五条悟は我慢できない。
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あの後どこかへ消えていた夏油と夜蛾先生が一緒に教室に来て、遅れて硝子も入ってきた。
笑いながら「悟の相手お疲れ、」なんて言ってきた夏油を一発殴って夜蛾先生から今後の任務日程やら何やらを聞いて耳を疑った。
3級呪術師の私は早く2級に上がるために五条か夏油と一緒に任務に行くことになって、そうしたら五条が「俺が面倒みる。」なんて馬鹿げたことを言って。私の嫌がってる声なんて無視して当分の間2人で任務に行くことが決定した。
夏油と硝子からは可哀想な奴を見る目で見られるし、1日中憂鬱な気分を引きずったままだった。
「今度五条に何かされたら相談しなよ、私が殴ってやるから。」
「歌姫先輩が1番頼りになります……」
「いつでも頼って!」
共同浴場で五条の愚痴を永遠に聞いてくれていた歌姫先輩にバイバイして自室へ入る。と、そこには私のベッドの上に寝転がっている五条の姿があった。
早く髪乾かそう、なんて呑気なことを考えていた頭が一瞬ショートする。
全然想像していなかった状況に「は、」と声が漏れた。
「おっそ~、長風呂とかのぼせんぞ。」
「いやいやいや、何で普通に話してんの!?何で私の部屋にいんの!?鍵かけたのに!」
合鍵は鍵付きの引き出しに入れてるし五条がどうやって侵入したのか見当もつかない。
私の知らない鍵があるのかもしれない、なんてとんでもない想像すら頭に浮かんでさっきお風呂で訓練の汗を全部流し切ったのにまた汗が出てくる。
部屋で2人きりはさすがにマズイと思って急いで部屋を出ていこうとする。が、ドアノブを回そうとした手は五条の手によって防がれた。ついでに鍵も閉められて逃げ場が一瞬にしてなくなる。
髪からポタッと雫が落ちてきて肩が揺れた。
「ど、うやって入ったの?」
「内緒。」
「言ってくれないと私安心して寝れないんだけど。」
私の言葉を聞いて「寝てる間に侵入すりゃよかったか、」と呟いた五条を見て悪い知恵を自ら与えてしまったと後悔が頭に過る。
本当に安心して寝れなくなってしまった。
「それはそうと何の用?私早く髪の毛乾かしたいんだけど。」
「俺が乾かしてやるよ。」
「え、無理。下手そう。あと出てってよ。」
心の声がそのまま漏れてしまった私を不服そうな顔で見てくる五条は私の手を引いてベッド前の床、自分の脚の間に私を座らせてからドライヤーで髪の毛を乾かし始めた。
こうしてると私の方が犬みたいじゃん。
どっちかと言えば五条の方が犬っぽいんだけど傍から見ると毛を乾かされてる犬は私。ちょっと不服だけど五条の手つきが優しくて無意識の内に目を瞑ってしまう。
「急に何で優しくなったの?」
歌姫先輩みたいに虐められてるわけじゃないけどいつもより優しく接してきた五条にそう問いかけた。
わしゃわしゃと犬の頭を撫でるように少し力強く私の頭を撫でていた五条の手の動きが止まってついでにドライヤーの音も止まった。
「別に優しくはねぇだろ。」
「優しいでしょ。」
「優しくねぇって。」
「何恥ずかしがってんの?」
優しい、優しくない、なんてバカップルみたいな言い合いをしていると面倒になったのか五条がドライヤーのスイッチを入れた。
間接的に黙っていろと言われているのが分かってこれ以上言っても五条が不機嫌になるだけだから言葉を発するのをやめて五条にされるがままの状態になる。
1年生の頃はこんな関係になるとは思ってなかったし五条にキスを迫られるようになるとも思ってなかった。
人生色々あるなぁ、としみじみ思っていると再びドライヤーが止まって「(名前)、」と名前を呼ばれた。
普段よりも色気を含んだような、少し熱っぽいような、そんな声で呼ばれて五条の方を向く。と、今日の昼休憩の時と同じように触れるだけのキスをされる。
唇を優しく甘噛みするように噛んだり舐めたり、遊ぶようにキスを続ける五条に何もできない。いや、する気が起きない。
「抵抗しねぇんだ。」
「しても負けちゃうじゃん。」
「(名前)、お前さ、俺とキスするの好きだろ。」
否定しようとして口を開いた瞬間、五条にキスされてスルッと舌が侵入する。
部屋に入ってた時と言いキスと言い何かと潜り込んでくるのが上手くて腹立たしい。
舌をどこに逃がしても追ってくるしつこさにも腹が立って、いつもじゃしないけど五条の舌を自分の舌でツンッと突いてみる。と、五条の口から「んっ、」と聞いたことのない声が聞こえた。
びっくりして目を開くと五条がパッと身体を離して「ばかじゃねぇの、」なんて言いながら俯く。
そんな五条の顔を覗き込むとこれまた見たこともない真っ赤で、いかにも「恋愛してる男子高校生って顔をしていて「へ、」と間抜けな声が漏れた。
「俺が予想してない行動すんな。」
「されっぱなしは性に合わないの。」
「いつか絶対襲って余裕ぶった顔崩してやるからな。」
荒々しく舌打ちをしてから部屋を出て行った五条を目で追う。
そんな顔してたら私のこと好きって言ってるみたいじゃん、そんな自惚れた考えを消し去るためにベッドに顔を埋めた。
あの後どこかへ消えていた夏油と夜蛾先生が一緒に教室に来て、遅れて硝子も入ってきた。
笑いながら「悟の相手お疲れ、」なんて言ってきた夏油を一発殴って夜蛾先生から今後の任務日程やら何やらを聞いて耳を疑った。
3級呪術師の私は早く2級に上がるために五条か夏油と一緒に任務に行くことになって、そうしたら五条が「俺が面倒みる。」なんて馬鹿げたことを言って。私の嫌がってる声なんて無視して当分の間2人で任務に行くことが決定した。
夏油と硝子からは可哀想な奴を見る目で見られるし、1日中憂鬱な気分を引きずったままだった。
「今度五条に何かされたら相談しなよ、私が殴ってやるから。」
「歌姫先輩が1番頼りになります……」
「いつでも頼って!」
共同浴場で五条の愚痴を永遠に聞いてくれていた歌姫先輩にバイバイして自室へ入る。と、そこには私のベッドの上に寝転がっている五条の姿があった。
早く髪乾かそう、なんて呑気なことを考えていた頭が一瞬ショートする。
全然想像していなかった状況に「は、」と声が漏れた。
「おっそ~、長風呂とかのぼせんぞ。」
「いやいやいや、何で普通に話してんの!?何で私の部屋にいんの!?鍵かけたのに!」
合鍵は鍵付きの引き出しに入れてるし五条がどうやって侵入したのか見当もつかない。
私の知らない鍵があるのかもしれない、なんてとんでもない想像すら頭に浮かんでさっきお風呂で訓練の汗を全部流し切ったのにまた汗が出てくる。
部屋で2人きりはさすがにマズイと思って急いで部屋を出ていこうとする。が、ドアノブを回そうとした手は五条の手によって防がれた。ついでに鍵も閉められて逃げ場が一瞬にしてなくなる。
髪からポタッと雫が落ちてきて肩が揺れた。
「ど、うやって入ったの?」
「内緒。」
「言ってくれないと私安心して寝れないんだけど。」
私の言葉を聞いて「寝てる間に侵入すりゃよかったか、」と呟いた五条を見て悪い知恵を自ら与えてしまったと後悔が頭に過る。
本当に安心して寝れなくなってしまった。
「それはそうと何の用?私早く髪の毛乾かしたいんだけど。」
「俺が乾かしてやるよ。」
「え、無理。下手そう。あと出てってよ。」
心の声がそのまま漏れてしまった私を不服そうな顔で見てくる五条は私の手を引いてベッド前の床、自分の脚の間に私を座らせてからドライヤーで髪の毛を乾かし始めた。
こうしてると私の方が犬みたいじゃん。
どっちかと言えば五条の方が犬っぽいんだけど傍から見ると毛を乾かされてる犬は私。ちょっと不服だけど五条の手つきが優しくて無意識の内に目を瞑ってしまう。
「急に何で優しくなったの?」
歌姫先輩みたいに虐められてるわけじゃないけどいつもより優しく接してきた五条にそう問いかけた。
わしゃわしゃと犬の頭を撫でるように少し力強く私の頭を撫でていた五条の手の動きが止まってついでにドライヤーの音も止まった。
「別に優しくはねぇだろ。」
「優しいでしょ。」
「優しくねぇって。」
「何恥ずかしがってんの?」
優しい、優しくない、なんてバカップルみたいな言い合いをしていると面倒になったのか五条がドライヤーのスイッチを入れた。
間接的に黙っていろと言われているのが分かってこれ以上言っても五条が不機嫌になるだけだから言葉を発するのをやめて五条にされるがままの状態になる。
1年生の頃はこんな関係になるとは思ってなかったし五条にキスを迫られるようになるとも思ってなかった。
人生色々あるなぁ、としみじみ思っていると再びドライヤーが止まって「(名前)、」と名前を呼ばれた。
普段よりも色気を含んだような、少し熱っぽいような、そんな声で呼ばれて五条の方を向く。と、今日の昼休憩の時と同じように触れるだけのキスをされる。
唇を優しく甘噛みするように噛んだり舐めたり、遊ぶようにキスを続ける五条に何もできない。いや、する気が起きない。
「抵抗しねぇんだ。」
「しても負けちゃうじゃん。」
「(名前)、お前さ、俺とキスするの好きだろ。」
否定しようとして口を開いた瞬間、五条にキスされてスルッと舌が侵入する。
部屋に入ってた時と言いキスと言い何かと潜り込んでくるのが上手くて腹立たしい。
舌をどこに逃がしても追ってくるしつこさにも腹が立って、いつもじゃしないけど五条の舌を自分の舌でツンッと突いてみる。と、五条の口から「んっ、」と聞いたことのない声が聞こえた。
びっくりして目を開くと五条がパッと身体を離して「ばかじゃねぇの、」なんて言いながら俯く。
そんな五条の顔を覗き込むとこれまた見たこともない真っ赤で、いかにも「恋愛してる男子高校生って顔をしていて「へ、」と間抜けな声が漏れた。
「俺が予想してない行動すんな。」
「されっぱなしは性に合わないの。」
「いつか絶対襲って余裕ぶった顔崩してやるからな。」
荒々しく舌打ちをしてから部屋を出て行った五条を目で追う。
そんな顔してたら私のこと好きって言ってるみたいじゃん、そんな自惚れた考えを消し去るためにベッドに顔を埋めた。
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