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千尋様の世界観にお邪魔したシリーズ
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正社員の勤め先である劉璋が社長を務めていたアパレルブランドが破産したため倒産。
給料は出たがこの先、不安でしかない
自分一人だけならばまだしも病気がちな母親を抱えた身ではなおさら。
貰った手切れ金はまだあるが備えあれば嬉しいなを肝に命じてで使うつもりはない。
なかなかアパレルメーカーの社員というだけでは派遣でも厳しくどうしたものかと悩んでいた時、求人サイトで見つけた家政婦の求人で月15万しかも自由出勤の広告が出ていたのでダメでもともとメールで応募したところあっけなく面接にこぎつけた。
指定された場合は近所の有名なコーヒーショップ。
履歴書も印鑑も身分証も不要と先方のメールにはあったが一応社畜で就活生の頃を思い出したように履歴書を書きご丁寧に証明写真まで持参してきた。
念のため指定された時間よりは10分ほど早めに着いていたのでレモンティーを注文してわかりやすい席に座る。
かれこれ五分ほどほど面接の予定時間を過ぎもしかすると自分が日にちを間違えたのかとメールを確認したと同時に電話が鳴った。
誰かわからなかったので一瞬戸惑ったがメールに記載されていた電話番号で安心して電話を取って少し電話口で凍った。
「はい、もしもし。少し本業が忙しくて遅れますのであと15分で到着します。ご迷惑おかけしますね。」
子供を産まされることを回避しようとした己を監禁してあまつさえ血祭りあげた昔の男でメンヘラ野郎の声にそっくりだったのだから。
何かの間違いだろオメー、そもそも電話というものは2000種ほどの中から似たような声が選出されて相手に伝わるのだから2000の中の一個だ。
声だけそっくりさんに決まってらあと己の中で江戸っ子が納得させてくれたがいざあの野郎と対面したらぶん殴ってやろうと闘志を燃やした。
そして15分が過ぎた、レモンティーについてきたレモンをしゃぶっていたら先方らしき人が到着したと思ったがどう見ても良くいって夜のお仕事、率直に言えばYAKUZAが店内を見回している。
店員も客の会社員や高校生たちもドン引きである。
ここはいつから神室町になっちまったんだぁと江戸っ子もビビっている。
落ち着け、嬢ちゃんアレが面接の先方とは限らねえ。
同伴しにでもきたんだろうと自己解決しようとした時にメールの通知音(アニメ星の◯ービィのオープニングテーマ)が鳴り響き顔を上げるとYAKUZAが笑顔でこちらに向かってきた。
頼む、お前じゃないといっておくれよとお百姓が半泣きだ。
「随分お待たせしてしまったようで」
私の人生で冗談は倒産だけにしてくれと神仏メシアあらゆる神仏に腐った生卵ぶつけてやりたくなってしまった。
「いえ、こちらこそお時間割いていただきありがとうございます」
社員時代に培った営業スマイルスキルが我ながら有り難い。
誰もYAKUZAにたかが無職の女(22歳)に時間割いてくれとはいっていないのだ。
「ここでは少し騒がしいので移動しましょうか」
イエスかハイかウィ(Oui)かヤー(Ja)以外ないやんけ、関西の芸人さんも思わず脳内に飛び出してきてしまう。
筋モンかメンヘラの違いで嫌の度合いはさほど変わらない。
月15万、自由出勤につられた己もアホだとYAKUZAの柄シャツの柄を数えた。
何柄なんだソレ、どこで買えるんですかと疑問しかない。
「それと、まだ名乗っていませんでしたね。メールでご存知かと思いますが私は赤木研一郎です。」
文章も丁寧な方だなときっと立派な人なんでしょう赤木さんと思っていた姓を裴(名を蕾と申す)はある意味立派な方いらっしゃったなと戦々恐々すぎる。
「いやぁ、待たせ過ぎてしまいましたね。コーヒー代だけでも受け取ってください」
待て待て、諭吉と野口間違えてるよ組長と内心ビビリにビビって丁重にお断りしたところ笑って遅刻した俺が悪いですからと譲らなかったので渋々受け取った。
野口ならまだそこまで気が重くならなかった。
言われるがままタクシーで高層マンションの立ち並ぶ街並みを見送って少し入り組んだ若干怪しい店の街に入り。
あ、コレはヤバイ今日スニーカーで来ててよかったと己のフィジカルを確信したところで降りる。
これはさっきもらった諭吉を持ち逃げすることになるかもしれないと身構えたが怪しい店とは反対方向の小綺麗なオフィスらしきところに通された。
こじんまりとしたオフィス変哲も無いオフィス、チャカもおはじきもホットケーキミックスのようなものも無いフツーのオフィス。
三◯涼介似のハムスターみたいな舎弟らしき人や原田龍二似の若頭と桐生一◯を毒々しくした北◯一輝がいるだけのオフィスだ。
「いやぁ、みなさん待ち合わせの時点で逃げていく方が多くてなかなか採用までに至らなかったんですが安心しましたよ。丁寧に履歴書なども持参してくれていたとは」
そりゃそうだ、だいたい普通のハウスキーパーの求人と思って来ているんだから
「それは当然だろうに、こんなミテクレの我ら逃げ出さない方がおかしい」とハムスター似の三◯涼介が鼻で笑っている。
「とりあえず面接は終了です、仕事場を紹介させてもらいますね。近所のマンション街ばかりのところなのできっと迷われてしまいます。本日は場所だけご案内させていただいて。部屋番号はまた明日メール致しますのでね」
アッハイ、精一杯勇気を振り絞った結果はこれだ。
これ以外言うことはない。
「それと月15万と記載してますがね本当は食費別途支給の50万なんですよ、あそこのブラインド前でタバコ吸ってるオッさんの打ち間違いなんです。」
原田龍二が視線だけ動かして毒々しい桐生一◯を一瞥してまた煙を蒸す。
あの世とこの世を反復横跳びしたかのような面接は終わった、案内された場所は相当デカイ高層マンション。
本格的に働くのは明後日だがすでに疲れて現実から逃げるようにドリエルを服用して牛のように眠った。
給料は出たがこの先、不安でしかない
自分一人だけならばまだしも病気がちな母親を抱えた身ではなおさら。
貰った手切れ金はまだあるが備えあれば嬉しいなを肝に命じてで使うつもりはない。
なかなかアパレルメーカーの社員というだけでは派遣でも厳しくどうしたものかと悩んでいた時、求人サイトで見つけた家政婦の求人で月15万しかも自由出勤の広告が出ていたのでダメでもともとメールで応募したところあっけなく面接にこぎつけた。
指定された場合は近所の有名なコーヒーショップ。
履歴書も印鑑も身分証も不要と先方のメールにはあったが一応社畜で就活生の頃を思い出したように履歴書を書きご丁寧に証明写真まで持参してきた。
念のため指定された時間よりは10分ほど早めに着いていたのでレモンティーを注文してわかりやすい席に座る。
かれこれ五分ほどほど面接の予定時間を過ぎもしかすると自分が日にちを間違えたのかとメールを確認したと同時に電話が鳴った。
誰かわからなかったので一瞬戸惑ったがメールに記載されていた電話番号で安心して電話を取って少し電話口で凍った。
「はい、もしもし。少し本業が忙しくて遅れますのであと15分で到着します。ご迷惑おかけしますね。」
子供を産まされることを回避しようとした己を監禁してあまつさえ血祭りあげた昔の男でメンヘラ野郎の声にそっくりだったのだから。
何かの間違いだろオメー、そもそも電話というものは2000種ほどの中から似たような声が選出されて相手に伝わるのだから2000の中の一個だ。
声だけそっくりさんに決まってらあと己の中で江戸っ子が納得させてくれたがいざあの野郎と対面したらぶん殴ってやろうと闘志を燃やした。
そして15分が過ぎた、レモンティーについてきたレモンをしゃぶっていたら先方らしき人が到着したと思ったがどう見ても良くいって夜のお仕事、率直に言えばYAKUZAが店内を見回している。
店員も客の会社員や高校生たちもドン引きである。
ここはいつから神室町になっちまったんだぁと江戸っ子もビビっている。
落ち着け、嬢ちゃんアレが面接の先方とは限らねえ。
同伴しにでもきたんだろうと自己解決しようとした時にメールの通知音(アニメ星の◯ービィのオープニングテーマ)が鳴り響き顔を上げるとYAKUZAが笑顔でこちらに向かってきた。
頼む、お前じゃないといっておくれよとお百姓が半泣きだ。
「随分お待たせしてしまったようで」
私の人生で冗談は倒産だけにしてくれと神仏メシアあらゆる神仏に腐った生卵ぶつけてやりたくなってしまった。
「いえ、こちらこそお時間割いていただきありがとうございます」
社員時代に培った営業スマイルスキルが我ながら有り難い。
誰もYAKUZAにたかが無職の女(22歳)に時間割いてくれとはいっていないのだ。
「ここでは少し騒がしいので移動しましょうか」
イエスかハイかウィ(Oui)かヤー(Ja)以外ないやんけ、関西の芸人さんも思わず脳内に飛び出してきてしまう。
筋モンかメンヘラの違いで嫌の度合いはさほど変わらない。
月15万、自由出勤につられた己もアホだとYAKUZAの柄シャツの柄を数えた。
何柄なんだソレ、どこで買えるんですかと疑問しかない。
「それと、まだ名乗っていませんでしたね。メールでご存知かと思いますが私は赤木研一郎です。」
文章も丁寧な方だなときっと立派な人なんでしょう赤木さんと思っていた姓を裴(名を蕾と申す)はある意味立派な方いらっしゃったなと戦々恐々すぎる。
「いやぁ、待たせ過ぎてしまいましたね。コーヒー代だけでも受け取ってください」
待て待て、諭吉と野口間違えてるよ組長と内心ビビリにビビって丁重にお断りしたところ笑って遅刻した俺が悪いですからと譲らなかったので渋々受け取った。
野口ならまだそこまで気が重くならなかった。
言われるがままタクシーで高層マンションの立ち並ぶ街並みを見送って少し入り組んだ若干怪しい店の街に入り。
あ、コレはヤバイ今日スニーカーで来ててよかったと己のフィジカルを確信したところで降りる。
これはさっきもらった諭吉を持ち逃げすることになるかもしれないと身構えたが怪しい店とは反対方向の小綺麗なオフィスらしきところに通された。
こじんまりとしたオフィス変哲も無いオフィス、チャカもおはじきもホットケーキミックスのようなものも無いフツーのオフィス。
三◯涼介似のハムスターみたいな舎弟らしき人や原田龍二似の若頭と桐生一◯を毒々しくした北◯一輝がいるだけのオフィスだ。
「いやぁ、みなさん待ち合わせの時点で逃げていく方が多くてなかなか採用までに至らなかったんですが安心しましたよ。丁寧に履歴書なども持参してくれていたとは」
そりゃそうだ、だいたい普通のハウスキーパーの求人と思って来ているんだから
「それは当然だろうに、こんなミテクレの我ら逃げ出さない方がおかしい」とハムスター似の三◯涼介が鼻で笑っている。
「とりあえず面接は終了です、仕事場を紹介させてもらいますね。近所のマンション街ばかりのところなのできっと迷われてしまいます。本日は場所だけご案内させていただいて。部屋番号はまた明日メール致しますのでね」
アッハイ、精一杯勇気を振り絞った結果はこれだ。
これ以外言うことはない。
「それと月15万と記載してますがね本当は食費別途支給の50万なんですよ、あそこのブラインド前でタバコ吸ってるオッさんの打ち間違いなんです。」
原田龍二が視線だけ動かして毒々しい桐生一◯を一瞥してまた煙を蒸す。
あの世とこの世を反復横跳びしたかのような面接は終わった、案内された場所は相当デカイ高層マンション。
本格的に働くのは明後日だがすでに疲れて現実から逃げるようにドリエルを服用して牛のように眠った。
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