鬼滅の刃リクエスト
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名前に腕枕をして、先程からずっと見つめているものの、名前と視線が合わない。
俺はなにかしてしまったのだろうか。
血を吸い終わった名前は、怪我をした俺の右腕に包帯をまいてくれた。
その表情はわかりやすく、傷口を見れば眉をひそめ、手当でそこまで傷が深くないとわかれば、眉を下げほっ・・・とした表情に変わっていた。
思わず手が名前の頭に伸び、いつものように撫でた。
「心配かけたな。」
「!いえ、傷が浅くてよかったです」
そう言いながらニコリと優しく笑う名前をすごく綺麗だと心から感じた。
「義勇さん、ゆっくり休んでくださいね」
自分の予期してなかった発言に思わず俺は眉をひそめた。
「?」
「一緒に寝るんじゃないのか」
「え?!」
何をそんなにびっくりしたのか、わからず顔が真っ赤なった名前をじ・・・と見つめた。
「・・・・・・〜っ・・・そんな切なそうな顔しないでください」
俺は切なそうな顔をしてたのだろうか、自分ではわからず、首を傾げた。
自分の布団を敷こうとすれば、名前に「腕に怪我してるので私が、私が敷きます!」と青ざめた顔をされ、小さな身体でめいいっぱい布団を敷いてくれた。
ふぅと一息つき、名前が立ち上がりもう1枚の布団を敷いた。
同じ布団で寝るつもりだった俺は、思わず
「こっちにこい」
と言って、名前を抱きしめながら自分の布団に巻き込んでしまった。
そのあと、自分の左腕をいつものように名前の枕にと思い、頭に差し入れると、名前は静かに頭を預け、今に至る。
名前は、あまりに突然のことにびっくりしたのか、身体が硬直している。
いつもなら腕枕をした状態で名前と会話を交わすのが日課だった。
名前が緊張してる状態だし、俺が自分のことを話したら、名前も話しやすいかもしれない。
「・・・・・・名前」
そう思って名前を呼べば、青色の瞳がまっすぐにこちらを見つめていた。
「・・・?」
「俺は、この数日間任務をこなした」
「ふふ、お互い忙しかったですね。義勇さん、ご無事で何よりです」
柔らかく名前が笑って、自分に労いの言葉をかけてくれて、胸があたたかくなるのを感じた。
「ああ・・・。名前は危ない目には合わなかったか。」
俺は名前の癖のないサラサラの髪の毛を撫でた。
「はい。この前義勇さんに教えていただいたように、重心を前方にかけて動くよう教えていただいたおかげで、とても身軽に動けました。」
「・・・そうか」
"自分のしたことが名前の役に立った"
その事実が嬉しく、笑いそうになるのを抑える。
「はい。あと、鬼を追っている最中に煉獄さんの担当地区に入ってしまったみたいで、助けていただきました。義勇さんによろしくと言ってました。・・・ふふ、煉獄さんって面白い方ですね。」
「・・・・・・」
なぜか煉獄の名前を読んで笑っている名前をみて、モヤ・・・と言葉では言い表せない不快な感情が芽生えた。
無意識に名前の頭の下に置かれてる腕を動かして、名前を抱きしめていた。
「・・・・・・??あの・・・義勇さん・・・?」
「・・・・・・」
俺は、恥ずかしがって下を向いた名前の顎を捉えて、キスをした。
「・・・ん」
なぜかムカついて、モヤモヤして、胸が痛くて、何度も角度を変えてキスをした。
長く長く満たされるまで、キスを繰り返した。
「・・・はあ」
長くキスをされて苦しかっただろうに、それでもキスに答えて、終わってから控えめに息を吐き出す名前が愛おしくて、全身を包むように抱きしめた。
名前自身の果物にも似た柚の香りが鼻腔をくすぐり、心臓の音が大きくなるのが自分でわかる。
思わず強く抱きしめてしまい、名前が苦しくて顔をあげた。
「・・・・・・」
そこに訪れる突然の沈黙。名前が急に黙り込んでしまった。
何か嫌なことをしてしまったのだろうか。
「名前・・」
「!はい・・・!」
名前を呼べば、小柄な身体がびくりと跳ねる。
「・・・何か嫌なことをしてしまったならすまない」
大きく開かれた名前の瞼に、唇を寄せる。
「!ぎ、義勇さん、謝らないでください。ち、違うんです・・・」
「・・・?」
「ここ・・・」
名前がそっと、俺の首筋に触れ、心臓が跳ねた。
「痛くはないのですか・・・。私、今日とても血を吸ってしまったからか、いつもと違って内出血をしていて・・・」
「・・・?そうなのか・・・?」
全く気が付かなかった。名前が元気になるなら痛みも気にならないし、吸われたあとのことなんて気にしたこともなかった。
「・・・それに、いつもより上を吸ってしまったので、隊服をきていても見えるかもしれなくて・・・」
見えていると不都合があるのだろうかと思い、考えを巡らせた。
「っ・・・」
口を噤んだ名前をみて、俺は宇髄との会話を思い出した。
まだ多くの人に名前が鬼だとバレてしまっては、名前が酷い目にあうのではないかと心配していた頃、名前の噛んだ痕が誰かに見られれば、名前が鬼だとバレてしまうかもしれないと心配し、相談したことがあった。
『そんなもんキスマークと大差ねェんだからよ、名前にも派手につけてやれば解決じゃねーか』
『・・・?』
『お前ら恋人同士なんだろ?それならお互いキスマーク付けあった恋人同士としか見えねぇって。』
『それにキスマークあるやつに誰も手を出すやつはいねェから、男避けにもなって一石二鳥なんじゃねぇの』
名前は、俺と同じで噛み痕を見られたことで、鬼だとバレてしまうのが怖くて、言いづらいのかもしれないという考えが頭に浮かんだ。
それなら俺にできることはただひとつだ。
「名前」
俺は名前の白く、柔らかい頬に優しく触れ、そのまま唇を重ねた。
「・・・!」
そのままおでこ、鼻、頬に唇を寄せ、最後は唇にたどり着いた。
「義勇さん・・・?」
唇から離れ、そのまま白い首筋に唇をあてた。
「ん・・・義勇、さん?」
「名前、少し痛むぞ」
「え・・・?」
名前が鬼だとバレたくないという望みと、ほかの男が寄り付かないでほしいという自分の望みが叶うよう願いを込めて、首筋を強く吸った。
「っ・・・?!ぎ、義勇さんっ・・・?!な、なにを・・・」
「・・・これで問題ない」
「・・・なにが問題ないんですか・・・。」
名前には、何が問題ないのかわからないみたいだった。
説明しようとも思ったものの、首筋を触り困っている名前が可愛かったから、名前の頬を優しく撫で、何度も何度も唇を重ねた。
「夜が明けたら念の為、蝶屋敷へ向かう。心配かけてすまない。」
俺は名前の頬を撫でた。
「はい、私もご一緒します。」
明日の約束と名前が柔らかく笑うのを見届け、2人で同じ布団で眠りについた。
次の日の朝、義勇さんこれはなんですか!!と珍しくやや取り乱した様子で聞かれ、これで安心だと思ったと言うと、名前は眉をひそめ混乱していた。
結果、首筋につけたキスマークは、おしろいで隠されてしまい、なぜ隠すのか不思議に思ったのは言うまでもない。
俺はなにかしてしまったのだろうか。
血を吸い終わった名前は、怪我をした俺の右腕に包帯をまいてくれた。
その表情はわかりやすく、傷口を見れば眉をひそめ、手当でそこまで傷が深くないとわかれば、眉を下げほっ・・・とした表情に変わっていた。
思わず手が名前の頭に伸び、いつものように撫でた。
「心配かけたな。」
「!いえ、傷が浅くてよかったです」
そう言いながらニコリと優しく笑う名前をすごく綺麗だと心から感じた。
「義勇さん、ゆっくり休んでくださいね」
自分の予期してなかった発言に思わず俺は眉をひそめた。
「?」
「一緒に寝るんじゃないのか」
「え?!」
何をそんなにびっくりしたのか、わからず顔が真っ赤なった名前をじ・・・と見つめた。
「・・・・・・〜っ・・・そんな切なそうな顔しないでください」
俺は切なそうな顔をしてたのだろうか、自分ではわからず、首を傾げた。
自分の布団を敷こうとすれば、名前に「腕に怪我してるので私が、私が敷きます!」と青ざめた顔をされ、小さな身体でめいいっぱい布団を敷いてくれた。
ふぅと一息つき、名前が立ち上がりもう1枚の布団を敷いた。
同じ布団で寝るつもりだった俺は、思わず
「こっちにこい」
と言って、名前を抱きしめながら自分の布団に巻き込んでしまった。
そのあと、自分の左腕をいつものように名前の枕にと思い、頭に差し入れると、名前は静かに頭を預け、今に至る。
名前は、あまりに突然のことにびっくりしたのか、身体が硬直している。
いつもなら腕枕をした状態で名前と会話を交わすのが日課だった。
名前が緊張してる状態だし、俺が自分のことを話したら、名前も話しやすいかもしれない。
「・・・・・・名前」
そう思って名前を呼べば、青色の瞳がまっすぐにこちらを見つめていた。
「・・・?」
「俺は、この数日間任務をこなした」
「ふふ、お互い忙しかったですね。義勇さん、ご無事で何よりです」
柔らかく名前が笑って、自分に労いの言葉をかけてくれて、胸があたたかくなるのを感じた。
「ああ・・・。名前は危ない目には合わなかったか。」
俺は名前の癖のないサラサラの髪の毛を撫でた。
「はい。この前義勇さんに教えていただいたように、重心を前方にかけて動くよう教えていただいたおかげで、とても身軽に動けました。」
「・・・そうか」
"自分のしたことが名前の役に立った"
その事実が嬉しく、笑いそうになるのを抑える。
「はい。あと、鬼を追っている最中に煉獄さんの担当地区に入ってしまったみたいで、助けていただきました。義勇さんによろしくと言ってました。・・・ふふ、煉獄さんって面白い方ですね。」
「・・・・・・」
なぜか煉獄の名前を読んで笑っている名前をみて、モヤ・・・と言葉では言い表せない不快な感情が芽生えた。
無意識に名前の頭の下に置かれてる腕を動かして、名前を抱きしめていた。
「・・・・・・??あの・・・義勇さん・・・?」
「・・・・・・」
俺は、恥ずかしがって下を向いた名前の顎を捉えて、キスをした。
「・・・ん」
なぜかムカついて、モヤモヤして、胸が痛くて、何度も角度を変えてキスをした。
長く長く満たされるまで、キスを繰り返した。
「・・・はあ」
長くキスをされて苦しかっただろうに、それでもキスに答えて、終わってから控えめに息を吐き出す名前が愛おしくて、全身を包むように抱きしめた。
名前自身の果物にも似た柚の香りが鼻腔をくすぐり、心臓の音が大きくなるのが自分でわかる。
思わず強く抱きしめてしまい、名前が苦しくて顔をあげた。
「・・・・・・」
そこに訪れる突然の沈黙。名前が急に黙り込んでしまった。
何か嫌なことをしてしまったのだろうか。
「名前・・」
「!はい・・・!」
名前を呼べば、小柄な身体がびくりと跳ねる。
「・・・何か嫌なことをしてしまったならすまない」
大きく開かれた名前の瞼に、唇を寄せる。
「!ぎ、義勇さん、謝らないでください。ち、違うんです・・・」
「・・・?」
「ここ・・・」
名前がそっと、俺の首筋に触れ、心臓が跳ねた。
「痛くはないのですか・・・。私、今日とても血を吸ってしまったからか、いつもと違って内出血をしていて・・・」
「・・・?そうなのか・・・?」
全く気が付かなかった。名前が元気になるなら痛みも気にならないし、吸われたあとのことなんて気にしたこともなかった。
「・・・それに、いつもより上を吸ってしまったので、隊服をきていても見えるかもしれなくて・・・」
見えていると不都合があるのだろうかと思い、考えを巡らせた。
「っ・・・」
口を噤んだ名前をみて、俺は宇髄との会話を思い出した。
まだ多くの人に名前が鬼だとバレてしまっては、名前が酷い目にあうのではないかと心配していた頃、名前の噛んだ痕が誰かに見られれば、名前が鬼だとバレてしまうかもしれないと心配し、相談したことがあった。
『そんなもんキスマークと大差ねェんだからよ、名前にも派手につけてやれば解決じゃねーか』
『・・・?』
『お前ら恋人同士なんだろ?それならお互いキスマーク付けあった恋人同士としか見えねぇって。』
『それにキスマークあるやつに誰も手を出すやつはいねェから、男避けにもなって一石二鳥なんじゃねぇの』
名前は、俺と同じで噛み痕を見られたことで、鬼だとバレてしまうのが怖くて、言いづらいのかもしれないという考えが頭に浮かんだ。
それなら俺にできることはただひとつだ。
「名前」
俺は名前の白く、柔らかい頬に優しく触れ、そのまま唇を重ねた。
「・・・!」
そのままおでこ、鼻、頬に唇を寄せ、最後は唇にたどり着いた。
「義勇さん・・・?」
唇から離れ、そのまま白い首筋に唇をあてた。
「ん・・・義勇、さん?」
「名前、少し痛むぞ」
「え・・・?」
名前が鬼だとバレたくないという望みと、ほかの男が寄り付かないでほしいという自分の望みが叶うよう願いを込めて、首筋を強く吸った。
「っ・・・?!ぎ、義勇さんっ・・・?!な、なにを・・・」
「・・・これで問題ない」
「・・・なにが問題ないんですか・・・。」
名前には、何が問題ないのかわからないみたいだった。
説明しようとも思ったものの、首筋を触り困っている名前が可愛かったから、名前の頬を優しく撫で、何度も何度も唇を重ねた。
「夜が明けたら念の為、蝶屋敷へ向かう。心配かけてすまない。」
俺は名前の頬を撫でた。
「はい、私もご一緒します。」
明日の約束と名前が柔らかく笑うのを見届け、2人で同じ布団で眠りについた。
次の日の朝、義勇さんこれはなんですか!!と珍しくやや取り乱した様子で聞かれ、これで安心だと思ったと言うと、名前は眉をひそめ混乱していた。
結果、首筋につけたキスマークは、おしろいで隠されてしまい、なぜ隠すのか不思議に思ったのは言うまでもない。