ビクトリーラーメンマンシリーズ第4弾 火鍋ドラゴン
ビクトリーラーメンマンシリーズ第4弾 火鍋ドラゴン
―修.
「コーホー、甲斐さん、ちょっといいですか、コーホー。」
俺は課長から声を掛けられてモニターから目を離した。課長の席には、どう見てもロボットにしか見えないものが座っていた。頭は緑色の半球状のヘルメットで、中ほどに横長のスリットが空いており、中にピンク色の丸い目のようなものが左右に動いて、今はこちらを向いている。口の部分はガスマスクのようになっていて、左右から出たパイプが背中の何かの装置につながっている。まるで昔のアニメに出てきた人型兵器のようであった。
「コーホー、次の出張ですが、コーホー、火鍋の惑星へ行ってください、コーホー。」
まさか自分の上司がAIロボットになろうとは夢にも思わなかった。今までいろいろな上司に巡り合ってきたが、まさかAIロボットとは。しかし、会社が課長として採用している以上、きっと今までの人間の上司よりも優秀なのだろう。
―修.
「コーホー、甲斐さん、ちょっといいですか、コーホー。」
俺は課長から声を掛けられてモニターから目を離した。課長の席には、どう見てもロボットにしか見えないものが座っていた。頭は緑色の半球状のヘルメットで、中ほどに横長のスリットが空いており、中にピンク色の丸い目のようなものが左右に動いて、今はこちらを向いている。口の部分はガスマスクのようになっていて、左右から出たパイプが背中の何かの装置につながっている。まるで昔のアニメに出てきた人型兵器のようであった。
「コーホー、次の出張ですが、コーホー、火鍋の惑星へ行ってください、コーホー。」
まさか自分の上司がAIロボットになろうとは夢にも思わなかった。今までいろいろな上司に巡り合ってきたが、まさかAIロボットとは。しかし、会社が課長として採用している以上、きっと今までの人間の上司よりも優秀なのだろう。
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