虹の贈り物
第2の案は、植民星CDF294から管理プログラムをもらい、大型航宙船の膨大な管理システムを再起動し、このまま航宙を続行するというものだった。
数十年前に植民星CDF294にやってきた過去の移民船は、宇宙移民管理法に基づいて破壊されることなく首都に保存されているはずであった。
この移民団と植民星CDF294の移民団では出発時期が30年程異なるが、辺境での不測の事態を想定し、移民船の管理プログラムというものは時代が違ってもすべて互換性を保ってつくられていた。
従って30年進んだ最新の装置であったとしても、昔のプログラムを使えば30年前にあった機能はすべて発揮され、新しく追加された機能のみ動作しないだけであった。
数十年前に植民星CDF294にやってきた過去の移民船は、宇宙移民管理法に基づいて破壊されることなく首都に保存されているはずであった。
この移民団と植民星CDF294の移民団では出発時期が30年程異なるが、辺境での不測の事態を想定し、移民船の管理プログラムというものは時代が違ってもすべて互換性を保ってつくられていた。
従って30年進んだ最新の装置であったとしても、昔のプログラムを使えば30年前にあった機能はすべて発揮され、新しく追加された機能のみ動作しないだけであった。