最強の呪術師と
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悟と身体を重ねて汗だくになった身体をお風呂で流し、
髪を乾かし、服を着て、再び2人でベットに転がり込んだ。
少し気だるく、ボーッとしている頭を、悟の逞しい腕に預ける。
あっちぃなぁ・・・と言いながら、絶対に腕枕をしてくれることを私は知っている。
気持ちが落ち着くと、ほのかな疑問が頭に浮かんだ。
「・・・ていうか、なんで知ってたの、後輩くんのこと」
「知ってるよ、名前のことなら。」
外では滅多に見ることがない、青い瞳が真っ直ぐ私を見つめる。
よく分からないことを言っていて、なにそれと返したいものの、自分の顔が熱くなったのがわかり、思わず下をむこうとする。
しかしそれは、悟が私の顎を捉えたことで出来なくされる。
自然と見つめ合う形になってしまい、耳まで熱くなってくる。
「さ、悟・・・恥ずかしいよ・・・」
すると意地悪く、でもどこか嬉しそうに悟は笑って、
「俺は楽しいからいいの」
と好き勝手な言葉を放った。
「ていうか俺も聞きたいことあるんだけど。」
「・・・」
悟は本当に唐突で勝手だ。まだ私の質問も終わっていないのに、そう思い、むぅとした顔をすると、まあまあと言わんばかりに頭をポンポンと撫で、言葉を続けた。
「名前にとって俺は"気になる人"なの?」
気になる人??
なんでそんなことを言うのだろうかと考えを巡らせた。
その時思い出した。
後輩に誰か気になる人でもいるんですか、と聞かれて
まあそんなところです、と答えたことを。
それがそんなに嫌だったのかと思う気持ちと、後輩の前で本当のこと言えるかという気持ちが同居する。
そんな私の気持ちを知らずに、悟はじ・・・と私を見つめ、言葉を促す。
「本当は?」
大人になった今では、滅多に外で見ることがなくなった高校生の時のような、有無を言わさない目線にドキ・・・と胸がなった。
「・・・悟は気になる人なんかじゃなくて、恋人です」
「ただの恋人?」
そう言って、ごつごつした指で言葉を促すように、私の唇を優しく触った。
「ん・・・悟は、私の・・・大好きな・・・恋人、だよ・・・?」
「・・・!へぇ・・・」
悟の大きな瞳が大きく開かれて、ニヤニヤと意地悪く笑った。
その笑顔すら、かっこよくて、なんだか癪に障る。
「なんでそれ後輩くんに言わなかったの?」
予想だにしなかった発言に私は驚き、目を見開いた。
「え!?さ、悟が、付き合った時に、危ないからって・・・言ったじゃん・・・」
それは悟と恋人同士になった時からの約束事だった。
悟は自他共に最強の特級呪術師で、昔からの賞金首だ。
もちろん私は、やられる気はないし、なんなら来る者拒まずで、戦う覚悟だってあった。
でも、
『名前を危ない目に合わせたくはないな。』
という悟の一言で、私たちは、付き合っていることを他者に言わない約束をしたのだ。
「え?あ、あー・・・・・・そんなこと言ったな」
悟が目頭を抑え、呟く。
「・・・??」
予想だにしない言葉が耳を通り、私の頭は疑問だらけになった。
そして一言
「それ、もうおしまい。」
と両頬に悟の手を添えられて、そう告げられた。
「え?」
「これからも、俺がちゃんと飛んでくから、隠さなくていーよ。」
悟はそう言い放った。
おしまい?これからも??隠さなくていい?
急なことに頭がついていかず、??という文字が頭に浮かび、混乱している私の頭を撫でた。
「ふ・・・くくっ・・・」
「ちょ、笑わないでよ・・・」
頭を撫でられ少し嬉しい気持ちになったものの、『そんなこと言ったな』という悟の言葉が頭をよぎり、ある可能性にたどり着く。
「て、ていうか、自分で言ったこと忘れてたの?!」
「え?ああ、うん」
そうだけど?と言わんばかりの謎のドヤ顔ともいえる表情に、何も言葉が出てこなかった。
私だけ律儀に守っていたのかと思うと、脱力してしまう。
「なに?俺の事自慢したかった?俺イケメンだもんね。」
こういうことを飄々という悟に少しイラ・・・とさせられるのは、もはや高校時代からのご愛嬌だ。
「・・・違うし・・・。」
悟は身長もスラリと高いし、髪の毛は透き通っていてサラサラで綺麗だし、顔は整っているし、強いし、堅苦しくないから本当によくモテる。
だから、悟が女の人に声をかけられるのをみる度に何度も何度も自分が恋人と主張できればいいのにと、幾度となく思ったのに。
ぷいっと背中を向ければ、おいなんでそっぽ向くんだよ、と拗ねた声が聞こえてくる。
知らない、知るもんか、悟みたいな勝手なやつなんてと思い、無視してそっぽを向いた。
すると
「なにそっぽ向いてんの」
と言って後ろから抱きしめられた。
御丁寧に逃げれないよう腰に足まで巻き付けてきて。
「別に」
「俺が忘れてたこと怒ってんの?」
「・・・それなら、悟が女の子に囲まれてる時、悟を連れて逃げたのにって思っただけだよ。」
聞こえるか聞こえないかの声で呟いたのに、悟には聞こえていたらしく、
「ふ〜ん??」
と後ろを見なくてもニヤニヤしているのが声色でわかった。
「これからはできるよ、それ」
私の肩に悟が乗り出してきて、髪の毛がふわふわとくすぐったい。
「しないよ」
「なんで」
「なんとなく」
「俺はするよ?名前がほかの男に囲まれてたら、すぐ飛んでく。」
照れもせず、飄々と聞こえてくる言葉に驚き、悟の方に顔を向ければ、自然と唇が重なった。
そのまま大きな腕に抱きすくめられ、苦しくて身体をよじれば、
「はいはい、照れない照れない」
の一言で丸め込まれ、そのまま眠りについた。
それから1週間後、例の告白してくれた後輩くんにばったり会ってしまった。なんとも言えない気まずさに、困っていたものの後輩くんに、
いつも通り接して欲しいと言われ、2人で談笑していた。
すると、どこからともなく「やあ。」という言葉とともに、悟が現れ、後輩くんと戸惑いを隠しきれずにその場で固まった。そんな私の顎に手を添えて、唇を重ね、「名前ね、俺の彼女なの。」とニコニコ笑顔で言い放った悟を「・・・っ・・・バカ!!!」と罵り、恥ずかしさから、その場から逃げたのは言うまでもない。
髪を乾かし、服を着て、再び2人でベットに転がり込んだ。
少し気だるく、ボーッとしている頭を、悟の逞しい腕に預ける。
あっちぃなぁ・・・と言いながら、絶対に腕枕をしてくれることを私は知っている。
気持ちが落ち着くと、ほのかな疑問が頭に浮かんだ。
「・・・ていうか、なんで知ってたの、後輩くんのこと」
「知ってるよ、名前のことなら。」
外では滅多に見ることがない、青い瞳が真っ直ぐ私を見つめる。
よく分からないことを言っていて、なにそれと返したいものの、自分の顔が熱くなったのがわかり、思わず下をむこうとする。
しかしそれは、悟が私の顎を捉えたことで出来なくされる。
自然と見つめ合う形になってしまい、耳まで熱くなってくる。
「さ、悟・・・恥ずかしいよ・・・」
すると意地悪く、でもどこか嬉しそうに悟は笑って、
「俺は楽しいからいいの」
と好き勝手な言葉を放った。
「ていうか俺も聞きたいことあるんだけど。」
「・・・」
悟は本当に唐突で勝手だ。まだ私の質問も終わっていないのに、そう思い、むぅとした顔をすると、まあまあと言わんばかりに頭をポンポンと撫で、言葉を続けた。
「名前にとって俺は"気になる人"なの?」
気になる人??
なんでそんなことを言うのだろうかと考えを巡らせた。
その時思い出した。
後輩に誰か気になる人でもいるんですか、と聞かれて
まあそんなところです、と答えたことを。
それがそんなに嫌だったのかと思う気持ちと、後輩の前で本当のこと言えるかという気持ちが同居する。
そんな私の気持ちを知らずに、悟はじ・・・と私を見つめ、言葉を促す。
「本当は?」
大人になった今では、滅多に外で見ることがなくなった高校生の時のような、有無を言わさない目線にドキ・・・と胸がなった。
「・・・悟は気になる人なんかじゃなくて、恋人です」
「ただの恋人?」
そう言って、ごつごつした指で言葉を促すように、私の唇を優しく触った。
「ん・・・悟は、私の・・・大好きな・・・恋人、だよ・・・?」
「・・・!へぇ・・・」
悟の大きな瞳が大きく開かれて、ニヤニヤと意地悪く笑った。
その笑顔すら、かっこよくて、なんだか癪に障る。
「なんでそれ後輩くんに言わなかったの?」
予想だにしなかった発言に私は驚き、目を見開いた。
「え!?さ、悟が、付き合った時に、危ないからって・・・言ったじゃん・・・」
それは悟と恋人同士になった時からの約束事だった。
悟は自他共に最強の特級呪術師で、昔からの賞金首だ。
もちろん私は、やられる気はないし、なんなら来る者拒まずで、戦う覚悟だってあった。
でも、
『名前を危ない目に合わせたくはないな。』
という悟の一言で、私たちは、付き合っていることを他者に言わない約束をしたのだ。
「え?あ、あー・・・・・・そんなこと言ったな」
悟が目頭を抑え、呟く。
「・・・??」
予想だにしない言葉が耳を通り、私の頭は疑問だらけになった。
そして一言
「それ、もうおしまい。」
と両頬に悟の手を添えられて、そう告げられた。
「え?」
「これからも、俺がちゃんと飛んでくから、隠さなくていーよ。」
悟はそう言い放った。
おしまい?これからも??隠さなくていい?
急なことに頭がついていかず、??という文字が頭に浮かび、混乱している私の頭を撫でた。
「ふ・・・くくっ・・・」
「ちょ、笑わないでよ・・・」
頭を撫でられ少し嬉しい気持ちになったものの、『そんなこと言ったな』という悟の言葉が頭をよぎり、ある可能性にたどり着く。
「て、ていうか、自分で言ったこと忘れてたの?!」
「え?ああ、うん」
そうだけど?と言わんばかりの謎のドヤ顔ともいえる表情に、何も言葉が出てこなかった。
私だけ律儀に守っていたのかと思うと、脱力してしまう。
「なに?俺の事自慢したかった?俺イケメンだもんね。」
こういうことを飄々という悟に少しイラ・・・とさせられるのは、もはや高校時代からのご愛嬌だ。
「・・・違うし・・・。」
悟は身長もスラリと高いし、髪の毛は透き通っていてサラサラで綺麗だし、顔は整っているし、強いし、堅苦しくないから本当によくモテる。
だから、悟が女の人に声をかけられるのをみる度に何度も何度も自分が恋人と主張できればいいのにと、幾度となく思ったのに。
ぷいっと背中を向ければ、おいなんでそっぽ向くんだよ、と拗ねた声が聞こえてくる。
知らない、知るもんか、悟みたいな勝手なやつなんてと思い、無視してそっぽを向いた。
すると
「なにそっぽ向いてんの」
と言って後ろから抱きしめられた。
御丁寧に逃げれないよう腰に足まで巻き付けてきて。
「別に」
「俺が忘れてたこと怒ってんの?」
「・・・それなら、悟が女の子に囲まれてる時、悟を連れて逃げたのにって思っただけだよ。」
聞こえるか聞こえないかの声で呟いたのに、悟には聞こえていたらしく、
「ふ〜ん??」
と後ろを見なくてもニヤニヤしているのが声色でわかった。
「これからはできるよ、それ」
私の肩に悟が乗り出してきて、髪の毛がふわふわとくすぐったい。
「しないよ」
「なんで」
「なんとなく」
「俺はするよ?名前がほかの男に囲まれてたら、すぐ飛んでく。」
照れもせず、飄々と聞こえてくる言葉に驚き、悟の方に顔を向ければ、自然と唇が重なった。
そのまま大きな腕に抱きすくめられ、苦しくて身体をよじれば、
「はいはい、照れない照れない」
の一言で丸め込まれ、そのまま眠りについた。
それから1週間後、例の告白してくれた後輩くんにばったり会ってしまった。なんとも言えない気まずさに、困っていたものの後輩くんに、
いつも通り接して欲しいと言われ、2人で談笑していた。
すると、どこからともなく「やあ。」という言葉とともに、悟が現れ、後輩くんと戸惑いを隠しきれずにその場で固まった。そんな私の顎に手を添えて、唇を重ね、「名前ね、俺の彼女なの。」とニコニコ笑顔で言い放った悟を「・・・っ・・・バカ!!!」と罵り、恥ずかしさから、その場から逃げたのは言うまでもない。