ビクトリーラーメンマンシリーズ第3弾 砂の惑星
到着したレストランは、岩場をくり抜かれて作られていた。特に表に看板があるわけでもなく、殺風景な鉄の扉が入り口だった。
「昔は軍事施設だったんで色気がないでしょ。でも、わざわざここを地図で見て食べにくる人もいないんで外にはお金を掛けていないんですよ。」
男が説明してくれた。
「いつも宙港でお見掛けしたお客様をご案内していて、たまに政府関係や会社の方を接待でご案内する程度です。このあたりは岩場全体がトンネルだらけなんで中は広いんですけどね。いや、広いというか迷路のような感じですかね。」
重たそうな鉄の扉を開けて岩のトンネルに入ると、外の不毛な光景とは全く変わり、床も壁も木材で、装飾品もあり、さながら大都市のレストランのエントランスを思わせる廊下となっていた。そして男にうながされるまま俺はやや広めのホールのテーブルに座った。
「当店はコース料理1種類しかないのですが、スタートしてよろしいでしょうか。」
用意してあったメニュー表には飲み物リストと予想通りかなり高額のコース料理が書いてあった。俺は軽めの食前酒を頼み、コースの開始を頼んだ。
「昔は軍事施設だったんで色気がないでしょ。でも、わざわざここを地図で見て食べにくる人もいないんで外にはお金を掛けていないんですよ。」
男が説明してくれた。
「いつも宙港でお見掛けしたお客様をご案内していて、たまに政府関係や会社の方を接待でご案内する程度です。このあたりは岩場全体がトンネルだらけなんで中は広いんですけどね。いや、広いというか迷路のような感じですかね。」
重たそうな鉄の扉を開けて岩のトンネルに入ると、外の不毛な光景とは全く変わり、床も壁も木材で、装飾品もあり、さながら大都市のレストランのエントランスを思わせる廊下となっていた。そして男にうながされるまま俺はやや広めのホールのテーブルに座った。
「当店はコース料理1種類しかないのですが、スタートしてよろしいでしょうか。」
用意してあったメニュー表には飲み物リストと予想通りかなり高額のコース料理が書いてあった。俺は軽めの食前酒を頼み、コースの開始を頼んだ。