シンデレラ・フルムーン
「うーん、どうしろというんだ・・・。」
リミットまで半年しかない。わたしはどうすべきか全くわからなかった。しかし、無情にも偉そうなおじさんは最後の疑問には答えてくれることなく講義は終了した。わたしはあまりの衝撃に言葉を失い、茫然としていた。
そのとき、スマホが鳴った。相手はくだんの朝陽君だ。
「芽依ちゃん、おはよう。起きてたー。今日は練習来るー?」
朝陽君の口調は、講義を聞いて茫然となっていたわたしには明るすぎた。
「あー、まあ起きてたよ。今、オンライン講義聞き終わったところ。ちょっと、沈んでてね。」
「え、何?卒業が危ないとか・・・。」
「いや、出産法だっけ、講義聞いたら、考え込んじゃって・・・。」
「あー、あれね。女の子には重たいかな。そうだ、芽衣ちゃんって、もうすぐ24歳かぁー。きっついね。」
リミットまで半年しかない。わたしはどうすべきか全くわからなかった。しかし、無情にも偉そうなおじさんは最後の疑問には答えてくれることなく講義は終了した。わたしはあまりの衝撃に言葉を失い、茫然としていた。
そのとき、スマホが鳴った。相手はくだんの朝陽君だ。
「芽依ちゃん、おはよう。起きてたー。今日は練習来るー?」
朝陽君の口調は、講義を聞いて茫然となっていたわたしには明るすぎた。
「あー、まあ起きてたよ。今、オンライン講義聞き終わったところ。ちょっと、沈んでてね。」
「え、何?卒業が危ないとか・・・。」
「いや、出産法だっけ、講義聞いたら、考え込んじゃって・・・。」
「あー、あれね。女の子には重たいかな。そうだ、芽衣ちゃんって、もうすぐ24歳かぁー。きっついね。」