<工学的SFアプローチ講座> パワードスーツはいらない!

   **8** 結び

 以上のアプローチからはすべて、パワードスーツの存在は否定的である。この他にも、長時間使用していて、もし頭がかゆくなった時、間違って頭を破壊してしまうかも知れないとか、どんな優秀なパワードスーツも、歩兵に持てる武器とたいして変わらない武器しか持てないとか、否定的要素は数限りない。どうも兵器として使うのはあまり合理的ではないようである。

 では、どこかに使い道はないのか。ないわけではない。大都市の警察が2、3台持っているというのなら、結構合理的である。多少、マッドマックスぽいが、相手、つまり市民の持っている武器など、たかが知れが知れているので、カッコよく活躍できること請け合いである。

 最後に、(かなりあいまいな結びとなりつつあるが・・・)やはり、パワードスーツはいらないのである。(なげやりだ・・・)では、警察の例は何だと聞く人もあろう。あれはあれでいいのである。

 なぜなら私は、パワードスーツより、インターセプターが、ダーティーハリーがカッコいいと思うから、私のSFには結局パワードスーツは登場しない。パワードスーツはいらない!っと・・・。
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