ビクトリーラーメンマンシリーズ第4弾 火鍋ドラゴン
「コーホー、ああそうだ。コー、今回は少し遠いんで、コールドスリープ前後の通常宙航用に試作品の食事を何食か、調査船に積み込んでおきました、コーホー。開発部門の自信作らしいんで楽しんでください、コーホー。それと、レポートも書いてくださいね、コーホー。」
思い出したように課長が追加してきた。AIロボットなのに「ああそうだ」はないだろう。それはさておき、毎回宙航中は食事の種類が限られるのでありがたい話ではある。
「そうですか。わかりました。レポートも出します、コーホー。」
俺はもう一回「コーホー」を追加してみたが、やはり何の反応もなかった。今度は「アホ」とか追加してみたくもなるが、何せ相手は血も涙もないので、下手をすると即刻首になるかもしれないと考えるとリスクは高そうだった。
思い出したように課長が追加してきた。AIロボットなのに「ああそうだ」はないだろう。それはさておき、毎回宙航中は食事の種類が限られるのでありがたい話ではある。
「そうですか。わかりました。レポートも出します、コーホー。」
俺はもう一回「コーホー」を追加してみたが、やはり何の反応もなかった。今度は「アホ」とか追加してみたくもなるが、何せ相手は血も涙もないので、下手をすると即刻首になるかもしれないと考えるとリスクは高そうだった。