サルベイジャー
「さて、どうするか・・・」
巧は小型レールガンを前に腕組みして考え始めた。是非とも持ち帰りたい宝には違いない。しかも往路ではAI兵器には出会っていない。もしかすると、この辺りにはAI兵器はいないのかもしれない、たまたま。ものすごく楽観的に考えれば、小型レールガンを麻袋に入れてさっさと帰り始めれば良いだけのことだ。
しかし、小型レールガンというのは最悪だ。脚部ユニットや他の周辺モジュールなら、AI兵器に出会った瞬間撃たれるということはない。兵器とは見なさず、おそらく見逃してくれるだろう。しかし、兵器は別だ。一発アウト・・・。高額で買い取ってもらえるのには、それなりの理由があるということだ。しかし、このまま置いて帰るには、あまりにも忍びない。
「なにか手はないものか・・・」
鉛製の袋でもあれば、Ⅹ線探査に引っ掛からないため即座に撃たれることはないが、最新型のAI兵器だと中を見せろと音声で要求してくるだろう。そして、袋を開けた瞬間、銃撃されてジ・エンドか・・・。
味方のAI兵器に護衛してもらえれば良いのだが、あいにくAI兵器には人を護衛するという機能はない。自軍のAI兵器同士以外は、X線探査や画像認識で武装していると判断すると即座に攻撃してくる。そもそも「味方の・・・」という概念がない。
「うーん・・・」
巧はとりあえず小型レールガンを冷蔵庫から引っ張り出したものの、どうするが考えあぐねていた。そして、10分以上が経ったころ、巧は腹をくくることにした。
「とりあえず持っていく。AI兵器が来たら、捨てて逃げる・・・。復路でAI兵器に遭わなければラッキー・・・くらいしか、考えつかないな。」
このユニットを諦めてさらに都市の中心部に向かったとしても、このユニットより高価で、かつ安全なお宝が発見できる確率は極めて少ない。このチャンスをものにしない手はない。命の危険度は増すが、これを見捨てるようではサルベイジャーとは名乗れない。巧は、お宝を前に、少し気が大きくなったかもしれない。巧は小型レールガンを麻袋に入れ、帰路へと着いた。
巧は、いつも以上に慎重に足音を立てず、周りの音に最大限の注意を払いながら、地下を進んでいった。一度通った道であり、間違えることはない。なにより、来るときにはAI兵器に遭遇していない。しかし、だからといってAI兵器が通路にはいなかったという保証にはならない。センサー以外沈黙したまま、そっと潜んでいたということもあり得る。そして、復路ではセンサーが小型レールガンを探知し、いきなり発砲されるかも知れない。そのときは運がなかったとあきらめるしかない。もっとも、攻撃は突然来るため、あきらめる時間はないだろうが・・・。
巧は小型レールガンを前に腕組みして考え始めた。是非とも持ち帰りたい宝には違いない。しかも往路ではAI兵器には出会っていない。もしかすると、この辺りにはAI兵器はいないのかもしれない、たまたま。ものすごく楽観的に考えれば、小型レールガンを麻袋に入れてさっさと帰り始めれば良いだけのことだ。
しかし、小型レールガンというのは最悪だ。脚部ユニットや他の周辺モジュールなら、AI兵器に出会った瞬間撃たれるということはない。兵器とは見なさず、おそらく見逃してくれるだろう。しかし、兵器は別だ。一発アウト・・・。高額で買い取ってもらえるのには、それなりの理由があるということだ。しかし、このまま置いて帰るには、あまりにも忍びない。
「なにか手はないものか・・・」
鉛製の袋でもあれば、Ⅹ線探査に引っ掛からないため即座に撃たれることはないが、最新型のAI兵器だと中を見せろと音声で要求してくるだろう。そして、袋を開けた瞬間、銃撃されてジ・エンドか・・・。
味方のAI兵器に護衛してもらえれば良いのだが、あいにくAI兵器には人を護衛するという機能はない。自軍のAI兵器同士以外は、X線探査や画像認識で武装していると判断すると即座に攻撃してくる。そもそも「味方の・・・」という概念がない。
「うーん・・・」
巧はとりあえず小型レールガンを冷蔵庫から引っ張り出したものの、どうするが考えあぐねていた。そして、10分以上が経ったころ、巧は腹をくくることにした。
「とりあえず持っていく。AI兵器が来たら、捨てて逃げる・・・。復路でAI兵器に遭わなければラッキー・・・くらいしか、考えつかないな。」
このユニットを諦めてさらに都市の中心部に向かったとしても、このユニットより高価で、かつ安全なお宝が発見できる確率は極めて少ない。このチャンスをものにしない手はない。命の危険度は増すが、これを見捨てるようではサルベイジャーとは名乗れない。巧は、お宝を前に、少し気が大きくなったかもしれない。巧は小型レールガンを麻袋に入れ、帰路へと着いた。
巧は、いつも以上に慎重に足音を立てず、周りの音に最大限の注意を払いながら、地下を進んでいった。一度通った道であり、間違えることはない。なにより、来るときにはAI兵器に遭遇していない。しかし、だからといってAI兵器が通路にはいなかったという保証にはならない。センサー以外沈黙したまま、そっと潜んでいたということもあり得る。そして、復路ではセンサーが小型レールガンを探知し、いきなり発砲されるかも知れない。そのときは運がなかったとあきらめるしかない。もっとも、攻撃は突然来るため、あきらめる時間はないだろうが・・・。
