なんだ?」
「宇宙船の長さが計測不能なんです。いや、正確に言うと厚さが0みたいなんです。」
「はぁ?」
「所長、カメラを順番に切り替えていくんで見てください。」
担当者はコンソールを操作し、発着床のカメラを次々と切り替えていった。すると、正面から見えていた宇宙船が、側面に回り込むにつれてだんだん細長くなっていき、ほぼ真横から撮っているカメラでは線のように見えていた。
「どういうことだ?」
「書き割りみたいなもんですかね。」
所長は唖然として画像に見入っていた。
「所長、よく見ていてください。今度は宇宙船の後ろからの画像です。」
ディスプレイには正面からの画像とは違う、後ろから見た宇宙船の画像が映っていた。
「後ろから見ると、宇宙船の後が見えるということか?厚さは0なのに・・・。さっぱりわからないな。」
所長も担当者も頭を抱えた。異星人外交官の仕事は、表敬訪問してきた異星人とのファーストコンタクトなのだが厚さ0の宇宙船から何が現れるのか、いや、そもそもこの宇宙船は本当に発着床に着陸しているのだろうか。映像だけなのではないだろうか。
