第一章 非日常へ
…あれ?
「おかしい…確かに僕はヒーローで…ここはどこ僕は誰…」
「まだ寝ぼけてるの!?ここはお兄ちゃんの部屋で、お兄ちゃんはこのあたし、ピチューの兄のピカチュウ!」
…ようやく目が覚めてきた。
ヒーローになったと思っていたのは夢だったようだ。
「起こしてくれてありがとうピチュー。お兄ちゃん遅刻しちゃうところだったよ」
「もう起きる予定の時間から30分も過ぎてる。このままじゃあたしもお兄ちゃんも始業式に遅刻しちゃうよ!」
始業式に遅刻だなんて絶対恥ずかしい!
このままだと自分だけでなく妹にも恥をかかせることになってしまう。
とりあえず妹を先に駅に行かせて、自分は後から追いかけよう。
「ピチュー。さきに駅に行ってて。僕が電車の時間に間に合わなかったらおいていっていいから」
「わかった。じゃあ一足先に行ってるね~」
妹はそう言うと部屋から出て行った。
それじゃあ急いで支度をしよう。
パジャマを脱ぎ、もう着るのは三年目になる学校の制服を着る。
支度といっても中学の始業式なんだから必要なものは筆記用具と防災頭巾くらいだろう。
数年前から使っているリュックに必要そうなものを適当に詰めて背負う。
今日は始業式で帰るのは正午より前だろうから、朝ごはんは取らなくていいか。
「いってきまーす」
玄関のドアを開け、最寄り駅までの道へ走り出した。
「おかしい…確かに僕はヒーローで…ここはどこ僕は誰…」
「まだ寝ぼけてるの!?ここはお兄ちゃんの部屋で、お兄ちゃんはこのあたし、ピチューの兄のピカチュウ!」
…ようやく目が覚めてきた。
ヒーローになったと思っていたのは夢だったようだ。
「起こしてくれてありがとうピチュー。お兄ちゃん遅刻しちゃうところだったよ」
「もう起きる予定の時間から30分も過ぎてる。このままじゃあたしもお兄ちゃんも始業式に遅刻しちゃうよ!」
始業式に遅刻だなんて絶対恥ずかしい!
このままだと自分だけでなく妹にも恥をかかせることになってしまう。
とりあえず妹を先に駅に行かせて、自分は後から追いかけよう。
「ピチュー。さきに駅に行ってて。僕が電車の時間に間に合わなかったらおいていっていいから」
「わかった。じゃあ一足先に行ってるね~」
妹はそう言うと部屋から出て行った。
それじゃあ急いで支度をしよう。
パジャマを脱ぎ、もう着るのは三年目になる学校の制服を着る。
支度といっても中学の始業式なんだから必要なものは筆記用具と防災頭巾くらいだろう。
数年前から使っているリュックに必要そうなものを適当に詰めて背負う。
今日は始業式で帰るのは正午より前だろうから、朝ごはんは取らなくていいか。
「いってきまーす」
玄関のドアを開け、最寄り駅までの道へ走り出した。