ふわっと
「私はお送りしたファイルのNo.1263星系のものです。私はケイ素系生物で、地球上は生存できませんので、外観はファイルでご確認ください。今回は、地球の皆様を刺激して攻撃されないよう、最も小さな宇宙船でかなりの時間を掛けて来訪いたしました。銀河連邦は、基本的に文明不介入の立場を取っておりますので、今回は最低限の情報のみお渡しし、地球文明が次のレベル2に達しましたら次の使者が新たな情報を持って訪問いたします。それまでは誰も来ません。先ほど申し上げました通り、今回の目的は銀河連邦と異星人の存在をお伝えすることでしたので私の使命は完了しました。何かご質問があれば答えられる範囲でお答えします。」
地球統一政府の代表が質問した。
「地球文明がレベル2になると新たな情報がもらえるということですが、いつごろレベル2になるでしょうか。」
「詳しいことはお伝え出来ませんが、だいたい千年ほど掛かります。」
「次の使者と会えるのは千年くらい先ということですか。いったい文明のレベルはいくつまであるのですか。」
「これも詳しいことはお伝え出来ませんが、我々がレベル65ですが、地球の皆様がこのレベルに達するには数十億年先になると予想します。少し情報を出しすぎましたので、それでは失礼します。」
異星人の宇宙船は、最後の言葉の後、数秒で太陽系を離れ、観測不能となった。多くの人々の予想を裏切り、ファーストコンタクトはふわっと終了した。
地球統一政府の代表が質問した。
「地球文明がレベル2になると新たな情報がもらえるということですが、いつごろレベル2になるでしょうか。」
「詳しいことはお伝え出来ませんが、だいたい千年ほど掛かります。」
「次の使者と会えるのは千年くらい先ということですか。いったい文明のレベルはいくつまであるのですか。」
「これも詳しいことはお伝え出来ませんが、我々がレベル65ですが、地球の皆様がこのレベルに達するには数十億年先になると予想します。少し情報を出しすぎましたので、それでは失礼します。」
異星人の宇宙船は、最後の言葉の後、数秒で太陽系を離れ、観測不能となった。多くの人々の予想を裏切り、ファーストコンタクトはふわっと終了した。
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