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代表と愉快な同僚たち
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昼頃に友人からの突然の連絡。
ベッドの上で鳴くiPhoneを手に取り通話に応じる。
通話に出る前視界に入ったロック画面には着信履歴が何件も入っていたようで相当鬼電されたようだった。
[今日ライブに出る予定だったメンバーと音信不通になっちゃってサポートメンバーで来てくれないかなー?!]
半分泣きそうな馬岱の懇願と何やら後ろでテンパっているらしい他のメンバーの喧騒が聞こえる。
「俺は楽器なんか弾いたことないぞ?!いいのか?」
あいにく劉封は楽器に全くといっていいほど触ったことがないのでギターなどは無理だ。
[大丈夫だよぉ!多少歌えてノリいい人がもう君しかいないからお願いだよ!]
奇しくもボーカルが音信不通によりいろんな知り合いに連絡してみたものの全滅、藁にもすがる思いで劉封にかけてきたらしかった。
「参加してもいいけどクオリティは保証できないぞ?」
[本当に大丈夫!劉封は歌うまいから全然いけるいける!]
10分もしないうちに迎えにきた馬岱に車に詰め込まれ会社近くのライブハウスに強制収容された劉封、そこで待っていたものは予想のはるか上のレベルのことが待っていたともこの時つゆほど思っていなかった。
あれよあれよという間に入り口の下り階段から腕を引かれタバコやら酒やらの混じった饐えた匂いがする通路を進み控え室に連れて行かれ扉を開けると如何にもな楽屋に見知った顔のみしかいなかった。
「まさか俺もついに組み込まれちまうとは…」
そう呟いた劉封を救世主でも見るような顔でこちらをみている知り合いもといメンバーたち
「おお来てくれたのか!一時はどうなることかと…!」
【ギターを抱えた馬超】
金髪の地毛を後ろにまとめているが異国情緒あふれる顔立ちと元の色素が薄いので力強いがどこか浮世離れしている。
「我、嬉シイ」
【肩慣らしがてらドラムを叩いている魏延】
ぶっきらぼうに喋るので無骨で不気味な印象を与えがちだが他人と接するのが苦手なだけで心根は優しい狼のような大男。
「良かった、これでライブできるな」
【
キーボードと複雑な機材を弄っている徐庶】
整った顔立ちだがとても常に影のある表情をした根暗な野郎だが弾けたら誰よりも強い。
灰青の瞳にラテン系の濃さがあるがとても陽気で愛嬌のあるケツアゴそれが
【ベース担当で隣にいる馬岱】
全員、義父の会社に勤めている連中しかいなかった。
挨拶もそこそこにゲネプロやってしまいたいしサクッと準備しちゃおうと馬岱は楽屋のロッカーを開け衣装を取り出し始めそれを劉封に押し付け楽屋の一角にある更衣室に押し込む。
衣装の袋を開けたであろう劉封から嘘だろと呟いた言葉はメンバー全員聞こえていた。
「丈短くねえかこれ?!みせてるみたいに思われるだろ??」
更衣室から意を決して出て来たものの悲鳴にも似た呆れが劉封の口からついて出てきた。
ミニ丈とはいってもおおよそのミニ丈よりももっと短いスパンコールのフリンジがメインのキラキラしたドレスの下は80デニールほどのブラウンベージュのストッキング、ショッキングピンクでストッキングの下から目立つほどド派手な女物のショーツと仕上げに黒いハットをかぶる。
これでは女性が着たならば痴女だ。
今の劉封の姿は変態そのもので焦りと不安が隠しきれない。
おおよそのマッドハッターとは程遠い外見だが目の前のラテンチックな友人馬岱はマッドハッターだと言い張る。
マッドなのでイかれてることには変わりないが決して帽子屋ではない。
「もう後一時間しかないからゲネプロ行ってみよー!」
馬岱に死刑判決が言い渡されたような気がしたがそれもつかの間マイクを渡され舞台に押し上げられるようにして上がる。
「ここまで来ちまったんだやってやるぜ」
徐庶はイントロのシンセを鳴らし、そうそうその調子〜と愛用のベースを弾く馬岱。
高校時代の文化祭で張苞たちとやったおふざけ女装企画を思い出して少し懐かしくなって妙に楽しくなって来た。
開演まで後1時間、少し楽しみになっている。
それはゲネプロとはいえ舞台に立っている全員が思ったいるだろう今回からのライブはいままでより絶対面白くなる。
ベッドの上で鳴くiPhoneを手に取り通話に応じる。
通話に出る前視界に入ったロック画面には着信履歴が何件も入っていたようで相当鬼電されたようだった。
[今日ライブに出る予定だったメンバーと音信不通になっちゃってサポートメンバーで来てくれないかなー?!]
半分泣きそうな馬岱の懇願と何やら後ろでテンパっているらしい他のメンバーの喧騒が聞こえる。
「俺は楽器なんか弾いたことないぞ?!いいのか?」
あいにく劉封は楽器に全くといっていいほど触ったことがないのでギターなどは無理だ。
[大丈夫だよぉ!多少歌えてノリいい人がもう君しかいないからお願いだよ!]
奇しくもボーカルが音信不通によりいろんな知り合いに連絡してみたものの全滅、藁にもすがる思いで劉封にかけてきたらしかった。
「参加してもいいけどクオリティは保証できないぞ?」
[本当に大丈夫!劉封は歌うまいから全然いけるいける!]
10分もしないうちに迎えにきた馬岱に車に詰め込まれ会社近くのライブハウスに強制収容された劉封、そこで待っていたものは予想のはるか上のレベルのことが待っていたともこの時つゆほど思っていなかった。
あれよあれよという間に入り口の下り階段から腕を引かれタバコやら酒やらの混じった饐えた匂いがする通路を進み控え室に連れて行かれ扉を開けると如何にもな楽屋に見知った顔のみしかいなかった。
「まさか俺もついに組み込まれちまうとは…」
そう呟いた劉封を救世主でも見るような顔でこちらをみている知り合いもといメンバーたち
「おお来てくれたのか!一時はどうなることかと…!」
【ギターを抱えた馬超】
金髪の地毛を後ろにまとめているが異国情緒あふれる顔立ちと元の色素が薄いので力強いがどこか浮世離れしている。
「我、嬉シイ」
【肩慣らしがてらドラムを叩いている魏延】
ぶっきらぼうに喋るので無骨で不気味な印象を与えがちだが他人と接するのが苦手なだけで心根は優しい狼のような大男。
「良かった、これでライブできるな」
【
キーボードと複雑な機材を弄っている徐庶】
整った顔立ちだがとても常に影のある表情をした根暗な野郎だが弾けたら誰よりも強い。
灰青の瞳にラテン系の濃さがあるがとても陽気で愛嬌のあるケツアゴそれが
【ベース担当で隣にいる馬岱】
全員、義父の会社に勤めている連中しかいなかった。
挨拶もそこそこにゲネプロやってしまいたいしサクッと準備しちゃおうと馬岱は楽屋のロッカーを開け衣装を取り出し始めそれを劉封に押し付け楽屋の一角にある更衣室に押し込む。
衣装の袋を開けたであろう劉封から嘘だろと呟いた言葉はメンバー全員聞こえていた。
「丈短くねえかこれ?!みせてるみたいに思われるだろ??」
更衣室から意を決して出て来たものの悲鳴にも似た呆れが劉封の口からついて出てきた。
ミニ丈とはいってもおおよそのミニ丈よりももっと短いスパンコールのフリンジがメインのキラキラしたドレスの下は80デニールほどのブラウンベージュのストッキング、ショッキングピンクでストッキングの下から目立つほどド派手な女物のショーツと仕上げに黒いハットをかぶる。
これでは女性が着たならば痴女だ。
今の劉封の姿は変態そのもので焦りと不安が隠しきれない。
おおよそのマッドハッターとは程遠い外見だが目の前のラテンチックな友人馬岱はマッドハッターだと言い張る。
マッドなのでイかれてることには変わりないが決して帽子屋ではない。
「もう後一時間しかないからゲネプロ行ってみよー!」
馬岱に死刑判決が言い渡されたような気がしたがそれもつかの間マイクを渡され舞台に押し上げられるようにして上がる。
「ここまで来ちまったんだやってやるぜ」
徐庶はイントロのシンセを鳴らし、そうそうその調子〜と愛用のベースを弾く馬岱。
高校時代の文化祭で張苞たちとやったおふざけ女装企画を思い出して少し懐かしくなって妙に楽しくなって来た。
開演まで後1時間、少し楽しみになっている。
それはゲネプロとはいえ舞台に立っている全員が思ったいるだろう今回からのライブはいままでより絶対面白くなる。
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