第一章 非日常へ
目を開けるとそこは見渡す限り真っ暗の謎の空間だった。
隣にはピチューもいた。
「なにこれ…ここはどこなの…」
「ごめん…僕が目を離したから…」
「お兄ちゃんは悪くないよ!今はとりあえずここから出る方法を探さなきゃ」
ピチューは自身のスマホを使って助けを呼ぼうとしているみたいだ。
「ごめんお兄ちゃん。ここ圏外だから助け呼べなさそう…」
なんとなく予想はついていた。
助けを呼べないこの状況は絶望的だ。
でもここで立ち止まってちゃしょうがない。
でもどうすれば…
『見つけた』
「っ何!?」
突然どこからか声が聞こえた。
『見つけた見つけた見つけた見つけた!!!一気に二人も!!!ついに見つけた!この魂の色、間違いない!大当たりだ!』
謎の声は狂ったように笑いながら意味の分からないことをいっている。
「何を言っているの…?」
ピチューはおびえながら疑問を口にしたが、姿の見えない謎の声の主は聞こえていないのか話続けている。
『ようやく…ようやく憎い存在を消すことができる!殺すことができる!!』
殺すという明確な殺意を持った言葉が聞こえた。
「なんなんだお前は!姿を現せ!」
『生意気なことをいうな!今のお前らはただの人間体。わざわざ姿を現すまでもない。せいぜいこいつらによって苦しみながら死ぬといい!じゃあな!』
こいつらって一体…と思った瞬間、僕とピチューしかいなかったこの場所にいきなり謎の化け物が現れ始めた。
声の主はどうやらいなくなったようだ。
だが化け物が僕らの周りを取り囲んでいる。
化け物たちは剣や銃などの武器を持っている。
─このままじゃ殺される。
死の恐怖を感じた。
「怖い…助けてお兄ちゃん…」
妹の声が聞こえた。
そうだ。僕の夢は悪を倒すヒーロー。
恐怖を追い払い、一歩前に出る。
「お兄ちゃん…?」
化け物を前にして本当は怖いのを上手く隠せない。
足だって震えてる。
でも、
「僕の妹に手ぇ出すな!僕が相手だ!」
化け物たちは言葉を理解したのか、僕の方を一斉に向く。
化け物のうちの一体が銃を向けてきた。
そして、銃声が響いた。
隣にはピチューもいた。
「なにこれ…ここはどこなの…」
「ごめん…僕が目を離したから…」
「お兄ちゃんは悪くないよ!今はとりあえずここから出る方法を探さなきゃ」
ピチューは自身のスマホを使って助けを呼ぼうとしているみたいだ。
「ごめんお兄ちゃん。ここ圏外だから助け呼べなさそう…」
なんとなく予想はついていた。
助けを呼べないこの状況は絶望的だ。
でもここで立ち止まってちゃしょうがない。
でもどうすれば…
『見つけた』
「っ何!?」
突然どこからか声が聞こえた。
『見つけた見つけた見つけた見つけた!!!一気に二人も!!!ついに見つけた!この魂の色、間違いない!大当たりだ!』
謎の声は狂ったように笑いながら意味の分からないことをいっている。
「何を言っているの…?」
ピチューはおびえながら疑問を口にしたが、姿の見えない謎の声の主は聞こえていないのか話続けている。
『ようやく…ようやく憎い存在を消すことができる!殺すことができる!!』
殺すという明確な殺意を持った言葉が聞こえた。
「なんなんだお前は!姿を現せ!」
『生意気なことをいうな!今のお前らはただの人間体。わざわざ姿を現すまでもない。せいぜいこいつらによって苦しみながら死ぬといい!じゃあな!』
こいつらって一体…と思った瞬間、僕とピチューしかいなかったこの場所にいきなり謎の化け物が現れ始めた。
声の主はどうやらいなくなったようだ。
だが化け物が僕らの周りを取り囲んでいる。
化け物たちは剣や銃などの武器を持っている。
─このままじゃ殺される。
死の恐怖を感じた。
「怖い…助けてお兄ちゃん…」
妹の声が聞こえた。
そうだ。僕の夢は悪を倒すヒーロー。
恐怖を追い払い、一歩前に出る。
「お兄ちゃん…?」
化け物を前にして本当は怖いのを上手く隠せない。
足だって震えてる。
でも、
「僕の妹に手ぇ出すな!僕が相手だ!」
化け物たちは言葉を理解したのか、僕の方を一斉に向く。
化け物のうちの一体が銃を向けてきた。
そして、銃声が響いた。