第7章 着ぐるみパラダイスへ
「で、何が見えたの。」
家を出るやいなや、かおりが尋ねてきた。留美は、一瞬のうちにいくつもの行為中の幻想が見えたことをかおりに話した。
「そりゃ、私たち危なかったわね。鴨だったということかしら。今思えば、水商売のような女性二人は了解済だったようにも見えたわね。黒岩、油断がならんな。」
かおりは、すでに「黒岩」と呼び捨てになっている。留美も、黒岩を見損なっていたと感じていた。確かに、かっこよくて、お金も持っているとなれば、女性関係とはそのようなものかもしれない。あわよくば付き合えるかも、と思った自分が浅はかだったということだ。
「留美の超能力のおかげで助かったわ。こんな使い道があったとわね。しかし、とんだ着ぐるみパラダイスだったわね、全く。」
留美とかおりは、黒岩の家からかなり離れたところで昼間から飲みなおしたのだった。
家を出るやいなや、かおりが尋ねてきた。留美は、一瞬のうちにいくつもの行為中の幻想が見えたことをかおりに話した。
「そりゃ、私たち危なかったわね。鴨だったということかしら。今思えば、水商売のような女性二人は了解済だったようにも見えたわね。黒岩、油断がならんな。」
かおりは、すでに「黒岩」と呼び捨てになっている。留美も、黒岩を見損なっていたと感じていた。確かに、かっこよくて、お金も持っているとなれば、女性関係とはそのようなものかもしれない。あわよくば付き合えるかも、と思った自分が浅はかだったということだ。
「留美の超能力のおかげで助かったわ。こんな使い道があったとわね。しかし、とんだ着ぐるみパラダイスだったわね、全く。」
留美とかおりは、黒岩の家からかなり離れたところで昼間から飲みなおしたのだった。
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