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蛇口を捻ってからシャワーの流れる音をぼうっと聴いていた、ただ残された痕と痛みも洗い流したかったからでぬるま湯であっても流れる水に打たれると情事のときに付けられた傷痕がジリジリと痛む。
磨りガラスの広いドアの向こうにそいつの妻は立っている。
あまり思い出したくもないのに法正によって身体に刷り込まれた強烈な快感のせいか酷い情事を思い返してしまう度重なる口淫で慣れてしまった喉奥を無造作に突き上げられ内腿や腕に未だに血の滲む深い噛み跡。
いつまでもこうしてはいられないそろそろ出るか、もしかしたら劉封は30分ほどこうしていたのかもしれない。
ドアを開けると一人の女性が慣れた動作でバスタオルを渡してくる、旦那の法正に毎日こうしたことをしてやっているのかとふと思ったがすぐ忘れてしまった。
法正の正妻が目の前にいるこの女性だ。
この女[ヒト]は同性とはいえ愛人になぜこんなに優しく出来るのかずっと不思議でならないあまつさえ愛人である劉封に何度も抱かれたことがあるはずなのにだ。
抱く前も抱かれた後もなんら変わりなく劉封に接してきたので疑問ばかりが残る。
「どんなSEXしたら、こんな傷が付くんですか??」
ふいにバスタオルで水滴をぬぐっていた劉封の傷痕に確かめようと伸ばした彼女の小さな手指をゆったりと押し退ければ怪訝で心配で不思議そうな瞳で尋ねてきた。
正妻がそんな扱いを受けたことがないのはあったときから知っている。
「…あんたの旦那に聞いてくれ」
今の劉封が出来る精一杯の皮肉。
何を今更皮肉ろうとこの妻は自分の旦那がどんな非道な扱いを劉封にしているかを聞かされても驚きもしない悲しみもしないのは解っている。
夫の法正から受ける歪んだ愛情も愛人の劉封が受ける苦い痛みも全てこの女は呑み込んだからだ。
「あんたにいっそのこと罵って欲しかった」
劉封ははっきりと唸った正妻にだ。
そのままみつめてくる優しいヒトに両腕を回してしまう抱き返してくるでもなく彼女は微笑んでいるだけだった。
「あの方が愛した人ならば私は何もいうことはありませんもの」
優しいヒトの呟きが耳に残る。
磨りガラスの広いドアの向こうにそいつの妻は立っている。
あまり思い出したくもないのに法正によって身体に刷り込まれた強烈な快感のせいか酷い情事を思い返してしまう度重なる口淫で慣れてしまった喉奥を無造作に突き上げられ内腿や腕に未だに血の滲む深い噛み跡。
いつまでもこうしてはいられないそろそろ出るか、もしかしたら劉封は30分ほどこうしていたのかもしれない。
ドアを開けると一人の女性が慣れた動作でバスタオルを渡してくる、旦那の法正に毎日こうしたことをしてやっているのかとふと思ったがすぐ忘れてしまった。
法正の正妻が目の前にいるこの女性だ。
この女[ヒト]は同性とはいえ愛人になぜこんなに優しく出来るのかずっと不思議でならないあまつさえ愛人である劉封に何度も抱かれたことがあるはずなのにだ。
抱く前も抱かれた後もなんら変わりなく劉封に接してきたので疑問ばかりが残る。
「どんなSEXしたら、こんな傷が付くんですか??」
ふいにバスタオルで水滴をぬぐっていた劉封の傷痕に確かめようと伸ばした彼女の小さな手指をゆったりと押し退ければ怪訝で心配で不思議そうな瞳で尋ねてきた。
正妻がそんな扱いを受けたことがないのはあったときから知っている。
「…あんたの旦那に聞いてくれ」
今の劉封が出来る精一杯の皮肉。
何を今更皮肉ろうとこの妻は自分の旦那がどんな非道な扱いを劉封にしているかを聞かされても驚きもしない悲しみもしないのは解っている。
夫の法正から受ける歪んだ愛情も愛人の劉封が受ける苦い痛みも全てこの女は呑み込んだからだ。
「あんたにいっそのこと罵って欲しかった」
劉封ははっきりと唸った正妻にだ。
そのままみつめてくる優しいヒトに両腕を回してしまう抱き返してくるでもなく彼女は微笑んでいるだけだった。
「あの方が愛した人ならば私は何もいうことはありませんもの」
優しいヒトの呟きが耳に残る。