第4章 怪獣
黒岩と別れて向かった控室には、腕のところが羽になっている深緑色の着ぐるみがハンガーに掛けてあった。頭の部分は鳥というよりとかげに近い。小さい頭にワニのような口があり、牙が並んでいる。目は少し大きめで真っ赤なガラスのような目で、縦の瞳がまさに爬虫類だった。顎の下あたりにのぞき穴がありそうだ。
留美は、いつものTシャツとスパッツになり、先にバンジージャンプで使うようなハーネスを付けられた。結構、苦しい。ハーネスを付けた状態で着ぐるみに潜り込んでいった。外側はゴムのような質感だが、厚みは思ったほどなく、内側の布は伸縮性があるようで割とスムースに着ることができた。
手足と胴体が入り、いよいよ頭を着ぐるみの中に入れ、後ろのチャックが締められた瞬間、またあれがやってきた。
留美は、いつものTシャツとスパッツになり、先にバンジージャンプで使うようなハーネスを付けられた。結構、苦しい。ハーネスを付けた状態で着ぐるみに潜り込んでいった。外側はゴムのような質感だが、厚みは思ったほどなく、内側の布は伸縮性があるようで割とスムースに着ることができた。
手足と胴体が入り、いよいよ頭を着ぐるみの中に入れ、後ろのチャックが締められた瞬間、またあれがやってきた。