コンビニ
いつものコンビニに着いたが、俺は少し様子が変わっていることに気が付いた。いつもの赤と緑のストライプの外観には変わりがないが、中に商品が陳列されていない。代わりに銀行のブースのようなものがいくつか並んでおり、数人がそこに腰かけてディスプレイに向かっているようだ。
俺は、その様子を見て最近のニュースを思い出した。AIを使った画期的なコンビニがオープンしたといっていたが、どうやらこの店もそのように改装されたようだ。ニュースで言っていた、シンギュラなんとかという言葉はよくわからなかったが、レポーターはしきりにすごいと言っていた。俺は興味もあり、行きつけでもあるので入ってみることにした。
入り口には「空いているブースへお掛けください」と案内板が設置されていた。俺は空きブースの椅子に腰かけ、コンビニのロゴが表示されているディスプレイに向き合った。特に操作パネルのようなものもないので、ディスプレイがタッチパネルになっているのだろうか。
突然、ディスプレイに若い女性が表示され、話しかけてきた。
「谷川様、いらっしゃいませ。」
俺は突然名前を呼ばれたことに驚いた。ただ席に座っただけで名前まで判るのか。若い女性は20歳前半くらいだろうか、ショートカットでかわいい、俺好みの美人だ。どこかのオペレーションセンターからリモートで話しかけているのだろうか。
俺は、その様子を見て最近のニュースを思い出した。AIを使った画期的なコンビニがオープンしたといっていたが、どうやらこの店もそのように改装されたようだ。ニュースで言っていた、シンギュラなんとかという言葉はよくわからなかったが、レポーターはしきりにすごいと言っていた。俺は興味もあり、行きつけでもあるので入ってみることにした。
入り口には「空いているブースへお掛けください」と案内板が設置されていた。俺は空きブースの椅子に腰かけ、コンビニのロゴが表示されているディスプレイに向き合った。特に操作パネルのようなものもないので、ディスプレイがタッチパネルになっているのだろうか。
突然、ディスプレイに若い女性が表示され、話しかけてきた。
「谷川様、いらっしゃいませ。」
俺は突然名前を呼ばれたことに驚いた。ただ席に座っただけで名前まで判るのか。若い女性は20歳前半くらいだろうか、ショートカットでかわいい、俺好みの美人だ。どこかのオペレーションセンターからリモートで話しかけているのだろうか。