最強の呪術師と
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「ずっと前から気になってて、付き合ってほしいんです。」
「え?」
・・・・・・あーやっぱりそうなるよね。
名前が呪術師である後輩からの告白を受けている様子を屋上から見ていた五条悟は内心そう呟いた。
あの名前の驚き方からして、自分がそういう好意をもたれてるだなんて、微塵も思わなかったんだらうなということがわかり、柵に肘をつき、少しイラつきながら、ため息を1つついた。
「ご、ごめん、ごめんなさい、」
素直に謝る名前
その後輩はあからさまに肩を落とし、ショックをうけており、性格の悪い僕は、ニヤリと笑った。
「誰か気になる人でもいるんですか?」
思わずいい質問だねと言いたくなる質問。
だけどね、名前は僕の恋人だし、僕最強だから、聞いたら絶望するから、聞かない方がいいよ〜と内心呟き、優越感に、思わずニヤニヤする。
名前はなんて言うのかな、恋人がいるって言ってくれても嬉しいけど、そのあと話の流れで恋人である僕の名前を出してくれたらもっと嬉しいな、と思いながら、今にも二人の間に入り込みたい気持ちをグッと抑え、二人を見まもる。
しかし。
「あ、ええと、まあそんなところ・・・」
「は?」
名前から出た言葉は、予想だにしない言葉で思わず身を乗り出して、二人を見つめる。
「そ、そうなんですね。残念です。」
名前は律儀にもお辞儀をし、後輩の前から立ち去って行った。後輩の首根っこを掴んで、『僕の恋人に近づかないでくれる?』と満面の笑みで言おうと身を乗り出そうとするも、携帯の着信に遮られ、舌打ちをした。
そうして仕事が終わり次第、合鍵を使って名前の部屋に転がり込んた。
名前の部屋に来てから数時間後。
ガチャとドアが開く音と共に、
「あれ?今日くる日だっけ?」
という間の抜けた名前の声が耳に入った。
いつも来ている時は、おかえりって出迎えたり、待ちくたびれたんだけど、って小言を言うけど、今日はしたくない。それほどに腹の虫が悪い。
「?五条〜?来てるの??」
声がどんどん近づいてきており、名前が寝室に近づいてくるのがわかり、大の字で寝ていた体を、横向きに変えた。
「せっま・・・」
名前の身長に合わされて買われたシングルベッドは、とても狭く、名前に聞こえない程度の声で思わずそう呟いた。
「五条?寝てるの?」
いつも優しく触る名前の手が、僕の髪に手を伸ばした。
その瞬間、名前の手を掴み、そのままベッドに引きずり混む。
「わっ!!!!」
力強く抱き締めれば、
「ご、五条、く、苦しいよ・・・寝てたの?」
と言い、人の気もしらない名前は、じたばたした。
2人の時は名前で呼んでって言ってるのに、呼ばないし、告られてたし、ムカつくなと思いながら、さらに名前を抱きしめる。
「お前今日告白されてただろ」
「へ?なんで・・・んっ・・・」
横向きの状態で、名前を抱きすくめ、必死に上を向いて俺の顔を見つめた名前に、深いキスをする。
「っ・・・」
「はっ・・・名前、俺のでしょ。なのになにあいつ。」
「・・・ご、五条、あの子は最近よく仕事してる、えっと、呪術師の後輩で・・・」
「それは知ってる。」
「え?」
「名前が、あの後輩を可愛がってたこともね。」
思わず嫌味臭く告げてしまったのは、名前がアイツをほかの後輩より、可愛がっていたことを、事実として知っていたから。
いつからか高専での空き時間に、名前の様子を見に行くのが日課だった。名前は、いつも、今日はここに任務行ってくる〜お土産何がいい??と送ってくれるため、どの辺で任務をしているかは、毎日知っていた。
まさか俺に見守られているとは名前も思ってなかったと思うけど。
名前を見守るのは、最初は弱いから心配でっていう理由付けを自分の中でしていたけど、それだけではなくて、自分の好きな人を見守るのは新鮮で楽しかった。
それに、いつからか名前に好意を持っている奴に『あれ、僕の恋人なんだよね。』と言って、告白する前に芽を摘むのは、日課になっていた。
こういう時には、呪術師最強で顔が知られててよかったな、なんて思った。
名前は呪術師とは思えないほど、よく笑う。それに楽しみを作ること、小さな幸せを見つけるのがとても上手で、一緒にいるとこっちまで釣られて幸せな気持ちになる。
そんな性格に加えて、呪術師としての強さ、容姿まで揃っていれば、惹かれる奴はうじゃうじゃ湧いてくる。
それを俺は名前の知らないところで摘んでいた。
取られるのが怖いわけではなく、単に名前に好意を持っているやつがいることが不快なのだ。
ただ、今回のあいつはそれができなかった。
理由は単純で、非呪術師に配慮できるところとか、丁寧な言葉遣いで優等生のようにもみえるのに、どこか生意気で、腹黒いところとかが、傑に似ていたから。
しかも名前の振る舞いや表情から、アイツを傑に重ねていることがすぐに分かって、自分が関与したことで名前とアイツの関係性が変わるなら、もう少し後でいいか、と思った。
恋愛対象としては全く見ていないことも、やましい気持ちもなかったのも、後輩として可愛がっていたことも、知っていて、それでも誰かが、名前に好意を向けることも、それで名前がかき乱されることも、自分を恋人だと言わなかったことも、ムカつくのだ。
「・・・ごめん。」
「それは何に対して?」
「五条を、嫌な気持ちにさせたことに対して」
「そうだね。正直俺は自分の彼女が告られてるみていい気はしない。」
それに、と俺は言葉を続けた。
「家では名前呼ぶっていう約束も忘れてるし?」
名前はハッと驚いた表情になったことから、本当に忘れていたことがわかり、また少しイラッときた。
名前の柔らかい唇を触り、形をなぞるように優しく触れた。
「悟・・・ごめんなさい・・・」
「ん?もう遅いよ」
「へ?」
そのまま名前の両手首を捕み、押し倒す。
「今日はさ、俺の名前たくさん呼んでよ」
「ま、待っ・・・っっ!!」
待ってと言うのを、遮るように深いキスをし、今日は寝かせないことを心に決めた。
願わくば、名前があいつのことを微塵も考えないで、俺の名前をたくさん呼んでくれますように。
「え?」
・・・・・・あーやっぱりそうなるよね。
名前が呪術師である後輩からの告白を受けている様子を屋上から見ていた五条悟は内心そう呟いた。
あの名前の驚き方からして、自分がそういう好意をもたれてるだなんて、微塵も思わなかったんだらうなということがわかり、柵に肘をつき、少しイラつきながら、ため息を1つついた。
「ご、ごめん、ごめんなさい、」
素直に謝る名前
その後輩はあからさまに肩を落とし、ショックをうけており、性格の悪い僕は、ニヤリと笑った。
「誰か気になる人でもいるんですか?」
思わずいい質問だねと言いたくなる質問。
だけどね、名前は僕の恋人だし、僕最強だから、聞いたら絶望するから、聞かない方がいいよ〜と内心呟き、優越感に、思わずニヤニヤする。
名前はなんて言うのかな、恋人がいるって言ってくれても嬉しいけど、そのあと話の流れで恋人である僕の名前を出してくれたらもっと嬉しいな、と思いながら、今にも二人の間に入り込みたい気持ちをグッと抑え、二人を見まもる。
しかし。
「あ、ええと、まあそんなところ・・・」
「は?」
名前から出た言葉は、予想だにしない言葉で思わず身を乗り出して、二人を見つめる。
「そ、そうなんですね。残念です。」
名前は律儀にもお辞儀をし、後輩の前から立ち去って行った。後輩の首根っこを掴んで、『僕の恋人に近づかないでくれる?』と満面の笑みで言おうと身を乗り出そうとするも、携帯の着信に遮られ、舌打ちをした。
そうして仕事が終わり次第、合鍵を使って名前の部屋に転がり込んた。
名前の部屋に来てから数時間後。
ガチャとドアが開く音と共に、
「あれ?今日くる日だっけ?」
という間の抜けた名前の声が耳に入った。
いつも来ている時は、おかえりって出迎えたり、待ちくたびれたんだけど、って小言を言うけど、今日はしたくない。それほどに腹の虫が悪い。
「?五条〜?来てるの??」
声がどんどん近づいてきており、名前が寝室に近づいてくるのがわかり、大の字で寝ていた体を、横向きに変えた。
「せっま・・・」
名前の身長に合わされて買われたシングルベッドは、とても狭く、名前に聞こえない程度の声で思わずそう呟いた。
「五条?寝てるの?」
いつも優しく触る名前の手が、僕の髪に手を伸ばした。
その瞬間、名前の手を掴み、そのままベッドに引きずり混む。
「わっ!!!!」
力強く抱き締めれば、
「ご、五条、く、苦しいよ・・・寝てたの?」
と言い、人の気もしらない名前は、じたばたした。
2人の時は名前で呼んでって言ってるのに、呼ばないし、告られてたし、ムカつくなと思いながら、さらに名前を抱きしめる。
「お前今日告白されてただろ」
「へ?なんで・・・んっ・・・」
横向きの状態で、名前を抱きすくめ、必死に上を向いて俺の顔を見つめた名前に、深いキスをする。
「っ・・・」
「はっ・・・名前、俺のでしょ。なのになにあいつ。」
「・・・ご、五条、あの子は最近よく仕事してる、えっと、呪術師の後輩で・・・」
「それは知ってる。」
「え?」
「名前が、あの後輩を可愛がってたこともね。」
思わず嫌味臭く告げてしまったのは、名前がアイツをほかの後輩より、可愛がっていたことを、事実として知っていたから。
いつからか高専での空き時間に、名前の様子を見に行くのが日課だった。名前は、いつも、今日はここに任務行ってくる〜お土産何がいい??と送ってくれるため、どの辺で任務をしているかは、毎日知っていた。
まさか俺に見守られているとは名前も思ってなかったと思うけど。
名前を見守るのは、最初は弱いから心配でっていう理由付けを自分の中でしていたけど、それだけではなくて、自分の好きな人を見守るのは新鮮で楽しかった。
それに、いつからか名前に好意を持っている奴に『あれ、僕の恋人なんだよね。』と言って、告白する前に芽を摘むのは、日課になっていた。
こういう時には、呪術師最強で顔が知られててよかったな、なんて思った。
名前は呪術師とは思えないほど、よく笑う。それに楽しみを作ること、小さな幸せを見つけるのがとても上手で、一緒にいるとこっちまで釣られて幸せな気持ちになる。
そんな性格に加えて、呪術師としての強さ、容姿まで揃っていれば、惹かれる奴はうじゃうじゃ湧いてくる。
それを俺は名前の知らないところで摘んでいた。
取られるのが怖いわけではなく、単に名前に好意を持っているやつがいることが不快なのだ。
ただ、今回のあいつはそれができなかった。
理由は単純で、非呪術師に配慮できるところとか、丁寧な言葉遣いで優等生のようにもみえるのに、どこか生意気で、腹黒いところとかが、傑に似ていたから。
しかも名前の振る舞いや表情から、アイツを傑に重ねていることがすぐに分かって、自分が関与したことで名前とアイツの関係性が変わるなら、もう少し後でいいか、と思った。
恋愛対象としては全く見ていないことも、やましい気持ちもなかったのも、後輩として可愛がっていたことも、知っていて、それでも誰かが、名前に好意を向けることも、それで名前がかき乱されることも、自分を恋人だと言わなかったことも、ムカつくのだ。
「・・・ごめん。」
「それは何に対して?」
「五条を、嫌な気持ちにさせたことに対して」
「そうだね。正直俺は自分の彼女が告られてるみていい気はしない。」
それに、と俺は言葉を続けた。
「家では名前呼ぶっていう約束も忘れてるし?」
名前はハッと驚いた表情になったことから、本当に忘れていたことがわかり、また少しイラッときた。
名前の柔らかい唇を触り、形をなぞるように優しく触れた。
「悟・・・ごめんなさい・・・」
「ん?もう遅いよ」
「へ?」
そのまま名前の両手首を捕み、押し倒す。
「今日はさ、俺の名前たくさん呼んでよ」
「ま、待っ・・・っっ!!」
待ってと言うのを、遮るように深いキスをし、今日は寝かせないことを心に決めた。
願わくば、名前があいつのことを微塵も考えないで、俺の名前をたくさん呼んでくれますように。