サルベイジャー
次の目的地は、都市の中心部に近い、かつてのデパートの地下であった。昔は、食料品やデザートが売ってあったと思われる場所で、フロアーは弾痕のついた柱だけが残り、ショーケースのガラスらしきものが地面を覆っていた。見渡す限り、AI兵器の残骸はない。
「うーん、ここもだめか・・・」
巧は立ち去ろうとして再度周りをハンディライトで照らしていると、壁の一部に小さな扉らしきものを発見した。どうやら、バックヤードに通じる扉のようだ。AI兵器は見逃したのだろうか。いや、AI兵器は無駄に移動することはないため、バックヤードには敵がいなかったということだろう。
「残骸はないだろうが、一応見ておくか・・・」
巧は再び地図に扉を書き加え、そちらへと向かった。どこにお宝があるかわからないため、漏れなく、しらみつぶしに探索するのが鉄則だ。
扉を開けると、そこには調理台やコンロ、そして大きな冷蔵庫が並んだ部屋になっていた。ここで調理をしていたらしい。しかし、調理台の上には腐った食材などはなく、戦場になる前にすべて持ち出されたようだ。
巧は並んだ冷蔵庫の扉を一つ一つ開いて中を確認していった。当然ながら、中には何もなく、発泡スチロールの空箱やビニール袋などがばらばらと入っているだけだった。
そして、最後の冷蔵庫の扉を開けた途端、巧は目を疑った。
「これは・・・」
そこには、50cmほどの小型レールガンがビニール袋に入れられていた。しかも、一見すると無傷のようだ。
「すっごいお宝だ・・・」
巧は久しぶりに遭遇したお宝に歓喜した。無傷の完動品となれば、これを売れば2、3ヶ月は暮らせるだろう。しかし、・・・
冷蔵庫に密かに保管された小型レールガン・・・。可能性は1つしかない。これを見つけたサルベイジャーが、近くに迫ったAI兵器に先に気づき、無事に都市から脱出するために、ここに隠したということだ。もし、これを持ったままAI兵器に遭遇すれば、X線探知され、兵器を持った敵と見なされ、一瞬で殺されるだろう。サルベイジャーにとっての復路は命がけだ。サルベイジャーは負傷しているか、体力に自信がないかで、AI兵器から逃げおおせる自信がなかったのかもしれない。
「うーん、ここもだめか・・・」
巧は立ち去ろうとして再度周りをハンディライトで照らしていると、壁の一部に小さな扉らしきものを発見した。どうやら、バックヤードに通じる扉のようだ。AI兵器は見逃したのだろうか。いや、AI兵器は無駄に移動することはないため、バックヤードには敵がいなかったということだろう。
「残骸はないだろうが、一応見ておくか・・・」
巧は再び地図に扉を書き加え、そちらへと向かった。どこにお宝があるかわからないため、漏れなく、しらみつぶしに探索するのが鉄則だ。
扉を開けると、そこには調理台やコンロ、そして大きな冷蔵庫が並んだ部屋になっていた。ここで調理をしていたらしい。しかし、調理台の上には腐った食材などはなく、戦場になる前にすべて持ち出されたようだ。
巧は並んだ冷蔵庫の扉を一つ一つ開いて中を確認していった。当然ながら、中には何もなく、発泡スチロールの空箱やビニール袋などがばらばらと入っているだけだった。
そして、最後の冷蔵庫の扉を開けた途端、巧は目を疑った。
「これは・・・」
そこには、50cmほどの小型レールガンがビニール袋に入れられていた。しかも、一見すると無傷のようだ。
「すっごいお宝だ・・・」
巧は久しぶりに遭遇したお宝に歓喜した。無傷の完動品となれば、これを売れば2、3ヶ月は暮らせるだろう。しかし、・・・
冷蔵庫に密かに保管された小型レールガン・・・。可能性は1つしかない。これを見つけたサルベイジャーが、近くに迫ったAI兵器に先に気づき、無事に都市から脱出するために、ここに隠したということだ。もし、これを持ったままAI兵器に遭遇すれば、X線探知され、兵器を持った敵と見なされ、一瞬で殺されるだろう。サルベイジャーにとっての復路は命がけだ。サルベイジャーは負傷しているか、体力に自信がないかで、AI兵器から逃げおおせる自信がなかったのかもしれない。
