パンテーラ
3台はすでにダムを過ぎ、下りにかかってだいぶ経っていた。
「詰め 、いくぜ!」
聞きなれない声がヘッドホンから聞こえた。男が答える。
「OK、やれ!」
ややゆるやかな右カーブであった。RX-7がガケに突っ込んだ。死ぬ気か!違う。RX-7はガケを利用してコーナーリングをしているのだ。時速は80km。バカな。しかし確実にパンテーラの前に出ていく。抜いた。ガケを降りたRX-7は明らかにオーバースピードである。
「あれじゃ前の奴は次を曲がり切れん!」
「黙れ、見とけ。」
RX-7はまたも信じられんことをした。エンジンを前方に射出したのである。ガードレールを破壊してエンジンが川に飛んだ。一瞬遅れて白いパラシュートが開いた。パンテーラはよけきれずにパラメータシートに突っ込んだ。いや、急ブレーキをかけた。全輪が白煙を立てている。四輪ドリフトである。
「ぶつかる!」
ぶつかった。RX-7とパンテーラは並んで停止した。そこへピアッツァも突っ込む。そしてパンテーラのフロントをつぶして停止した。
「
聞きなれない声がヘッドホンから聞こえた。男が答える。
「OK、やれ!」
ややゆるやかな右カーブであった。RX-7がガケに突っ込んだ。死ぬ気か!違う。RX-7はガケを利用してコーナーリングをしているのだ。時速は80km。バカな。しかし確実にパンテーラの前に出ていく。抜いた。ガケを降りたRX-7は明らかにオーバースピードである。
「あれじゃ前の奴は次を曲がり切れん!」
「黙れ、見とけ。」
RX-7はまたも信じられんことをした。エンジンを前方に射出したのである。ガードレールを破壊してエンジンが川に飛んだ。一瞬遅れて白いパラシュートが開いた。パンテーラはよけきれずにパラメータシートに突っ込んだ。いや、急ブレーキをかけた。全輪が白煙を立てている。四輪ドリフトである。
「ぶつかる!」
ぶつかった。RX-7とパンテーラは並んで停止した。そこへピアッツァも突っ込む。そしてパンテーラのフロントをつぶして停止した。