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狂った世界の終わり
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[平兄さん、騙されたまんま死んじゃった。]
[兄上…!兄上ーっ!!!]
頭陀袋に劉家の長男が詰められている様を少女が眺めている。
「当然の報いってやつ〜?」
誰にでもなく呟く。
「ああ、そうだ。義兄上をたぶらかした報いが漸く…」
少女の呟きに夫である関索が寄り添う。
「ざまあみろって感じなんですけど」
ずっと関平と劉封について関索と鮑三娘は悩んでいたし幾度となく関平に二人は劉封に肩入れしすぎることをすることを止めた。
だが結果はどうだろう、通じない想いを踏みにじられた挙句に樊城で戦死しかもその元凶こそが劉封なのだ。
樊城から兵士が命がけで届けに来た関平からの最後の手紙には【心配するな、きっと援軍は来る。拙者は大丈夫だ。】
一月立たずで樊城は落城、援軍などそんなものはこなかったと知った関興の怒りは筆舌に尽くし難く関索は以前のような笑顔を失った。
最後の最後まで裏切られた兄の気持ちはどんなものだったのだろうと関索たちは嘆き、どうして関平は死に追いやられてしまったのかと銀屏と鮑三娘は泣き続け劉封にも魏に降った孟達にも消えない恨みが残った。
関索と銀屏は孟達がおめおめ帰ってきたらどうしてやろうかとも考えていたそうだがそのうちにどうでもよくなってしまった。
皇子だったものが落ちる。
関興が安堵した様子で微笑んだ、大丈夫もう終わったと。
皇子だったはずのものが入っていた頭陀袋は片っ端からカケラも残すまいと兵士に棍棒で叩かれている様を銀屏がとても嬉しそうに欄干から覗き込んでいる。
「大兄上の仇は消えたみたい」
関索と鮑三娘は笑っているだが顔は笑っていない、空虚な笑い声だけが虚しく響く。
[ねぇ返してよ、あたしの関索の笑顔。]
【天野/月子:鮫】【浜崎/あゆみ:Mad World】【abingdon/boys/school:And I Love】
[兄上…!兄上ーっ!!!]
頭陀袋に劉家の長男が詰められている様を少女が眺めている。
「当然の報いってやつ〜?」
誰にでもなく呟く。
「ああ、そうだ。義兄上をたぶらかした報いが漸く…」
少女の呟きに夫である関索が寄り添う。
「ざまあみろって感じなんですけど」
ずっと関平と劉封について関索と鮑三娘は悩んでいたし幾度となく関平に二人は劉封に肩入れしすぎることをすることを止めた。
だが結果はどうだろう、通じない想いを踏みにじられた挙句に樊城で戦死しかもその元凶こそが劉封なのだ。
樊城から兵士が命がけで届けに来た関平からの最後の手紙には【心配するな、きっと援軍は来る。拙者は大丈夫だ。】
一月立たずで樊城は落城、援軍などそんなものはこなかったと知った関興の怒りは筆舌に尽くし難く関索は以前のような笑顔を失った。
最後の最後まで裏切られた兄の気持ちはどんなものだったのだろうと関索たちは嘆き、どうして関平は死に追いやられてしまったのかと銀屏と鮑三娘は泣き続け劉封にも魏に降った孟達にも消えない恨みが残った。
関索と銀屏は孟達がおめおめ帰ってきたらどうしてやろうかとも考えていたそうだがそのうちにどうでもよくなってしまった。
皇子だったものが落ちる。
関興が安堵した様子で微笑んだ、大丈夫もう終わったと。
皇子だったはずのものが入っていた頭陀袋は片っ端からカケラも残すまいと兵士に棍棒で叩かれている様を銀屏がとても嬉しそうに欄干から覗き込んでいる。
「大兄上の仇は消えたみたい」
関索と鮑三娘は笑っているだが顔は笑っていない、空虚な笑い声だけが虚しく響く。
[ねぇ返してよ、あたしの関索の笑顔。]
【天野/月子:鮫】【浜崎/あゆみ:Mad World】【abingdon/boys/school:And I Love】
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