サルベイジャー

「いや・・・」
 巧はいいアイデアを思い付いた。
「001、君たちはここを拠点として、次に俺が来るまで売れそうなユニットを集めておいてくれ。」
 これなら、この地下で自らを危険にさらすことなく、001達がAI兵器をやっつけてユニットを集めてくれるのではないか。そして俺はユニットを1個ずつ持ち帰って換金すればいいということだ。まあ、2機ともやられてしまったとしても自分が失うものはない。
「了解。巧防衛隊はユニットの収集の任務を遂行します。」
 巧は我ながらいいアイデアだとほくそ笑みながら、難民キャンプへ戻った。


 数日後、巧は再び地下に入り、地下鉄駅の空間に到達していた。

「な、なんだ・・・」
 巧は、地下鉄駅の空間の中央にうず高く積まれた、無数のAI兵器の残骸の山を目の当たりにして言葉を失っていた。残骸の山の影からモーター音を立てながら001が現れた。

「巧司令、お帰りなさい。報告します。巧司令の命令後、現在まで18機の敵AI兵器と交戦状態に陥り、全機撃破しました。巧防衛隊ではユニットの分解ができませんでしたので、残骸をこの場所に集めるに留めています。」
「ほう、す、すごい、18機も・・・」
 どのような攻撃を行ったのかは不明だったが、これだけの数があれば制御ユニットや脚部など、無事なユニットもあることだろう。ここからユニットを1つずつ持ち帰れば、当分遊んで暮らせるに違いない。巧は、001ともう1機がこれほど大量に敵を撃破したことに改めて驚いていた。
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